妻のアンです。
ここ数年来、夫婦でずっと考えていたことがあります。
それは「死後、亡骸を献体する」というものです。
かなり前・・・札幌時代から夫と何度も話し合いをして互いの気持ちを確認していました。
そして
関東へ移住する前、子供にこの話をしていたのですが
首をかしげ、う~ん・・・とちょっと困った様子を見せ、快い返事をもらえずにいました。
しかし、
そうこうしているうちに私自身、昨年末から立て続けに体調を崩す羽目になり
ガンの疑いを掛けられた以降は、一刻も早く献体のことを詳しく調べなくては
と思うようになっていきました。
まずは・・・
案内書などを取り寄せたく某大学医学部へ連絡しましたところ、
すぐに送ってくださいました。
早速、夫とともにじっくりと目を通し「気持ちに揺らぎがない」ことを改めて確認!
後は子供、親、兄弟などから承諾を得て、
「署名」「捺印」をしてもらわなければなりません。
いつものように・・・
週末に泊まりに来ていた「息子夫婦」に献体の話を切り出すと
お嫁さん「以前から○○君(息子)から聞いていました。私自身、抵抗がないと言えばウソに
なりますが、お義父さん、お義母さんが望んでいることなので賛成します」
肝心な息子は?
何やら少々浮かぬ顔しているようにも見えましたが
私たちの決心が固いの見て承諾してくれました。
翌日
息子に署名、捺印してもらい準備完了です。
これで必要書類は揃い、後は郵送するだけ。
心配性な私
何度も書き間違いはないだろうか?とドキドキしながら確認します。
そして、最終確認は夫がしてくれました・・・「全部そろってるよ」
いよいよ投函です!
どうか無事に審査を通り「会員登録」されますように・・と願いを込めて
郵便局から書留便で送らせていただきました。
そして10日ほど経過
会員証が届きました。ありがとうございます!
こちらは名刺サイズの会員証
裏面は?
この会員証はいつもお財布などに入れて持ち歩きが出来るよう名刺サイズとなっていました。
しかし・・・
交通事故などで亡くなった時などは、献体として使えないとのこと。
自死の場合もそうです。
要は警察沙汰になるような死に方をしたら献体はNGということですね。
そういう亡くなり方をしないよう、
いっそう健康に気をつけて生きなければと夫婦で思いを新たにしました。
こうして
私たち夫婦の人生の最終章に向けて「大事なミッション」が完了!
おかげで夫婦ともに気持ちが楽になりました!
息子&お嫁さん、どうか後はよろしくね!
よろしかったら