人生100年時代とはいうけれど?

夫のマシュウです。

今日は4月1日・・「新年度」が始まりましたね。

私も、定年退職して早5年もの年月が過ぎてしまい、

ついに今月70歳の大台に乗ることになります。

60歳を迎えるときも、確かに大台?ではありましたが、

その頃に覚えた感慨とは違った重みを感じます(^^;)

40代、50代の時は?

仕事の責任の重みを背負いながら、年齢のことはあまり意識せずに

歳を重ねてきたような感じでしたが、リタイアしてからの5年という時間の早いこと!

ということは、70歳を迎えるとこれからは「寿命」に限りなく近づくことを意味します。

賽の河原で石をひとつ積み重ねるような感じの・・・崩さないように重ねられるかという

慎重さが求められる微妙な感触で生きていくことになるのかな。

人生100年時代といわれる昨今、70歳は諸先輩の方々から見るとまだまだ若造で、

何を言うかといわれるかもしれませんが・・・(^^;)

ところで・・・

去年の夏に厚労省が発表した、2021年の日本国民の『平均寿命』は、

男が81.47歳で、女が87.57歳だといいます。

さらには、私にとって大きな意味を持つ『平均余命』だと、

私の年齢、男70歳では「あと15.96年」

妻の年齢、女65歳ではあと「24.73年」だといいます。

この数値は、前年時点の余命よりも短くなっていて、

原因として「新型コロナが影響」しているとのこと。

確かに新型コロナに感染した高齢者の致死率が高いことがこういうところにあらわれます。

これに『健康寿命』が関わってくると、あと何年元気に暮らせるのかと・・・(-_-;)

話は変わって・・・

現役時代からのクセで、毎朝、朝食を摂りながら朝刊をめくるのですが、

夫婦で必ず同時に紙面に目を通すのが「死亡広告欄」

知ってる方の訃報が載ってないか?

あるいは、幾つで亡くなったのか?若い方だとその早すぎる死を悼み、

90歳をとうに過ぎたご長寿の訃報には、よく頑張ってこられたと

長生きに敬意を表すのです。

ですが、その長生きの中身は?

亡くなるまで「自立」して生活されてたのだろうか?

それともピックラパックラだったのか?

(ピックラパックラという言い方は、たぶん私の母親しか使ってない言葉で、

頭や身体が不自由で周囲のお世話なしには生活できない状態のことをいいます)

はたして自分は?

訃報から自問をするのです。

ところで、闘病中の妻の叔母には・・・

「当年103歳」になっても「かくしゃく」としている「姑」がいます😲

といっても施設のお世話になっていて、認知症も進み、

子供が訪ねて行っても、誰だかわからない状態。

しかし、叔母は「姑を看取るまでは死ぬわけにはいかない」と決意しています。

こういう、先達の生きざまを目にすると、

長生きすることだけを目標ではなく「与えられた人生」をどう全うしようか?

思わず、自分に「自分はどう生きるのか?」と問うてしまいます(^^;)

人生100年時代?

ここで、厚労省のもう一つの資料があります。

当然ですが、みんながみんな100歳まで生きるわけではないのです。

どうも自分がその年齢まで生きるように?受け止めてしまいますが、

65歳の女性が80歳を迎えられるのは、全体の84%と、

この段階までは確率が高いのですが、90歳までとなると49%

ここまでで約半分の人がいなくなってしまいます。

そして、無事100歳を迎えられるのはわずかに6%ですから、かなり狭き門。

男性になるともっと厳しく、

今65歳の人が80歳まで生きられる確率は68%

この段階ですでに厳しい生存率!

それが90歳までとなると25%に落ちます。

ここまでくるのに4分の1に減っているのです。

そして100歳まで生きる人は1%

ほとんどクジ引きの世界です(^_^;)

<人生100年時代>などというキャッチフレーズは、

女性で6%、男性ではわずか1%の人に対して唱えている呪文のような言葉です。

<人生100年時代の資産運用>とかいわれると、

つい自分が100歳になるまで生きられる?と考えがちですが、

そこまで生きられるのは100人に一人(私は到底ムリ)(^^;)

人生100年時代のキャッチフレーズに踊らされないように、

70歳を迎えたら、あまり先のことを考えずに、

毎年毎年「コツコツ」と歳を重ねていくのがイイのかもしれません(^^)/

それでも、年度替わりの今日から、

気持ちを新たにして生きていくこととします!

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コメント

  1. 山ちゃん より:

    いつも楽しく拝読しています。マシュウ兄さんの考え方や見方は本当にすばらしく参考になっています。4月になり再雇用(ちょっとしたバイト)の仕事が始まりますが、職場を来年から離れるとかなり寂しくなります。来年から何しようか?生きがいを見つけなければと・・。妻は生き生きと仕事と趣味に駆け回っています。女性は活動的で長生きできる方が多いのだと感じています。あと何年生きるか分からない、金・健康・生きがい・・。年をとると今まで意識しなかったことが現実問題になってきますね。マシュウ兄のように、夫婦仲をよく保ち、毎日楽しく生きていたいと思っています。これからも楽しいブログの配信をよろしくお願いします。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      山ちゃんさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      4月からのお仕事、新しい刺激の場ですね。
      わが家も毎日の生活でおこる
      ドタバタな刺激をブログで報告させていただきますので、
      今年度?も引き続きお付き合いいただければ幸いです(^^)/
      山ちゃんさん、こんにちは。お久しぶりです。アンです(*^-^*)
      昨年暮れに65歳を迎え、しみじみと自分の寿命を考えるようになりました。
      人生百年時代と言われていますが、私はダメでしょうね。
      なので、せめてあと5年。
      70歳までは健康でいたいと思っているのですけどね(^^ゞ
      70歳までクリア出来たらまたその先5年・・・と。
      あれれ?何だか「欲」が出ちゃってるね・・・ワハハ~(^^ゞ
      わが家の夫婦仲は良いかどうか?
      うぅん・・・ちょっとした口喧嘩もしますしね・・・
      お恥ずかしい話ですが、私の父親と継母はとにかく仲が悪くて
      本当にイヤでしたね~。家に帰りたくなくなるんですもの。
      そんな経験から子供には「家庭円満がすべての基本。どうかお嫁さんと仲良くね」
      とお願いしました(*´σー`)エヘヘ