夫のマシュウです。
先日、クレジット会社からハガキで「重要なお知らせ」という通知が届きました。
我が家で契約しているクレジット会社からのもので、2018年11月度の支払い分から、
書面による利用代金の明細書発行手数料を有料化し、「1通80円負担」してもらうというものです。
今後は、郵送での案内に替わり「WEB明細サービスに変更する」というものです。
そのためWeb会員登録が必要で、手続きをしてほしいというものでした。
利用明細書有料化の目的は?
クレジット会社の説明によると、ただ一行、「環境保護への取り組みの一環」だということです。
もっともだ!と理解できるのですが、一行しか触れていないことに、引っかかるものがあるのです。
環境対策であれば、もっと声高に、ユーザーの協力を呼び掛けてもいいではありませんか。
確かに、紙であれば、紙を作る、印刷する、配達するなどのエネルギーを消費しますし、
見た後には、ゴミとして捨てられるなど、自然環境への影響があること。
であればもっと、自然保護という意識に訴えるべきじゃないでしょうか?
私としては、もっと、企業ポリシーとして、利用明細通知書が、どの程度、環境破壊につながっているのか、これがなくなることで、どの程度、環境にやさしくなるのか、
もっと訴えてほしいのですが・・・
私たちも、クレジット会社の環境保護に共感するし、取り組みに応援したいから、
WEBに変えよう!
というのならわかります。
ですが、どうも「会社の経費節減を顧客に押し付けている」ようにしか見えないのです・・・
今の段階で、どちらかを選べるというのならわかるのですが、従来通りでは、いきなり手数料を負担ですよ、というのはどうも・・・
それなら、企業活動としてのチラシや広告などどうなんでしょうか?
ちょっと待って・・・
私がこんな突っ込みを入れたくなるのには、理由があります。
WEBに慣れていない人はどうするの?
私たちの世代は、何とかパソコンが使えますし、このような通知を目にしても、対応はできると思います。
が、、、WEBに慣れていない人はどうするの?
インターネット環境がない人はどうするの?ということに思いを巡らしてほしいのです。
インターネットが使えない人がいるのに、いきなりお金を負担せよ!というのはちょっと一方的なやり方じゃないかなと思うのですが・・・
結局、「経費の押し付け」じゃないの?
最近、そんな一方的な押し付けが目に付くような気がしますけど。
経費節減は他の方法も?
一通あたりの金額は大したお金じゃないですよね。
でも、思い出すのは、銀行サービスもそうでした。
ATM手数料、振込手数料など、今まではサービスだったものが、いつの間にか手数料を取られるようになるなど、利用者の負担が増えるようになりました(>_<)
サービスと思っていたことが、いつの間にか利用者負担に替わっていく。
「受益者負担の原則」ということで、利用者に費用の一部を振ってきたように思います。
景気が良くない中で、企業の業績を上げなきゃならない状況は理解できますが、
特に今回のクレジット会社や銀行など、お金を扱う会社には、本来の運用で稼げないからといって、顧客に転嫁しないで別の「企業努力」もしてほしいものだと思います。
ところが、WEBサービスは最近増えてきています
最近、同じような対応を見かけます。
新規契約するときから、WEB通知が基本で、紙通知を必要とするなら別途費用がかかりますという条件がついているのもあります。
継続契約を変更する場合でも、WEB会員になることを条件にしているものが多いように思います。
そんな中、、、
「満75歳以上の場合には、紙でも手数料はかからない」というのが結構あるんです。
どうして?
75歳以上はインターネットが使えないから?
後期高齢者だから?と思わせるようなものもありました。
私は、WEBサービス化自体は、いい方法だと思うんですよ。
でも、収益優先の企業の論理が透けて見えるのが残念!!(>_<)