夫のマシュウです。
先日、遠く離れて暮らす私の母親あてに、実家のある自治体から「プレミアム付商品券」購入引換券の交付申請書が送られてきました。
このプレミアム付商品券というのは、国が進める施策の一環で実施されるもので、
消費税率が10%に引き上げられることにより、消費に与える影響を緩和するとともに、
地域の消費を喚起・下支えすることを目的に発行されるというものです。
なぜ母親に送られてきたのか
プレミアム付商品券を購入できる対象は、
「住民税非課税の人」と「小さな乳幼児のいる子育て世帯」となっています。
実家の両親は二人そろって地元の特別養護老人ホーム(特養)のお世話になっていますが、
母親は実家の世帯主でもあります。
母親の所得は国民年金だけなので、住民税が課税されていません。
それで、地元の自治体から平成31年1月1日現在で自治体に住民票があり、
令和元年度の住民税が「課税されていない世帯主」にむけて送付されてきたものです。
地元自治体の取り扱い加盟店で使用できる、25%もお得になるプレミアム付商品券を販売するというものです。
札幌市でも行っていて、以前、住民税非課税世帯の我が家にも送られてきたものと同じ趣旨の案内です。
手続きは
送られてきた申請書には、申し込み期限は今年の12月27日までとあります。
申し込みをすると、購入引換券が送られてきますので、自治体が指定する「商品券交換所」で購入引換券と本人確認書類を提示して、現金で商品券を購入することになります。
商品券の購入可能期間は2019年9月28日~2020年2月28日までで、
1人で最大2.5万円分の商品券を2万円で購入できます。
商品券は5千円単位で購入することができ、1冊5千円分(500円×10枚)の商品券を4千円で購入することになります。
使用可能な期間は2019年10月1日~2020年3月5日までとなっています。
地元自治体の「プレミアム付商品券取扱加盟店」で使用することができるとあります。
1枚が500円ですが、おつりは出ないとのことです。
商品券は代理の人でも使えるということです。
ということは、母親がお世話になっている特養の職員さんに買い物を頼むときに
支払いを願いするとか、私たちが訪れた時に使うなどの方法も考えられます。
母親の買い物に使えるのか?
母親が使おうとする場合、問題は商品券を使える加盟店がどこかということです。
母親が暮らしているところは、市街地から離れた郊外の特養施設。
週一回のパンの移動販売車が来るのを楽しみにしているとは聞いていました。
また、特養の職員さんに頼んで町内に1軒しかないスーパーで買い物をしてもらっていると
聞いていました。
その程度の買い物ですから、いくらプレミアム付きでもこの商品券は必要なの?
という疑問が浮かびます。
買い物環境を考えると、
暮らしている町内は、それほど大きくもありませんし、遠い市街地の中心部まで買い物に行くような環境でもありません。
「取り扱い加盟店」も今のところ詳細が発表になっていません。
1軒しかないスーパーが加盟したとしても、わずかばかりの買い物程度です。
ということは、申請はしておくとしても、実際の購入するかどうかは、使える加盟店がどこになるかを見極めてからでもいいのかな?
札幌市内で使えるなら、店舗の数も多いのでメリットもありそうですが、
田舎の場合はどうなんでしょう?
この施策が消費の喚起につながるかどうか?
わが母親の場合は喜んでくれるでしょうか?