母親宛の請求書に一喜一憂!?

夫のマシュウです。

私の田舎の特別養護老人ホーム(特養)で暮らす母親の容態が気になる毎日を過ごしています。

前回3月に母親に面会した際、あまりにも具合の悪い顔をみて、

死の覚悟を迫られたわれら夫婦でした。

一度わが家に帰って

母親のその日に備えて支度を準備!

その後、何の連絡もないままに時間は経過。

結局、その3月危機を乗り越えました。

今度は4月の中旬に会いに行こうと計画していましたが、

弟に不幸があったので延期してもらいました。

あわただしく弟を送ったものの、母親の容態は依然として改善していないので、

いつなにが起こっても不思議ではないと覚悟を決めていました。

毎日、スマホに特養から急変を告げる着信がないかと心配する日々が続き、

延期していた面会はゴールデンウィークの狭間をぬって会いに行くことにします。

そんな緊張の中

ある日、特養から毎月の定期便が届きます。中身は請求書の類です。

特養での母親の生活に関わる費用は、

預貯金を管理している長男の私が代わって支払っています。

いつもの特養での暮らしに掛かる施設利用料のほかに、

近所のスーパーを利用した請求書が同封されています。

それとかかりつけの薬局からの薬代の請求書もあります。

そして、もうひとつの請求書を見て妻が声をあげます。

「あーーー!おばあちゃん髪切ったんだわー!」

定期的に訪問理容師さんにカットしてもらっているのですが、その請求書がありました!😲

母親は・・・

具合が悪くなってからというもの、車イスに乗り移ることはもちろん、

ベッドからも自力で起き上がれません。

食事もひとの手を借りて食べている状態です。

会話も声を発して意思を伝えるというよりは、うなづくくらい。

意思疎通もままならないときがあるようだと聞いていました。

それでも、髪を切るということは、どんなに具合が悪くても身だしなみをきちんとしたいという意思の表われ?

請求書に書かれている散髪の日付けは、私たちが面会した数日後。

あのあと奇跡的に体調が回復した?

元気になったとしたら嬉しいことだけど・・・

そして、妻がスーパーの請求書に同封された納品書に目を通します。

特養の職員さんにスーパーでの買い物をお願いしたらしく、

レシートには甘塩たら子、さくら餡、それにポカリスエットも買ったとあります。

妻「ご飯のお供に買ったんだね」

「あんこもご飯(おもゆ)に混ぜて食べてるって言ってたね」

介護士さんに食べさせてもらっていますが

たら子などのお供の助けを借りて食欲が戻ってきたってこと?なのかもしれません。

これも安心材料です。

妻が・・・

これらの請求書を見てつぶやきます。

「おばあちゃん、この分だとしばらく?大丈夫だわ!」

「私たちが今度会いに行くことを支えにして、心待ちにしてるんだよ!」

私は・・・

さあ、明日、銀行に振り込みに行こう!

こういうときの支払いは私の足取りも軽くなります。

そして、つぶやくのです。

「元気になるのは嬉しいけれど、かあさん、順番だからね!」

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