そろそろ実家の終活も?

夫のマシュウです。

昨年暮れに、私の田舎の特別養護老人ホーム(特養)で暮らす母親に面会してきました。

妻と私、母親を相手に昔話に花を咲かせました(^^)

私たちが・・・

田舎町から遠く離れた札幌に住んでいた頃のことなので、

毎年3、4回くらいしか帰省できませんでした。

その頃は父親も健在で、帰省するたびに、皆で庭でのバーベキューを楽しみました。

夏休みなどには息子も合流して玄関先で花火もね!

今は昔となってしまったそんな出来事を、妻が懐かしがると

遠くを見るような表情で思い出している母親。

母親が元気な頃は、自分が家で暮らすことができなくなったら、

将来は、町にひとつしかない特養に入って終の棲家として暮らすんだと口ぐせのように言っていました。

その特養に入所したのが、不意の病で急きょ入院しなければならなくなったことがきっかけ!

遠い将来のことで、まだ心の準備などできていない頃です。

少なからず「自分の家に思いを残している」のが話の端々から伝わります。

「本当は家に帰りたいんだよねー」

家には未練が残るものの、今の自分は歩行が不自由!

一人での移動や生活がままならないことも自覚しています。

帰りたいのに帰れないもどかしさがある様子!

私の実家

両親が揃って入院してしまってからは、空き家です。

以前は、私たちが帰省するたびに立ち寄って内部を確認していたのですが、

ここ2年ほどは、立ち寄ることもなく手つかずで放置しています。

辛うじて、弟が帰省したときに泊まることもありましたが、ここ1年ほどは行けてません。

父親が亡くなったときに、実家の扱いをどうするかについて一度だけ弟と話したことがありました。

そのときは、とりあえずは、住む人がいないといっても母親が健在なうちは処分もできないだろうからそのままの状態にしておくと・・・

私は田舎に帰って暮らすことなどみじんも考えていないので、

誰も住まないのであれば「処分」も考えなければならない、という程度でした。

弟は?

両親が住んでいた家なので、夏のいっとき帰省したときなど

何か使いみちはないものかと少しの未練があるようです。

私としては、弟が欲しいといえば譲ってもいいと思うのですが、

弟とそんな話をしてから、すでに5年の月日が経ちました。

すぐには結論が出ない問題です。

何の進展もないまま、ここまできていますが、

今のところ、母親名義で「固定資産税」を支払っています。

実家を、維持するにも解体するにもお金のかかることが問題です。

過疎地域の田舎町の家ですから買ってくれる人もそう簡単には探せませんし、

更地にしたとしても、売れるとは限りません。

土地を持っているだけで、固定資産税の負担も大きくなってしまいます。

実際、田舎の町なかには空き家がそこかしこに放置されています。

最近のテレビのワイドショーなどで

「実家の家じまい」の問題が取り上げられていて「社会問題」にもなっているようです。

わが実家もこのままいけば、国交省が定義する「放置空き家」になってしまうようですが、

まだ、倒壊の危険とか景観の悪化への影響などがあるわけではないので、

母親が健在なのをいいことに先延ばしにしている状況です。

今のところ

実家のお隣りさんが気に掛けてくれているのでそのご厚意に甘えているのですが、

それとてお隣りさんも高齢になっているのでいつまでも頼ることもできません。

「悩ましい問題」が残っていることを、今回の帰省で改めて自覚した次第です。

家の処分うんぬんの前に、両親の使っていた家財は入院した時のまま使える状態で放置しているのですが、

これをどのように処分するかも大きな問題でしょう。

今回、母親に会って元気なことを確認しただけでしたが、

そろそろ次の段階の母親が逝ったときのことを考えなければならないかな?

そうなると、実家の扱いも「先送りできない問題」

国交省では「住まいのエンディングノート」を作成しているということなので、

処分のすすめ方から勉強を始めなければと、思いを新たにしたところです。

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