夫のマシュウです。
新型コロナ新規感染者数も落ち着いて、緊急事態宣言も解除されたので、
さあ温泉だ！旅行だ！と我ら夫婦の「はしゃぎ過ぎ」を戒めたのか？
プープー、プープー
真っ暗な寝室の私の枕もとでケータイが振動しています。
初めは何が起こってるのかわかりません。
夢の中？
いや実際に鳴っている！
こんな夜中に誰だ？
寝ぼけ眼でケータイを手に取ると、見慣れない番号が表示されて
応答ボタンを押すと「もしもし？こちらは特養〇△の看護師〇〇です。」
えっ！ついにこの日がきたか！
母親に何事か起こったのかと、最悪の事態を想定しています。
私「何かありましたか？」
時計を見ると、明け方の４時半でした。
看護師「〇〇さん（母親の名前）が、胸が苦しいというのですが施設では酸素吸入もできないので、救急車を呼んで〇〇病院に搬送しました。
救急車の中で酸素吸入を受けて呼吸も落ち着いて、今は受け答えもできています」
早口で一連の出来事を説明してくれます。
「部屋の隣のベッドの方が、〇〇さんの呼吸が苦しそうで、あえいでいるようだと
教えてくれたんですよ」
「それで駆けつけて聞くと、胸が苦しいと言ったんで救急搬送したんです」
私「そうなんですか？」
「容態は？大丈夫ですか・・・」
看護師「病院では血圧が９０－１００くらいあって、先生も心電図をとりましたが
私に何も言ってなかったので問題ないようです」
私「それは良かったー」ホッ！
看護師「朝になってから、精密検査するということです」
看護師さんは、病院に母親を引き渡して特養に戻って私に連絡しているといいます。
看護師「入院することになるので、手続きは札幌にいる息子さんにお願いすることになるので書類を送ることになるということです」
私「わかりました。送ってください」
看護師「病院は朝８時半からとなりますので、詳しいことは病院から聞いてください」
この後、お礼を言って電話を切り、
心配そうな表情をしている妻に、看護師さんとのやり取りの顛末を話し、
私「大丈夫そうだよ」
妻「心臓がおかしくなったのかな？それとも肺だろうか？」
妻はすっかり眠気が冷めてしまったようで、
あれやこれや母親の体調の変化について頭を巡らせているようです。
私「まだ明け方前だよ。もう少し寝ようよ」
救急車で運ばれる母親の苦しそうな様子を想像しながらも、
大丈夫だろうと・・・自分に言い聞かせながら再び布団をかぶるのでした。
いつもの起床の時間になりました。
妻と朝食を取りながら
私「どうしちゃったんだろうね」
妻「この前、電話で話したばかりなのに」
普段の朝のルーティンをこなし、母親の入院した病院に電話をします。
担当の看護師さんが出ます。
私「今朝入院した〇〇の長男ですが・・・」
まずは、入院に伴う手続き書類の説明があります。
＜容態よりも手続きの話か・・・ただちに命に係わるようなことでもなさそうだなぁ＞
私「病状はどうです？」
看護師「現在は、点滴と抗生剤を投与しているところです。」
私「どうしたんでしょうね？」
看護師「運ばれてきたときは発熱があったんです。血圧も低い状態で、
酸素を取り込めなくなったようです。それで胸が苦しいと訴えたんでしょうね」
心電図も異状ないとのこと。
血圧は７０台だったのが今は９０台になっているといいます。
看護師「これから胸の写真を撮ることになっています」
「話しかけると、ちゃんと返事もして意識はしっかりしています」
私「大丈夫なんでしょうか？」
看護師が大丈夫と太鼓判を押すことは絶対ないとわかっていながら、
自分を納得させたい気持ちが口をついて出ます。
看護師「年齢が年齢ですから、何とも言えませんが、今のところは安定しています」
私「そうですよね。じゃあ、よろしくお願いします」
９０歳を超えた年寄りなんだから、何があってもおかしくはないと思いながらも、
安定しているという言葉に安堵のよりどころを求めます。
弟にも連絡を入れ、発症からここまでの経緯を報告しました。
妻「いまいまダメになることは無いと思うけど、一度、様子伺いに行った方がいいね」
これから冬に向かって、悪くならなければいいが・・・
「心配のタネ」がひとつできました。
この日が母親の人生の「終わりの始まり」なのかなぁ・・・(^_^;)
コメント
朝起きてブログを読んで、お年なのでご心配だろうと思いました。
私ども夫婦も昨日母93歳の施設を訪ねてきました。
コロナで面会できるのは何ヵ月ぶりだろう。
言葉の力も弱く耳も遠いので意思の疎通も簡単ではないです。
看護師さんのお言葉ですけどお母様もひとまずご無事そうなので良かったですね。
濱童さん、コメントありがとうございます。マシュウです。
コロナが下火になったとはいえ、なかなか面会に行けないので心配ですが、
田舎の病院は以前から両親がお世話になっている所なので
安心してお任せしています。
何とか持ち直してほしいと遠くから祈ってます(^^)/
濱童さん、こんにちは。アンです(*^-^*)
お母様に面会出来て良かったですね。
親の顔を見るとホッとすると同時に、
帰り道は何だか淋しさも感じますよね。
義母は狭心症の疑いがあるそうですが、
隣町の大きな病院へ転院することもなく、
少し療養すると退院できるそうです。
まずは一安心？といったところでしょうか(^^)/
ジェリーです。
マシューさん、それはそれはご心配でしたね。
お母さまの状態は 少し安定されましたか..それは何よりです!
”子の務め”とはいえ高齢の親をかかえ 覚悟は決めているものの 夜中の電話には ほんとドキッとさせられますね!?
でもお母さまは離れていてもマシューさんが居てくれて 心の底ではきっと安心感を持っていると思いますよー!!
ジェリーさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
温かいお言葉ありがとうございます。
母親のことですから「薄情な息子だねー」とでも言ってそうな気がしますが、
コロナ禍なので「来なくていいよー」とも言ってるような･･･(^^)/
ジェリーさん、こんにちは。アンです(*^-^*)
夜中の電話はホントに心臓に悪いですね～。
確実に寿命が縮みます(^^;)
病院からはまだ面会Okの連絡がありませんし、
今までの施設暮らしでも、
特に札幌方面の方は遠慮してください・・・に始まり、
ついには来ないでください・・・とレベルアップ！？
コロナのおかげで散々であります(-_-;)
義母は一度死線を乗り越えて、見事に車いすに乗れるまでに復活した強い人なので
今回も大丈夫だと信じています！！
狭心症の疑いがあるとのことですが、短期間で退院できるようです(^^)/
ご心配いただきありがとうございます！
マシュウさま、アンさま
お母様に一大事に私も胸を痛めております。幸い転院なし、退院も遠くなさそうでよかったです！元気に復活！！を願っております。また、信頼できる施設に入所されていらっしゃるのは幸運でしたね！
お忙しいのにも関わらず、昨日のブログへのコメントを書いてくださり、恐縮しております。
千沙さん、コメントありがとうございます。マシュウです。
ご心配をおかけします(^_^;)
歳が歳なので心配ですが、
来年2月、新しい施設もできる事なので
まだまだ人生を楽しんでほしいので早く退院できるようにと祈っています。
千沙さん、お気遣いありがとうございます。アンです(*^-^*)
ビックリしましたが、義母はとても強いがんばり屋さんなので
何とか今回も大丈夫だと思います(^^)/
千沙さん、こちらこそコメントをいただき
毎回、本当に嬉しく思っています。
ありがとうございます♪ペコリ♪