夫のマシュウです。
私たち夫婦の両親が共に健在の時から、親が亡くなった場合の手続きについて
「解説本」を買い込んで勉強していました。
勉強していたつもりになっていたのかもしれません💦
その日というのは突然やって来ます。
いつかはやってくると思いつつも、ことがことだけに、縁起でもないということで、
やるべきことの検討を「先延ばししがち」でもあります💦
頭ではわかっているつもりでも、いざとなると慌ててしまうのも突然のことだからでしょう。
私たちも事前に準備していたつもりでも、急な判断を求められ慌てることがありました。
そのような時に備え、手戻りのないように、私たちの経験をもとに、
「葬儀終了までの手順」を解説します。
病院にて
①故人の引き取り
まず、亡くなった直後に、看護師から遺体の引き取りについて問いかけがあります。
葬儀社が決まっている場合は、その会社名を告げますが、決まっていない場合は、
病院で紹介してくれます。
義父の場合は、すでに葬儀社の互助会に入っていましたので、緊急連絡先として登録しておきました。
②葬儀社への連絡
葬儀社に互助会会員番号と、遺体が安置されている病院を知らせます。
③死亡診断書の受け取り
義父は病院で亡くなりましたので、医師から「死亡診断書」を発行していただきます。
これがないと、市役所への届け出ができません。
④故人の搬送
葬儀社の担当者が、病院に駆けつけてくれますので、病院の霊安室から自宅、
または斎場まで搬送してくれます。
葬儀社にて
①斎場での安置
斎場では、納棺までの間、安置していただきます。
②葬儀社との打合せ
同日、時間がある場合は、そのまま葬儀社で通夜、葬儀・告別式の日程、会場、葬儀の内容を事前相談をもとに決めます。
③新聞掲載の有無
この時、新聞のお悔やみ欄への掲載の意思確認を求められます。
④お寺などへの連絡
仏式などでは菩提寺に連絡し、僧侶の派遣をお願いしなければなりません。
普通は身内が亡くなったことで、気が動転していますので、誰か冷静な判断ができるように複数で対応することが望ましいですね。
つい、葬儀社の言いなりになりがちです。
そのためにも「事前相談」が欠かせませんね。
⑤葬儀日程の確定
僧侶の都合も踏まえ、また暦の「六曜」では「友引」の日は火葬場が休みなどの都合もあります。
葬儀の日程が決まれば、関係者への連絡です。
親戚・知人の他、葬儀委員長を立てる場合は心当たりの方にお願いしなければなりません。
⑥葬儀内容の確認
葬儀社との打ち合わせでは、
★「祭壇の大きさ、祭壇生け花の金額」を決めます。
私たちの場合は、事前相談の段階で、希望金額も伝えておきました。
★返礼品の種類、数量
私たちの場合は、ごく内輪でしたので、返礼品を決める必要はありませんでした。
★棺、仏衣、骨壺などの種類
互助会費で選べる範囲と、オプションが提示されます。
★食事、飲料などの種類・数量
私たちは、故人の遺志を汲んで、ちょっと豪華な食事にして、和気あいあいと
故人を偲べるような内容にしました。
ここで、葬儀社から葬儀の前に最初にやらなければならない手続きは、
「死亡届」を提出することだと告げられます。
その際交付してもらう「火葬許可証」がないと火葬できないからです。
自治体への届け出
①死亡届の提出
一番最初にやらなければならない公的な手続きは、自治体の戸籍係の窓口に「死亡診断書」と「死亡届」の提出です。
これは「火葬許可証」を発行してもらうのに必要な手続きになります。
親族がどうしても行けない時は、葬儀社の方などにお願いすることもできますが、
ここは親族の誰かが行く方が、窓口の手続きもスムーズに進むのではないでしょうか。
一般的には「死亡診断書」と一対になっていますので、「死亡届」の方に必要事項を記入して提出しますが、忘れてはいけないのが「印鑑」です。
記載事項の間違いを指摘されたときに、すぐに訂正印を押したりと、素早い対応が可能です。
②健康保険証・介護保険証の返還
★「後期高齢者医療保険証」「介護保険証」の返還
自治体の保険年金課で「後期高齢者医療の喪失」手続きをします。
この時、過去に病院に支払った医療費の高額療養費や介護保険料が返還される可能性があるので、「相続人代表者指定届」をして、還付金振込等に必要な銀行口座の登録もしておきます。
③介護保険負担割合証の返還
この「介護保険負担割合証」は自治体の保健福祉課の担当でした。
せっかく、区役所に来たのだから、一度に用事を済ませようとしましたが、
これらは全て窓口が違い、しかもそれぞれに長い待ち列ができていて、それぞれに1時間ぐらい待たされるという、とても非効率な流れになっているので、時間の余裕をもっていくべきでしょう。
とりあえずは、「死亡届」を出して「火葬許可証」を発行してもらうことが急がれることでしょうか。
そして、ようやく葬儀の準備にかかることができるのです。
こうして、亡くなった直後から葬儀までの一連の流れがあわただしく過ぎていきます。
できるだけ、葬儀までの流れをあらかじめイメージしておくと、
あわてないで冷静な判断で進めることができると思います。