おはようございます。妻のアンです(*^-^*)
私の周囲には既に「親の介護」を卒業した方もいますが、今、奮闘中の方もいます。
古くからの友人はまさにその一人で、今日はその友人のお話です。
数年前、遠く離れた街に住む「お姑さん」が「認知症」を発症!
ひとり暮らしが困難となり、施設選びには苦労しましたが、
何とか自分たちの近くの「施設」に無事入所させることができ、ホッとした友人でした(^^)/
ところが!!!
一年も経たないうちに「大変な事態」が起きました💦
それは、
「お姑さんは、あまりにも問題が多く施設側も対応に限界。早急に退去をお願いしたい」
という連絡でした。
それまでにも他の入所者さんと頻繁にトラブルを起こし、そのたびに
施設から連絡が来るという、何かと「問題多し」のお姑さんでした。
「退去の理由」というのは
★他の入所者さん、職員さんに、日常的に酷い暴力をふるうこと。
★周りの人に悪口雑言を吐き、絶えずケンカをすること。他、モロモロ・・・
いわば「問題老人」だということです(>_<)
お姑さんの性格的な欠陥?が原因のようですが、
認知症をわずらっている訳ですし、いわば病人ですよね。
急に退去と言われても、家族はどうしたらいいのでしょうか?
途方に暮れる友人でした。
私も、昨夏、亡くなった父親を認知症の施設に入所させる際、
責任者さんから「施設の規則」などについて説明を受けました。
そして納得して契約書にサイン、捺印したのですが、
入所後、他の入所者さんや職員に暴力などでケガをさせたりするようなことが頻発して、
施設側でも対応できない場合は「退去をお願いすることもありますので・・・」と言われ
「お父さん、お願いだから、退去命令になるようなことしないでね」と念じていましたっけ。
施設に入所できたからといって、ホッとできないものなんですね(>_<)
先ほどの友人は、長く勤めていた会社をすぐに退職!
次の施設が決まるまで「自宅でお姑さんの介護」に明け暮れます。
お姑さんは、昔から「家族も認める相当なキツイ性格」の方でしたが、
酷い時には、こぶしを振りかざして、かかってきたり、そんな時は
年寄りとは思えない、恐ろしい馬鹿力を発揮するそうです(>_<)
そうかと思えば、排泄物を家中にばらまいてみたりと、いっときも目を離せない毎日。
ご主人は当時、現役の会社員ですから、日中はお姑さんとふたりっきり!
事件は?いろいろ起こりますが、帰宅したご主人に昼間の事を話しても、
あまり聞く耳を持たずという感じだったそうです(これはご主人、いけないですね)
友人は「発狂寸前だった・・・」とこぼしたことが忘れられません。
誠実でがんばり屋の友人は、心療内科に通院しながら介護していました。
もう切羽詰まっていましたから、ご主人も「施設探し」にだけは全面協力です!
(むむむ。当たり前です。自分の母親のことなんですから・・・)
「順番待ちは数か月」ありましたが、何とか新しい施設に入所決定!
友人宅からはかなり遠い所にある施設ですが、お姑さん、晴れて?仕切り直しです!
「もう問題、起こさないで下さいよー。おとなしく?していてくださいねー」とは友人の弁!
もっともです!よくわかります!
しかし、前回の施設よりも「費用が高額」で相当な負担増となりました。
このままじゃ「自分達の老後資金が親の介護に消えて行く」・・・・・
そこで、解決策は、お姑さんが済んでいた家イコールご主人の「実家の処分」でした。
取り壊して更地にして売却処分!(売れたー!と友人が喜んだのはいうまでもありません)
「これからお姑さんが何年、元気でいるかわからないけど、資金面ではちょっと安心したの」
まずは「お金の問題」がクリアできて何よりでした。
自分達の老後も危ういと心配していましたからね。
今日の話ですが、最初、私は正直驚いたのです。
「退去命令」
ま、まさか、そんなことはないでしょ・・・と思っていたんです。
しかし実際、私の身近で起きました。
8年前、父親の契約書の下の方に、
「ちっちゃな文字」で書かれていた事項は本当だったのです。
※追記
友人のお姑さんはその後、問題を起こすことなく元気でおります。
薬の量が少し増えた効果?だそうですが、以前のような「勝気さ」は消え、
「無表情の顔つき」に変わり、うつらうつら・・・としていることが多くなったようです。
施設側としては、楽な?入所者さんかもしれません。
私も経験しましたが、認知症の親を持つ「家族の悩み」は尽きませんね。