あの五月人形はどこへ行ったんでしょう?

夫のマシュウです。

今日5月5日は端午の節句。

ですがわが家のリビングには、ひな人形をまだ飾ってます(^^;)

妻には、幼い頃、大好きだったひな人形がありましたが父親が勝手に誰かにあげてしまって、

自分のひな人形がいつの間にかなくなってしまったという、

トラウマになるほどに悔しい思い出を引きずっていたのでした。

昨年、自分達のお金でお気に入りのひな人形を買い求めて飾ることができ、

積年のうらみ?がようやく消えたのです。

なので、3月だけでなく、これまでの人生の時間を取り戻そうと通年で飾っているのです!?

そうはいっても

そろそろ5月近くなるので、五月人形を飾ろうか?

と言って飾りだしたのが1週間前のこと。

子供が独立して父親になってしまった今、子供自身はあまり感動はないようです。

五月人形のノスタルジーに浸るのは親だけで、

すっかり過去のものになったのでしょうか(^^;)

昔は、わが家でも、

男の子が生まれるや毎年のように、4月に入るや、

部屋の真ん中に飾って子供の健やかな成長を祈ってきました。

今からさかのぼること40年以上も昔のこと。

わが家に誕生した一人息子を祝って、妻の家と私の家からそれぞれ五月人形が贈られました。

「武者人形飾り」「兜飾り」です。

初節句に頂いたので、息子はまだ生後半年の頃でした。

兜飾りの兜を息子の頭に被すと嫌がって大泣きしたことを思い出します(^^ゞ

それから毎年、この時期になると押し入れから出してきて、

およそひと月の間飾っていましたね。

昨年、関東に移住して、

札幌時代とは違い、マンションの部屋が狭くなってしまったので、

五月人形を泣く泣く処分して、兜飾りだけ持ってきました。

大人になって東京に出てしまった息子も、いつも5月のゴールデンウィークには帰省して

五月人形と再会していました。

今ではそれほど喜ばなくなったのは、慣れてしまっているから?

今年のゴールデンウィークに帰省?しても、いちべつしただけで、

缶ビールを口に運ぶ方に夢中の様子です(^^;)

それでも、わが家では妻と私の二人が、いまだに五月人形を飾って

端午の節句を祝っています。

そうです!

いつまでたっても息子は息子!

いつまでたっても、親は子の「健康」を願っているものですからね。

そんな五月人形を飾り付けながら

私が両親からもらった節句の人形のことを思い出します。

確か、金太郎が大きな鯉を釣り上げようと奮闘している場面の小さな人形でした。

親はどんな思いをこの人形に込めたんだろう?

金太郎は健康な男の子のシンボルです。

元気に育ってほしい願いがこもっていたと思いたいもの・・・

そういえば

幼い頃の自分は、病弱でいつも風邪をひいて熱を出していたようで、

ひっきりなしに病院に通っていたと母親から聞いてます。

その看病のおかげで今の自分があると思えば両親に感謝です。

ですが、その五月人形もいつの間にかどこに行ってしまったか?

私の思い出の中だけの存在になってしまいました。

ところで

戸建て時代は、4月に入るとそこかしこの家の庭にこいのぼりが舞ってました。

わが家はこいのぼりはご近所の庭で泳いでいるのを見せていただくだけ・・・

ですが、この頃はマンション暮らしになったせいか、青空に泳ぐこいのぼりなど、

とんと見かけなくなってしまいました。

マンションではバルコニーにこじんまりと小さなこいのぼりしか舞わせなくなっているようです。

そういえば

先日、買い物帰りに近所の幼稚園のポールに

「一匹のこいのぼり」が舞っているのを目にしました。

大きな黒い真鯉だけがひとりで泳いでいるのが何とも寂しく感じられます。

緋鯉や青鯉も家族みんなで泳いでほしいもの・・・

幼い子供たちに「家族みんなで一緒」だということを知ってほしいと思った次第ですが、

これは年寄りの小言になってしまうんでしょうね(^^)/

桃の節句が継続中?ですが・・・肝心の兜飾りも飾りました!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする