継続雇用の義務付け年齢が70歳まで引き上げられるの?

夫のマシュウです。

先日の新聞で、政府が「継続雇用の義務付け」を現在65歳までとなっている年齢を

「70歳まで引き上げる」という記事が出ていました。

私が勤めていた会社の定年も、継続雇用制度により再雇用によって65歳になるまで働く方が多いのですが、さらに5歳の引き上げには「功罪両面」があるので整理してみました。

勤労意欲(能力)との関係

65歳定年で今までの会社を辞めても、別の会社の働き口を求める人は多いです。

健康なうちは働きたいとか、どうにもこうにも生活が懸かっていて働かざるを得ないとか、

あるいは、家に居られないとか?いろんな事情で働き続ける人は多いです。

したがって、意欲のあるうちは、働ける環境があるのは良いことだと思います。

「勤労意欲」が高かったり、「長けている能力」を発揮できる働き場所がある場合には、

その意欲、能力を発揮すべきでしょう。

いくら雇用延長で労働力を確保するといっても「若い人たちとの関係」

「ポストの関係」など問題がないとはいえません。

いつまでも、若い人たちの昇進の道の前に立ちはだかっても困りますし、

かといって、自分より若い人に使われるというのもちょっと・・・(>_<)

健康寿命との関係

私たちの年齢になると、健康に自信がなくなります。

当然、若い人たちと比べても病気になるリスクも格段に高くなります。

はたして、65歳まで働けたのだから、このまま70歳までも大丈夫だと言い切れるでしょうか?

私たち高齢者の「健康寿命」は、「男性が71歳」「女性が74歳」といわれています。

文字通り健康寿命ですから、健康の問題で日常生活に支障をきたさないこと、

つまり病気にならずに普通の生活ができる年齢をいいます。

雇用が伸びても、健康年齢も同時に引き上げられるということではないのです。

平均寿命も85歳程度です。

70歳になったとたん、体にガタが来て、次は病院生活が始まるというのでは、

「自分の人生が何だったのか?」と思うのは私だけでしょうか?

年金受給開始との関係

現在は65歳まで働けるので、退職と同時に年金の受給が開始されるため、

収入が途切れることがなく生活も安定します。

一番の問題は、定年が70歳になることで、「年金の受給開始年齢」

引き上げられることはないのだろうか?

ということではないでしょうか。

または、現在の「60歳」からもらう場合は「減額」されるように、

「65歳」からもらう年金が「減額」されるという「不安」はないでしょうか?

いまのところ、政府の考えは「年金受給年齢の引き上げは考えていない」

ということですが・・・

将来の心配

政府は「2020年までに法改正して導入」しようという考えだそうですが、

私たちの「子供の世代」にはどうなっているのでしょうか?

これからは人生100年時代といいますので、いまの70歳の体力と、

2020年代の70歳では一段と若返っていますかね。

いずれにせよ、70歳に引き上げられたからということで、一律に70歳まで働かなくてはならないということは避けたいですね。

「60歳」の人が「65歳」まで働く、ということと、

「次元が違うのではないか」と思うのです。

不利益を被らずに「自分の人生」を選べるようにできればと思います(^^)

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コメント

  1. 杉ちゃん より:

    杉ちゃんです。
    60歳定年を過ぎてから現役世代に心の中で感謝しております。「年金を払っていただき
    ありがとう」と言うと・・・。少子高齢化が進み一人の年金受給者を3人の現役世代が支える構図は、年金制度の破局を予想しているかも?
    政府は少しでも現役世代の負担を軽くするために受給年齢の引き上げと、70歳までの雇用促進をうたっておりますが、根本的な解決には至っておりません。
    私は電気の国家資格を持っていたため65歳を過ぎても働いておりますが、さて、70
    過ぎて生活にゆとりが出来ても何も出来ない後期高齢者になればマシュウさんの言うとおり「私の人生何だったのか?」になりますね。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      杉ちゃんさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      自分の人生を充実させるために健康年齢を少しでも長く伸ばしたいものですね。
      ここだけの話ですが??(笑)、妻アンに負けぬよう元気印で
      長生きしたいです!!(笑)
      杉ちゃんさん、アンです(*^-^*)
      コメントありがとうございます♪
      国家資格を持ち、お仕事をされていらっしゃる杉ちゃんさん、立派です。
      奥さまとの「何気ない日常」が、きっとかけがえのない「お宝」になるのではないでしょうか。
      私も縁あって?一緒になった夫との生活が
      人生の宝であったよ・・・そう言えるようになりたいです(^^)/