果たして「100歳」まで生きるのはめでたいことなのか?

夫のマシュウです。

人生100年時代という言葉が世の中に定着したものだから、

すっかり自分も対象だ?とその気になっているわれら夫婦ではありますが、

そんなに長生きなんてできるわけないとも思っています。

まぁ、何とか辛うじて、一日一日、命を刻んでいるんです(^^;)

テレビで・・・

95歳を過ぎて腰も曲がらずにスタスタと歩き、

リポーターのインタビューにハキハキと答えるご老人の姿を目にしました。

幾つになっても自分の身の回りのことを、自分でこなして、

生活できていることはすばらしいこと👏

こういう人が100歳まで生きられるのでしょうね!

私たちの親は?

この春、94歳になった私の母親が田舎の特別養護老人ホーム(特養)で

介護の世話を受けながら生活しています。

半分寝たきり状態ですが、元気で暮らしていることをいいことに、

実態は自分達の体と生活のことで精いっぱい!

私たちはこの頃とみに健康に自信がなくなり、病院へも頻繁に通うようになりました。

そんなとき、ふと頭をかすめることが、

もしも「100歳まで生きるとしても、はたしておめでたいこと」なんだろうか?

妻は?

母親(姑)に面会するたび、

「目指せ100歳だよ!」と長く元気で暮らしてほしいとはっぱ?をかけるのですが、

ほんとに100歳まで長生きするかも?

そうなったら私たちはどうなる?

ふと心配な気持ちが湧いてきます。

100歳まで生きることが本人にとってはめでたいことなのか?

そして、私たちにとってはどうなのか?

自分たちも人生の危険水域に入ったものですから、

夫婦、どちらが先に逝くかということも頭をかすめてしまいます。

つい最近

身につまされる出来事が起こりました💦

妻の姪(伯母の娘)が、家の中で転倒!

腰の骨を骨折して入院!

今年も律儀に、お中元を贈っていただいたので、妻がお礼の電話をしたところ、

本人が病院に入院するほどの事故にあっていたことをはじめて知ったのでした。

その方には高齢の母親がいるけど、誰が面倒を看ているんだろう?

実は、姪の弟が本州の勤め先から北海道の自宅に駆け付け、

姉が退院するまで母親の面倒を看ていたとのこと。

およそひと月の入院だと聞いたので、退院した頃を見計らって、

妻は、再度電話で確認します。

本人は退院したものの、家の中で杖をついて何とか生活していると・・・

もう少しで100歳になるという伯母さんは極めて元気で病気知らず!

その姪が言うには

「母親がいつまでも元気なのがイイことなんだか?」

こうした「老々介護」が、身近なところで起こり決して他人事には思えません。

果たして自分に照らしてみて、

私の母親は幸い?特養のお世話になっているので、

直接私たちの介護の負担はありません。

ですが、

母親を送る立場で考えると、母親の長寿を願い、

そして実際に100歳まで長生きすることが果たしてめでたいことなんだろうか?

子供の私だっていつ何時、身体の変調をきたすかもしれない不安の中で生きています。

親が長生きを重ねると共に、私の健康不安も高まっている現状・・・

母親のことを考えながら、自分達もできるだけ、子供が元気なうちに、

年齢の順番どおりに逝くことができればと切に願っているのですが・・・💦

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コメント

  1. 山ちゃん より:

    いつも楽しく拝読しています。まだまだ暑い日が続きますが、お元気ですか?私の長年の友人は急に?パーキンソン病になり家でつまづき入院。母親は施設の中でコロナで病死。あげくのはてに妻と離婚。気の毒でしたが6月にお線香をあげに関東に行きました。数年前まで旅行に行っていただけに人生何があるか分からないと感じています。マシュウ兄さんは頭が良く何でも知っている方なので、健康についても詳しいと思います。アン姉さんはまだまだお元気そうで何よりです。今日から妻が関東に介護施設に行きます。片道4時間以上の介護は毎回大変です。これから長生きする義父・義母と我が父母の介護で大好きな旅行にも行けず・・。子供の近くに住むことは理想ですね!

    • ともに白髪の生えるまで より:

      山ちゃんさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      親兄弟が多ければそれだけ心配ごとも多く、
      歳を重ねるにつれ悩みごとも増えていきますね。
      それが100歳までも続くと思うと、大変なことだと思う年ごろになりました。
      山ちゃんさんのご友人も波瀾万丈。
      山ちゃんさんそれに奥様も両方のご両親の介護ご苦労様です。
      遠くに住んでいるとなおさら大変ですね。
      わが家も田舎が遠いのでよくわかります。どうかご自愛ください。
      山ちゃんさん、こんにちは。アンです(*^-^*)
      こちらへ移住して2回目の夏。あれほどうるさかったセミさんの声が聞こえなくなり
      秋は間近かな~と思うものの、日中の暑さは北国生まれの私にとっては
      まだまだ拷問?のようです(^^ゞ
      遠距離介護の大変さは本当によくわかります。
      私たちも互いの両親と遠く離れて暮らしていました。
      列車やバスを乗り継ぎ通いましたが
      年々、自分たちも歳を取り、体の疲れ、心の疲れが増していくのでした。
      しかし、、、ひとりまたひとりとついに親はいなくなりました。
      山ちゃんさん、そして奥様のご苦労はこれからが大変になっていくと思いますが
      困ったときには周りの方に相談するなどして乗り越えてくださいね。
      ゼッタイに大丈夫です!!
      みんなが通る道ですもの!!
      親が長生きしてくれることは嬉しいけれど難しい問題ですね~(^_^;)

  2. シニア より:

    こんにちは
    シニアです^_^
    今回の記事は本当にシニア世代に共通した
    切実な問題として読ませていただきました
    我が家はすでに四人の親を見送りました

    先日同級生が亡くなり、その方の実の母親は施設に入居(認知症)しています
    そうした実例を聞くとはたして長生き=幸せに
    疑問です

    60代から70代は人生で後悔なく、やり残した事をひとつでも果たしてコンパクトに生きる時期だと思っています
    日に日に確実に身体は衰えて行くものね
    アンさんガンバ!

    • ともに白髪の生えるまで より:

      シニアさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      自分達も歳をとって、親が健在なのはうれしい一方で、
      自分達が元気なうちに親を看取れるのか心配になってきますね。
      私たちの周りでも同じようなことが起こっていることを知るとなおさらですね。
      シニアさん、こんにちは。アンです(*^-^*)
      長生きが本当に良いのか?と問われると
      決して良いとは言い切れない自分です。
      今年3月にはもうダメだという状況になった義母ではありますが
      現在、施設での「看取り介護」となっています。
      お葬式の準備も始めたあの時からすでに半年・・・
      義母の生命力のすごさに驚いています。
      年老いた子供が親の面倒を看る「老々介護」が社会問題ともなっていますね。
      夫にはホントに悪いですが
      義母は夫が元気なうちに逝ってもらいたいと思っています。
      悪い嫁ですね!
      心の中で「かあさん、ごめんね」と言っていますが・・・