92歳の父親が、65歳の息子にカミナリを落とすって??

夫のマシュウです。

先日、父親の介護施設入所の契約を交わすために帰省した時のことです。

父親の「入所時・健診」ということで、病院での問診や血圧測定、血液検査などに付き添ったときの出来事です。

父親の頼みごととは?

診察を待っているとき、父親が私を呼び寄せ話を始めました。

「頼みごと」があるというのです。

それは「栄養ドリンクを2ダース買ってきてほしい」ということでした。

理由を聞くと、

父親は、介護施設で、夜間のトイレに起きる回数が1時間ごとになってしまい、

その度に介護職員の方のお世話になり、迷惑をかけているから、栄養ドリンクをお礼に差し上げたいということらしいのです。

付き添いの介護士は「介護の職員にはやらなくてもいいんだよ!夜中でも何回でも心配しないで呼びなさい!」

と言ってくれるのですが、父親は胸のところに手を当てて、

「私の気持ちがおさまらないんだよー」

そして、「なあ、頼むぞー!」と私に言って、介護施設の送迎の車に乗り込みました。

そういえば、家にいるときも、宅配便の運転手や、タクシーで迎えに来た運転手、

それに在宅ケアで訪れたケアマネージャーさんなどに栄養ドリンクを差し出し、

「まあ1本飲んでいきなさい」と渡していたのを思い出しました。

翌日、栄養ドリンクを買い込んで、介護施設を訪問しました。

施設からは、外部から食料品等を自室に持ち込むことはできない旨、

また職員に預ける旨を言われていましたので、

本人からの要求に基づいて出してもらうことにしました(^^);;;

92歳が怒った!!!

一連の手続きが終わったあと、父親の部屋に行き、事情を説明しました。

ところが、事件が勃発!!!

父親が「俺のところに持ってこいと言ったじゃないか!預けろなんて言ってない!」

「オレが飲むんじゃないんだぞ!」

「ここに置いておいて、介護の人に渡したいんだ!わからないか!それぐらい頭使え!」

「いちいち俺から、ドリンク持ってきてくれって言えるか!」

「もう要らんわ! 俺はもう受け取らないわ!」

「もういい!帰れっ!!!」

いきなり、怒りだし、大きな声でまくしたてました。

こんなに怒ったの何年ぶり? いや何十年ぶり? 子供時代以来?

いくつになっても、親子なんだなぁー

おー!なかなか元気があるじゃん!

ただし、心臓や頭の血管が切れないように!

と思いつつ「じゃあ、帰るわ」と言って、部屋を早々に退出。

職員の方に事情と、父親の気持ちを説明し、善処をお願いしてきました。

「チコちゃんに叱られた!」じゃなくて、「オヤジに切れられた!」ってか・・・

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コメント

  1. ito より:

    マシュウさん、こんにちは。 今日もズル休みです。こんな日があっても良いかと。
    怒られたご本人は複雑なお気持ちだったでしょうが、こちらから見えるのは「親子って
    いいな~」でした。お父さんの気持ちも分かるような気がしますが、たとえ内緒で
    持ち込んでも、誰かに渡した時に一悶着あるでしょうね。果たしてどちらが良かったので
    しょうかね?

    • ともに白髪の生えるまで より:

      itoさん、コメントありがとうございます。マシュウです。あれほど血相を変えた父親の顔を見たのは本当に久しぶりのことで驚きました。幾つになっても親子は親子。子供として判断できず、施設の方の判断に丸投げしてしまいました。
      アンです。こんばんは♪
      義父は最近、人使いが荒くなり??嫁の私も当惑すること多々あります(^^);
      でも、もう92歳ですからね。「ニコニコ作戦」で、うまーく?かわしていますよ(^^)
      夫に反抗するのは、実の親子だからこそですものね♪元気なうちに、た~くさん、親子げんかしてもらいたいです(笑)