私にとっての「定年後」の意味を考える

夫のマシュウです。

最近、本屋に並ぶ本を見ていて気が付くことがあります。

それは、定年や退職に向けて、あるいは定年後の暮らしがどうなるか?、あるいはどうするか?について記述した本が多いなと思うんです。

定年後の生き方の指南書とでもいうものでしょうか。

この手の本は、昔からあったのでしょうけど、自分が今、その立場になったから余計に目につくのかもしれませんが・・・

確かに、私たち年代の先輩、団塊の世代の方々が完全に退職され、後続の私たち世代もポスト団塊の世代として、決して少なくない人口比率を占めているのですから、読者数には事欠かない?という出版事情でもあるでしょうが。

読むと、退職による喪失感からどう抜け出すか、新しいコミュニティとどう付き合うか、

残りの人生をどう生きるか等々について語られています。

それだけ、定年後はどうなるか、どうすべきかについて悩んでいる人がいるということでしょうか。

私にも、定年後1年間過ごしてきて、見えてきたことがあります。

定年後の生き方

会社経営では、守りの経営と攻めの経営があります。

会社は守りだけでは成長できない。会社は攻めばかりではいざというとき財務内容が悪化して経営が持続できない。盤石な守りがあって、攻めが活きるということでしょうか。

これからの人生も会社経営に例える、盤石な守りの生活があって、攻めの生活が活きる。これからの人生で成長って何だろう?と思われるでしょうけど、私は、これからも人間としての成長だと思っています。

ただ、「老いるだけじゃいやだ」とも思っています。

それが私にとっての「攻めの人生」だとすると、「守りの人生」とは?

実は、親を見てて、父親いわく「自分は長年働いてきたのだから、この先何もしたくない」といって、本当に何もしないできました。

これなんかは「守りの人生」じゃないだろうかと思います。

じゃあ、どうすれば「攻めの人生」を送ることができるのでしょうか?

定年後の生き方はお金で決まる?

定年後の大きなテーマは、第二の人生としての定年後から人生の終焉に向けての生活であり、そのために必要な「お金」に関することが指南書には書かれています。

基本的には、年金以外に収入がないことを前提にすると、

生活費としてのお金をどう守るのか?あわよくばどう増やすか?が大きな課題です。

生活費の確保は、定年後を攻めの人生にするための基本条件でしょう。

これまでの貯えを切り崩すことを考えると、いかに減少を食い止めるかに知恵を出すことも守りを盤石なものにする必要条件です。

定年を意識して、若いうちから生涯費用を考えて蓄えるなり、収入源を確保することが求められますね。

妻との新しい関係が大事?

現役時代は、サラリーマンですと会社にいる時間が長いので、妻と顔を合わせるのは、1日の半分程度で、あとの時間は、当然、外の人との付き合いの方が長かったのです。

それが、定年後、四六時中顔を合わせるのは、妻を於いていないのです。

激変です!今まで通りで良いはずがありません。

妻にとっても、今まで居なかったのに、定年後はまとわりついてうっとうしいと思われても困ります。

定年後は、「適度な距離感」で唯一のパートナーを大事にすべきでしょうね。

健康への配慮

自分だけでなく、妻にとっても、健康な体でこれからの生活が維持されることが、大前提だと思います。

健康を害しては、したいことは何も出来なくなってしまいます。

ですから、定年後の健康年齢はいつまでかを意識することが大事だと思うのです。

逆に言うと、病気年齢はいつからかを意識して、できるだけ先延ばしにすることですね。

そのためには、自分の生活習慣はどうあるべきか、より一層気をつけるようになると思います。

私の場合は、ちょっぴり飲酒を控えるようになりました。(もちろん会社の飲み会はありませんので・・・)

自由な時間の過ごし方は自由?

今まで述べたことは、これからの定年後の生きかたの前提となることでした。

この前提に立って、これからは何もしない? 何も興味はない? かどうかです。

今までの貴重な経験・スキルを別な道で生かすことはできないか?

今までの経験を捨てて、まったく新しいことへの興味を深堀することはできないか?

自分に問いかけてみることです。

私の世代もそうですが、ラジコンを買う、プラモデルを作る、といった子供のころは貧乏で何も買ってもらうことができなかったことを、今やるか?

これもありですね。

今、話題のスーパーボランティアのように、社会のために貢献することは?

これはすばらしいことです。

何か自分の「やりがい」を探したいものです。

人生の有終の美を飾るために

けっして老後が明るいものでないことのルポルタージュが、ここ数年来出版されてます。

本の表紙に飛び交う、老後に関する「下流」「破産」「漂流」「無縁」「無葬」など、

今の時代を生きることの苦しさを連想させるセンセーショナルな言葉・・・

なんともやり切れませんが、これからの人生を悲観して生きることはないと思います。

終わりは誰にでも平等に来ることなので、どう終わるか、終わりをどう迎えるかを考えておくと楽になります。

いわゆる「終活」でもあります。

「備えあれば憂いなし」です。

そのうえで、定年後の生活が充実できるのではないでしょうか。

「定年後って、これからの楽しい人生の始まりなんだっ!!」

私もそう思って、定年後の第二の人生にやりたいことを考えながら、「終活」にも取り組もうと考えています。

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コメント

  1. 杉ちゃん より:

    こんばんわ、杉ちゃんです。
    定年後の過ごし方・・・人それぞれあるでしょうね、資格を生かして
    再就職する人、現役とは全く違った分野へ活動する人、何もしないで
    一日「ポケー」とする人、私の友人で路上ライブをやったヤツがいま
    すが、前に置いた空き缶に数百円入ってたのが嬉しかったとか。
    定年後にへんてこな過ごし方にならないため、まず「マシュウです。
    今日から何かとご厄介になります。どうぞよろしくお付き合い願いま
    す。」てな挨拶をしておくと「うちのダンナはいつも家に居て私、息
    が詰まるわ~」と言った嫌味も言われないかも?
    まずは、現役時代に錆び付いた夫婦間の会話を新婚当時まで戻さなく
    てはギクシャクした過ごし方になりますね。(たぶん)

    • ともに白髪の生えるまで より:

      杉ちゃんさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      定年後2年経過!最近は自分の生き方のペースが出来てきたような気がします。
      何をやっても充実した生活が大事と思います(^^)/
      それと我が家では奥さんに服従?することが幸福&平和の条件であります(笑)
      杉ちゃんさん、アンです(^^)
      コメントありがとうございます!
      楽しく読ませていただきました。
      この先、どのくらい生きられるかわかりませんけれど、
      一応、赤い糸?で結ばれた夫です(笑)
      楽しく生きよう!が目標ですので
      多少の意見の食い違いこそあれ、充実した毎日にしたいと
      思っています(^^)/