急きょ、お墓参りに行く!

夫のマシュウです。

今年もお盆の季節となりました。

お盆といえば、ご先祖を供養するお墓参り・・・

夏休みを兼ねた里帰りで駅や空港が大賑わい、といったニュースがテレビをにぎわします。

コロナ禍でも移動制限のない今年は、

親戚や親族に久しぶりに会い、喜び合う姿が画面を通して伝わります。

お盆の少し前のこと

ある朝、妻の叔母から電話がきました。

妻がいつものように身体の調子を伺います。

抗がん剤の副作用で、身体の不調は相変わらずとのこと。

叔母の心配事は、

お盆が近づいているけど体調が悪くお墓参りに行けないことでした。

そのため妻が、叔母の具合のいい時に行くよと言って

お盆にはこだわらないことを伝えていました。

叔母にとっては、自分の体調がすぐれないせいで、

私たちのお墓参りが日延べしてしまうと、気をもんでいる様子。

今回の電話で叔母は、

お盆頃の天気も良くないので、来れるなら明日来てほしいと!

この機会に妻に渡したいものもあるといいます。

妻には感じるところがあったようで、

「明日、行くね!お墓参りの後に立ち寄るよ」

主治医の診断では、ガンが徐々に大きくなっており、

疲れやすくなっているためかお墓参りに行く自信がない叔母でした。

私たちが代わりにお参りして、安心させようと、急きょ、行くことにしました。

当日、道南の田舎のマチにある墓地に向かいます。

この日、私たちが来るのを歓迎してくれてるかのような晴天!

お墓を掃除して、お線香やお花を供えてお参りします。

先に逝った義父には妹である叔母を見守ってほしいと念じました。

帰りに・・・

叔母の家を訪ねました。

愛猫も1年前に他界して、本当に一人ぽっちで生活しています。

妻の関心は、家の中をきれいにできているかどうか、

もしも生活に難儀しているようであれば

すぐさま病院に連れていく覚悟をしていたといいます。

幸い、身の回りも、台所回りなどもきれい!

まずはホッとしたアンです。

しばし、昔話などに花を咲かせ、そして元気づけます。

妻「お父さんが亡くなる間際までよく言ってたの」

『親からもらったこの身体、最後まで大事に使うんだ』って!

叔母「そうなのかい。私も病気になんか負けないって思ってるんだよ!」

話に興じながらも、形見分けのつもりでしょうか。

洋服やハンドバック、腕時計などアンに渡しています。

叔母「〇〇ちゃん(妻の名前)もらってくれるかい?」

妻「うん!もらうよ!」

楽しい時間はアッという間

あまり疲れさせてはいけないと、1時間ほどでお暇します。

叔母「来たと思ったら、すぐに帰っちゃうんだものねー」

帰りには、作っておいたちらし寿司やら赤飯をパックに詰めて「持って行きなさーい」

この日のために取り寄せた妻の好物の室蘭・富留屋(ふるや)のバター煎餅もあります。

いつものことながら、何でも持たせたいという親心に感じ入ります。

妻アンは幼少時に両親が離婚したので叔母は母親のような存在です。

ほら!こんなにたくさんのお土産!

玉ねぎ入りの珍しい食パンや、竜田揚げや肉巻きなどのおかずも、

朝、買って用意してくれていました(^^)/

妻「わー!こんなに食べられないよー」(^^)/

叔母「いいから持ってってー」

妻「ありがとう!嬉しいなー!」

叔母「ところで、マンションの生活はどう?」

妻「今度、部屋の写真を撮って見せてあげるね!」

別れ際

何度も振り返り、

振り返っては、手を振り、後ろ髪を引かれる思いで、叔母の家をあとにします。

私たちの姿が見えなくなるまで見送っています。

妻「あと、何回会いに来れるだろうか?」

叔母のガンの治療も抜本的な方法がない今・・・

少しでも長く、この平穏な日々が続いてくれないものか・・・

もう、来年はないかもしれない・・・という覚悟もした上で、

少し早いお盆のお墓参りを済ませました。

帰るなり・・・

妻は部屋の写真を何枚もカメラに収め、それを私が印刷!

妻が写真を台紙に貼ってわかりやすくキャプションを加えます。

妻「早く送って見せてあげなくちゃ」

今回、帰りぎわに写した叔母とのツーショットの写真も添えて・・・ね!

(ふたりとも最高の笑顔でしたよ)(^^)

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コメント

  1. 千沙 より:

    マシュウ様、アン様

    おはようございます。叔母様、かわいらしい!お二人がいらっしゃるということでちらし寿司とお赤飯とを作ってくださったのですね!ちらし寿司は錦糸卵がたっぷりで、お赤飯にはあずきがふんだんに使われていて、なんとも贅沢^^ プロが作った味を凌駕するのではと想像いたします。他にも用意してくださり、アンさんをかわいい姪っ子と思っているのでしょうね。叔母様のご健康を心から願っております(^_-)-☆

    アンさん、さざなみサーモン、食べきってなくなりました~~~ 今後帰省時のお土産購入リストに追加決定です^^ 

    札幌で買ってきたサーモンを母に見せたら、お味見したかったようで、生協の宅配に出ることが過去にあったので注文する!とのこと。
    今後も多彩な情報のアップを楽しみにしています。さっそく富留屋さんのバター煎餅が気になります♪

    • ともに白髪の生えるまで より:

      千沙さん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      叔母の手作りのものや庭で育てたものを持たせてくれるのですが、
      いつまでも健康でいることを願いながら味をかみしめましたよ(^_-)-☆
      千沙さん、こんにちは!アンです(*^-^*)
      叔母は私のこと、とてもかわいがってくれます。
      生き別れた実母の話もいろいろ聞かせてくれるんですよ。
      ありがたいです。
      お赤飯もちらし寿司もこの味を忘れないよう、
      ひとくちひとくち、かみしめながらいただきました。
      涙が出そうになりましたが、グッとこらえてね(*´σー`)エヘヘ
      千沙さん、お心遣い本当にありがとうございます。
      そうそう、さざなみサーモン美味しいですよね!
      旧宅時代、私も生協の共同購入を利用していて、
      野尻正武商店さんのさざなみサーモンを何度も注文しました。
      でも、でも、残念なことにいっつも抽選に外れちゃうのね。
      くじ運がなかったです~(;´д`)トホホ
      それだけ人気抜群の品ということですよね。
      今では札幌駅どさん子プラザや、四季彩館で購入できてうれしい限り!
      千沙さん、さざなみサーモンファンクラブでも作りましょうか(笑)
      富留屋さんのバター煎餅、昔と変わらず美味しいです♪
      ホームページがないので電話注文で叔母は取り寄せてくれているようです。