ある『生活保護』受給者の話

夫のマシュウです。

東京のコロナ感染者数が、2度目の緊急事態宣言で「行動抑制」した効果なのか?

減少効果が見られます。

その一方で、期限の1カ月延長で、さらに「生活苦に陥る人」も出ています💦

国会で、新型コロナの感染拡大で生活に苦しむ人への「支援」に関して、

野党の「持続化給付金」「家賃支援給付金」の再度支給の考えを聞かれた

菅総理が「最終的には生活保護」が「セーフティネット」としてある・・・

という趣旨の発言をしたことで物議をかもしました。

「生活保護」に頼る前に「政治としてやるべき施策」があるんじゃないかと思いますし、

生活が苦しくなったら、簡単に生活保護が受けられるような?

勧めるような発言は如何なものか・・・

実は、この「生活保護」にまつわることが身近で起こっていました💦

妻アンの叔母の亡くなったご主人方の「親戚」のことです。

その方は女性で、パートナーと各地のお祭りで露店を出店して生計を立てていました。

新型コロナ禍のために、各地のお祭りが相次いで中止の憂き目にあい

生活が一挙に苦しくなってしまいました⤵

妻の叔母のところにも「お金の工面」に来ていたようです。

叔母も高齢で、この先のことを考えると、おいそれと融通できるわけがありません💦

叔母から相談を受けた妻アンは「生活保護」のことを提案したようです。

生活保護とは?

憲法に定められている「最低限の生活を保障」し、

「自分で自分の生活を支えられるよう援助」する制度です。

受給の要件は、札幌市の場合では、

★働けるのに働かないのはダメ

★預貯金や生命保険、不動産、自動車など現金化できるものは処分する

★年金などの支給があれば、そちらを優先して活用する

★扶養義務者からの援助を得られる場合はそちらを優先する

などのようですが、他の町でも変わらないでしょう。

生活保護の支給額は複雑な計算過程があるようですが、

生活費のほか、住宅費、教育費、医療費、介護費や、はては葬儀費用まで細かく区分され、

支給対象になっているようです。

札幌市のモデルケースの場合だと、

夫72歳、妻68歳の二人暮らしの場合では、

生活扶助115,890円+住宅扶助43,000円=158,890円/月

これに冬季加算(10月~4月)18,140円/月程度の支給らしいです。

それで、先の叔母の親戚の場合ですが、

役場に相談し、調査員の面談を受け生活困窮の状況を説明!

申請した結果、生活保護を受けることができたようです。

国民年金にも入っていないようですし、貯蓄などあろうはずもありません。

収入もこのご時世ですからありません。

各地のお祭りへ露店を出すために、

パートナーが仕事用の車と自分の車の2台保有していたのですが、

役場の査定で車を持っていては支給対象にならないというので処分!

まだ続きがあります💦

今度は、その親戚の女性が「重い病」で入院!💦

本人は自覚症状があって苦しそうでしたが、

叔母がいくら勧めても病院にかかることを頑なに拒否!

遠くで暮らしていた子供たちの説得によって、診察を受けたときには、すでに末期ガン!

残されたのは緩和療法しかありません。

入院後、少しして、役場から公営アパートの「退去勧告」があったそうです💦

妻「入院したら追い出されるなんて、ひどいもんだね。もう幾ばくも無い命だからかな?」

私「そのまま契約を継続していれば入院している間の家賃も負担しなければならないから、

仕方ないんじゃないかな」

医者から「余命はあと2か月くらい」と言われ、

子供は「葬儀費用の工面」のため金策に苦労している様子💦

これは「コロナのご時世で収入が激減」したことが大きく影響しています💦

親自身が自分の葬儀費用も貯めていなかった・・・とも言えますが、

今回の一連の話を聞いて、なんとも複雑な気持ちになってしまいました(-_-;)

本当に生活に困ったときは、

最後の頼りの綱「生活保護」の世話になるのは制度で保障されていることです。

しかし「恥ずかしい」と思ったり「申請の仕方が難しいのでは?」と、

躊躇する人も多いとのことです💦

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