夫のマシュウです。
先日、私の母親あてに「年金生活者支援給付金請求書」が送られてきました。
支援給付金ってなに?
これは、10月の消費税増税に対応する政府の施策のひとつで、
増税分を活用して、年金を含めた収入が一定額以下の高齢者の生活を支援するために始まった「年金生活者支援給付金制度」です。
10月以降支給される公的年金に月額最大5千円が上乗せされるというものです。
支給要件は?
給付金種別が「老齢」の対象者は原則として
①65歳以上で、老齢基礎年金を受けている
②請求される人の世帯全員の市町村民税が非課税となっている
③前年の年金収入額とその他の所得額の合計が879,300円以下である
以上の3条件を満たす人になります。
他に、給付金種別が「障害」と「遺族」の人も、それぞれの支給要件を満たす人に
給付されることになっています。
※支給対象者が自ら手続きしないともらえないというのは他の年金請求と同じです。
返信のハガキには10月18日までに返送し、日本年金機構に請求する必要があり、
手続きが済むと10月、11月分がまとめて12月の年金支給日に上乗せして支給されるということです。
支給額は?
報道によると、給付金対象者は2019年度末で約970万人。
給付に係る今年度予算は約1800億円だということです。
国全体の経費としてみると莫大な金額ですが、一人当たりでみると確かに消費税の増税分を
何とかカバーできる限度かな?という気もします。
国民年金(老齢基礎年金)の場合、保険料を40年間納めた満額受給者でも
月額6万5千円程度となっています。
今回これに上乗せして支給される金額が約5千円。
厚労省の試算によると、65歳以上の高齢無職世帯の夫婦の1カ月の生活費が約23万5千円(家計調査)だと、「2%」の増税分の影響は約4,700円になるということです。
専業主婦などは国民年金だけしか加入していない人が多いでしょうから、
そのような低額年金受給者にとって消費税の増税は、いきおい生活を圧迫する要因となり、
消費の減退につながる恐れがあります💦
※私の母親あてに届いたはがきに記載された給付金額も、給付上限額にも届かない少ない金額ではあります。
月額わずかばかりの給付金で、生活支援に役立つかはわかりませんが、
増税分を賄って、少しでも生活に潤いが与えられるようになればありがたいことです(^^)/
いつまでもらえるの?
支給継続の期限についての記載はありませんでしたが、2年目以降も手続き不要で支給されるということです。
支給金額は、毎年度、物価変動によります(物価スライド改定)
支給停止条件としては、所得額の合計が増えるなどして、支給要件を満たさなくなった場合
年金生活者支援給付金は打ち切り!
「不該当通知書」が送られてくるということです。
いずれにせよ、「もらえるものはきちんと請求して、生活防衛に備えたい」ものですね(^^)/