夫のマシュウです。
京都旅行が中止になって、ベッドで横になっている妻に電話が入ります。
妻の叔母が入院している田舎の病院の看護師さんからです。
やっぱり、旅行に行ってたら必ず何か連絡が来るというジンクスは、
旅行を中止しても生きていた？
叔母の身に何か？
イヤな予感で受話器をとる妻。
受話器の向こうから聞こえてくるのは、暗い声ではないので悪い知らせではなさそう。
看護師さんの口調にホッとして応対します。
最近、叔母が売店などでの買い物のために使えるようにと
病院に預けているおカネの減り方が早くて、
そろそろ預かり金が底をつきそうなので補充のために送ってほしいという内容。
何に使っているのだろうか？
売店での買い物がそれほどに多いのだろうか？
売店では食べ物を買ってるだろうから、
それほど調子が良くなっているということだろうか？
妻は頭を巡らします。
看護師さんの話では、どうやら毎日テレビを観ているということらしいことが分かります。
病院のテレビカードがいくらかは聞きませんでしたが、
１０００円でおよそ３日～４日は観ることができるのでしょう。
お金が足りなくなるということは、それだけテレビを観ていたということ？
だとすると、
テレビを観る余裕があるということは、身体の調子も悪くなっていないということじゃない？
少し心配が晴れてくるような・・・？
ところで、最近の様子は？と聞くと、
病状に変化はないので、それまでの個室から４人部屋に移ったといいます。
しかし、最近の言動で、気になるのが
自宅にいる飼い猫のエサの心配をしてるといいます。
その猫というのは、すでに２年前に死んでしまっていて、
叔母もわかっているはずなのですが・・・
認知が進んでいるのだろうか？新たな不安の芽が出てきました。
どうかこのまま穏やかに、穏やかに、時間が過ぎて欲しい。
私は早速、送金のために郵便局に走ります。
そのあと、間もなくのこと
今度は、執務室？の机の上に置いてある私のスマホが着信で震えます。
ディスプレイには、私の田舎の市外局番が表示！
あ、母親に何かあったな？
母親がお世話になっている特別養護老人ホーム（特養）の職員さんからでした。
冷静を装って「何かありましたか？」
職員さんが切り出したのは、
母親が毎週定期的に買っているアンパンの代金支払いで、
手持ちの残高が少なくなってきたといいます。
ついては補充をお願いしたいという連絡でした。
アンパン？
まずは、ホッとひと安心します。
体調には何ごともないようだ。
私「分かりました、すぐに補充するようにします」と言って、妻に、その旨を伝えます。
妻は、クリスマスでもあるしこの機会にチョコレートを贈ってあげよう！
早速、宅配便を手配し、チョコレートとジュースを贈ることにしたのです。
旅行に出かけるというと必ず何ごとかが起こるものですが、
まさかとは思っていたものの、今回もご多分に漏れず？というか
やっぱり！！というタイミングでの電話がかかってきたのでした。
今回の連絡は二人ともに元気な知らせでもあるし、
旅行中止したこともあって、すぐに応対することができたのは、
けがの功名？でしょうか(^^)/