面会を果たして・・・

夫のマシュウです。

私の田舎町の特別養護老人ホーム(特養)で暮らしている母親に面会に行って来ました。

5月以来、半年ぶりの再会です。

”亭主元気で留守がいい”という言葉がありますが、

同じように”母親元気で会わずがいい”?になってしまってる私・・・

老いた母親をほったらかしにしてるんですから、まるで姥捨て山の親不孝息子です。

母親の面倒は、特養の職員さん任せにして、

“便りがないことは元気な証し”をいいことにしてきました。

特養の職員さんに対しても、いささか、後ろめたさを感じながらの再会です。

これまで

何も健康に関するお知らせなどはないので、元気で暮らしていることは確かだと思いますが、

半年という月日の流れの中で、母親はどんなふうに変わってるだろうか。

月日とともに確実に衰えているはず・・・

その現実を受け入れるのが「怖い気持ち」も半分あります。

はたして?

朝、家を出て電車と飛行機とバスを乗り継いでドアツードアでおよそ8時間。

ようやくたどり着いた特養の自室で、母親がベッドに寝て待ってました。

職員さんに声をかけられ、うっすらとまぶたを開けてわれらを確認したようです。

妻「おばあちゃん元気にしてた?」

呼びかけには応えていますが、入れ歯を外しているので声になって聞こえてきません。

妻「ちゃんとごはん食べてるかい?」

母親「食べてるよ・・・」

私「たらこ買ってご飯のお供に食べてるんだねー。食べたいものは職員さんに頼んで買ってもらうんだよ」

部屋にあいさつに来た介護士さんに、食欲もあることを教えられます。

妻が、持ってきた新しい冬物のパジャマ3着を介護士さんに託しました。

妻は出発前にもしかしたら「これが最後のパジャマ」になっちゃうんだろうか?

と言いながら荷造りしていました。

これが最後?

血色も良く、前回よりも状態が良さそう!

私たちと会話が進むほどに、表情も良くなり妻の冗談に声を出して笑っています。

この分だと、しばらく大丈夫かな!?

「目指せ100歳だよ!100歳のお祝い金を私にちょうだいね!」(笑)

母親の表情が緩んでます。

8時間かけて会いに来ても、面会時間は1時間そこそこ。

もう夕食時間も迫ってます。

帰りがけに

「また来るからねー」

母親「みんなに会えてよかった!また来てね・・・」

特養からバスターミナルへの帰り道は、10分ほど歩くのですが、

北国特有の冬の冷たい北風が私たちが着ているフリースを吹き抜け、

一層寒さが身に沁みました。

私たちを乗せたバスは、すっかり日の沈んだ暗闇の中を隣町へと向かいます。

もう今年は、吹雪になったら交通機関も当てにならないから、会いに来れないね。

来春、雪解けを待って来ることになるのかなー。

それまで頑張ってほしい!

この調子だと、まだまだ大丈夫だねー!

こうして

翌日のお昼の便で帰京しました。

1泊2日で行って、わずか1時間の面会でしたが、

母親の元気な姿を見てホッとしたところです。

これから「春の帰省」を心待ちにして過ごすことにします。

母親も私たちも・・・☆彡

帰りの機内から

屈斜路湖(くっしゃろこ)がきれいに見えました!

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