【老後の不足額2000万円騒動】で必ず起こることとは?

夫のマシュウです。

最近のテレビのワイドショーや新聞のコラムなどでは、

「高齢夫婦は老後の30年間の貯えとして2000万円が必要」だと試算した、

金融庁・金融審議会の報告書が発表されて以来、物議をかもしています。

折から7月の参院選挙も控え、与野党の攻防が激しくなり、選挙の大きな争点になりそうな気配です。

あたかも「2000万円足りない」のはだれの責任か?のような議論がされていますが、

モデル世帯と言われている夫65歳、妻60歳の家庭で、年金だけでは生活費のすべてを賄えないのは、私たち夫婦のような「現役?の年金生活者」にとっては当たり前のこと・・・

ですから、退職金もなるべく減らさないようにと、

チマチマと「貯蓄・取り崩し」をしながらの生活になっているのです(-_-;)

2000万円不足だけじゃない「事実」

遅れている財政検証

先日は、厚労省の5年に一度の年金財政を状況チェックする2019年の「財政検証」の公表が遅れていることも報道されました。

「財政検証」は「年金の定期健康診断」ともいわれ、現役世代の平均手取り収入に対してどのくらい年金を受け取ることができるかを示す「所得代替率」の推移を再出することになっているそうです。

前回の2014年時点では所得代替率が62.7%だったそうです。

つまり年金額が現役世代の62.7%だったということなのですが、

現役世代の所得が伸びていない2019年ではさらに財政状況が悪化しているのではないかと危惧されています💦

還暦世代の貯蓄額

さらに、追い打ちをかけるように、ある生命保険会社の調査で「還暦世代の平均貯蓄額」

「2956万円」だということが報道されました。

結構持ってるんだなと思いますが、これは「1億円以上の貯蓄を持つ一部の人」が

平均を大きく押し上げた結果! 一方では還暦世代の4人に1人は

「貯蓄が100万円未満」という、かなりセンセーショナルな実態も明らかになりました。

さらに、日銀の「金融広報中央委員会」の調査結果でも、金融資産(貯蓄)ゼロ世帯が

50代で43%、60代で37.3%のあるということも報告されています。

資金の運用どころか、今日暮らすお金もないことになります(-_-;)

ますます年金に頼る生活設計に不安を抱かせることになりかねません。

若い世代が、まだ貯蓄が少ないというのは理解できますが、

老い先短い還暦世代が、このような状況では「どういう老後を迎えるのか」心配になります💦

だから投資がいいの?

金融庁の報告書では、将来の資産確保のために、投資アドバイザーの指導を受けて

投資に回すよう促していますが?

我が家も、当時の会社のすすめで給与天引きの投資信託を毎月購入し続けましたが、

折からのバブル崩壊などの景気の変動リスクをまともに受けたことにより、

塩付け状態にして、元本を上回って利息が付くまでに20年以上かかりました😢

まさに資金を投資に向けるのは、元本割れのリスクと、

長期的な運用をするという「覚悟が必要」です。

元本保証ならOKですけど、実際の運用は「儲かる人半分、損する人半分」だとも言われています💦

運用を専門にしている年金運用機構(GPIF)でさえ損失を出すこともあります。

いわんや素人をや!というところでしょうか?💦

これからは「金融庁の名を騙った高利回りの投資案件サギ」も横行する可能性があります💦

やっぱり貯蓄でしょう

これから貯蓄を増やす現役世代の方はともかく、私たち、貯蓄を取り崩す世代は、

不確実な投資案件に飛びつくのはもっての他!

貯蓄の目減りを防ぐために、消費にもシビアになる気がします。

ということは、消費に回すお金があったら貯蓄に回そう!というふうに考えるのが普通でしょう。

すると、タダでさえ将来が不安で、金利がなくても貯めこんでいる「預貯金」が

ますます増えることにならないか?

したがって、「タンス預金」はますます増えることが予想されるのですが・・・

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コメント

  1. 杉ちゃん より:

    マシュウさんアンさん、おはようございます。
    >老後の不足額2000万円騒動】で必ず起こることとは?
    ・・・・うむッ~。麻生さんが受け取り拒否しましたが、平凡な
    サラリーマンの退職金が1000万円を切ると言う現状からもし
    事実なら年金生活者は10年以内に「死ね」と言う事ですかねぇ?
    私は、60歳の定年後の「お金に困らない為の格言」を作りました。
    1、生涯現役で暮らすこと
     ※多少賃金が少なくとも年金の不足分の足しになるし、社会に出る
      と言う事は刺激になり老化防止になる一石二鳥の効果が有る。
    2、家計を見直すこと
     ※収入ー支出=家計費じゃなく、収入ー貯蓄=家計費とするといざ
      という時のリザーブ金が貯めれる。(不意の出金から退職金を守ため。)
    3、病気にならない(事故は仕方が無いが)
     ※高額医療に掛かれば退職金も吹っ飛んじゃいます。
    4、財テクはしない
     ※株式投資はプロでも運用は難しい。ましては定期預金感覚で証券会社
      に預けると大概損してますね。
     

    • ともに白髪の生えるまで より:

      杉ちゃんさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      「格言」はとても参考になります。1と2は年金だけが頼りですので実践できてませんが、
      3と4はおっしゃる通り我が家も努めたいです(^^)/
      こんばんは!妻のアンです。
      コメントありがとうございます♪
      杉ちゃんさんの格言、1から4まで、どれも納得です。
      しっかり肝に銘じておきたいと思います(^_-)-☆

  2. 杉ちゃん より:

    杉ちゃんです。
    格言お褒めに頂きありがとうございます。
    これって私が体験した結果ですので説得力があると自負しております。
    1は、資格を生かして週2~3回のパートタイム出勤をしておりますが
      仕事をしているという充実感があります。(お金も頂けるし・・・)
    2は、マシュウさんに実践して欲しいですね、何故なら私は退職後も現役
      時代と同じ生活を続けていた為、1年ほどで銀行口座が空っぽになり
      ましたね。ゴルフに高級車、家のローン・・・毎月の支払いが数十万
      給与所得から年金所得になるためベースアップもボーナスもなく、年
      金収入から現役並みに生活費を使っては「食ってチョン」となり何も
      残りません。
      退職金を取り崩して収支トントンにするのも手ですが、たとえ1マン
      でも2マンでも貯蓄に取り、残りで生活するスタイルに変えましょう
      退職金は旅行等に「パーッ」と使いましょう。(想い出も残ります。)
    3は、生活費に占める割合が一番多いのが医療費です。5年前に十二指腸
      潰瘍を患い1週間点滴治療を受けましたので、3万3千円の出費です。
      痛い目をして3万3千の出費・・・割に合わないです。
    4は、絶対に損はしないと思っていた東電株が2011年3月11日で紙
      切れになりました。資産を維持するのも立派な財テクと思います。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      杉ちゃんさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      体験から得た格言ですので説得力がありますね。
      私も教訓としたいです。
      杉ちゃんさん、こんにちは!アンです。
      退職後は、とにかく健康に気を付けるよう心がけています。
      でも生身の人間ですからいつどうなるかわかりませんよね
      お互いに体をいたわりましょうね(^^)/
      杉ちゃんさん、いつもコメントありがとうございます♪