『タンス預金』がこんなに増えた？金余りなの？

夫のマシュウです。

新型コロナ禍中において、とうとう「緊急事態宣言の解除」となりましたが、

「桜の季節」と相まって「人出の多さ」が気になるところです💦

第４波がないことを祈るばかりですね。

相変わらず、政府は飲食店の営業時間の規制に頼る？政策ばかりで、

何やら飲食店いじめ？の様相を呈しています。

テレビの報道などでは、再三再四、資金繰りの悪化に必死に耐えている飲食店主が

「先立つものはお金だ」と訴えています💦

その一方で、待ちかねた春の到来で野に山に繰り出し、

これまでの「自粛疲れのうっぷん」をはらそうという行楽客の姿も伝えています。

企業の決算も、

新型コロナ禍の影響で損をしたところと、儲けに換えたところと明暗がハッキリ！

お金の回っているところと、回っていないところの「格差が明らか」になってきました💦

ところで、先日の日本銀行の発表によると、２０２０年１２月末時点で

「個人が保有する金融資産（現金・預金、株式）残高が１９４８兆円」

「過去最高」になったと報じていました💦

すごい数字に、ちょっとピンときませんが、内訳をみると、

「株式等」は１９８兆円、「投資信託」が７８兆円だそうです。

新型コロナ禍でも「株価は高騰」しているので、

株を持っている方には「儲け」になったのでしょうね。

我が家は株や投資信託をしていませんので、まったく「よその世界の話」です(^^;)

一応、少しは我が家にも関係のある「現金・預金」は１０５６兆円で、

そのうち金融機関に預けた「預金」が９５５兆円で前年同期比４．８％の伸びだとか。

特に目立つのが「手元に置いてある現金」で、

初めて「１００兆円の大台」を超え、前年同期比５．２％増えて１０１兆円になったとか。

これは「過去最高」だそうです。

今日の話題の中心はココです。

このニュースには「高齢者」を中心に自宅に現金を保管する、

いわゆる「タンス預金」が増えている傾向が強くなっているということです。

日本の総人口が１２４百万人として、単純に「一人当たり８１４．５千円」になります。

我が家だと２人分で「１，６２９千円がタンスに入ってる」という計算です(@_@)

「えー！こんなにタンス預金あったっけ？」です(笑)

そういえば、オレオレ詐欺が流行っていた頃、

しょっちゅう、どこかのお年寄りが〇百万円をだまし取られたとか、

〇千万円もの大金を渡してしまったとかいう記事に出くわしましたね💦

そのたびに「世の中には手元にこんなに現金を持っている人がいるんだ！」とビックリ！

卑劣な犯行を企てる犯人を腹立たしく思う一方、

こんな大金を手元に置いておく老人にも呆れたものです。

しかし、お年寄りが手元にしっかり持っているということを、

今回の日銀の「統計」でもちゃんと示しているんですね(^^;)

我が家では手元に置くより安全だろうと、

金庫替わりの役割しか果たしてない？銀行を利用しています。

まぁ、ドロボウに持っていかれないだけいいかな・・・(笑)

銀行の金利がほとんどつかないのに、預金残高が増えているのが不思議ですが、

どうも政府が昨年、全国民一人当たり一律１０万円の「特別定額給付金」を支給したのが、

そのまま「貯蓄に回った可能性」が高いそうですね。

一方、タンス預金は、新型コロナ禍で「景気の先行きが不透明」なので、

手元にお金を置いておこうという「心理」が透けて見えます。

企業の方も手元資金である「現金・預金」を増やしていて１６．６％も増えたといいます。

これですから「従業員の賃金」が伸びないわけです(-_-;)

今回の新型コロナ禍のような、

いざというときのための「留保金」だと言ってしまえば、それまでですが、

みんな、新型コロナのせいにして？「ため込んでいる」のがわかります。

一方、生活に困窮してお金を必要としている人にはいかないで、

余っている資金が株価を押し上げて、

より「株持ちが儲かる」という「矛盾」を感じざるを得ません(-_-;)

「金は天下の回りもの」とはよく言ったものです。

経済は、みんながお金を使って、それが回りまわって、

社会の隅々にいきわたるという「循環」がなければ景気が良くなるということはありません。

そのためには、早くコロナ禍を克服して、

将来に不安がなく、安心して消費に回せる世の中にしなければならないということを

「為政者」には考えてもらいたいものですね(^^)/