【病床の父親】会うのはこれが最後だろうか?

夫のマシュウです。

私の父親が、地元の病院に入院して1週間が過ぎた頃、

容態が悪化したため、ドクターから話があるとの連絡を受けました(>_<)

折悪しく、私が蜂窩織炎という病気で緊急入院する羽目になった頃です。

父親の容態(1週目)

弟に急きょ頼んで田舎へ行ってもらい、父親の容態の説明を聞いてもらいました。

結果、全身状態が良くないこと、CTを見ると脳にいくつかの小さな斑点があるとのこと。

さらに入院中の私の携帯に、父親担当の看護師から電話連絡が入りました。

父親の容態(2週目)

看護師の話によると、

ふたたび父親の体温が上がったので、抗生剤で抑えたところ、微熱程度まで下がったこと。

採血したCRPの計測結果が7.06だったものが10.5に上がったこと。

(どこか炎症でも起こしたのかな?)

排尿量が少なくなったので、点滴量を増やしたこと。

呼びかけには何とか反応を示すが、以前より良くないこと。

脈拍が遅くなることがあり突然心臓が止まるかもしれないことなどが告げられました。

いよいよ「覚悟」を決める時がきたようでした。

どうか私の体調が回復するまでは何とか頑張ってほしい・・・

その数日後、私の病状は通院治療OKとのことで退院!

とはいえ、自宅療養の身ですので、退院後初の外来診察を受けて田舎行きを決めました。

父親の容態(3週目)

入院当初見たときと変わりがありません。

微動だにしない父親を見て、男の子供はダメですね。気の利いた言葉かけができません(>_<)

でも今回は、妻アンが同行しています。

「おじいちゃん、大丈夫だからね!」と何度も頭を撫でながら必死に言葉を掛けています。

まるで「娘」のようです😢

その呼びかけに、父親の表情が少し変わったように見えました(@_@)

「わかってる」というように、うなずくではありませんか!!

私の呼びかけには無反応だったくせに!(笑)

ドクターの話では、抗生物質による点滴効果がなくなっているため、

高麗ニンジンのエキスを投与したところ、効いているようだということでした。

そういえば、帰省する前に看護師からきた電話の内容が、これから10日間ほど看護師の研修生がついて、血圧や体温など測らせますが、よろしいでしょうか?でした。

このところ体温は平熱をキープ、脈も平常だという説明でした。

妻「おじいちゃん、以前も看護学生さんが来た時、嬉しそうにしていたよ」(笑)

若い人の刺激で?低空飛行でもいいから、少しでも長く滞空していてほしい・・・

その後、看護師長さんから病院で看取りまで入院することの同意を求められ

二度と母親の待つ特別養護老人ホーム(特養)には戻れないことを覚悟しました😢

父親の耳元で、妻が大きな声で、また来ることを伝えて病院を後にしました。

母親の様子

父親を見舞った後、母親の居る特養に直行!

今回は妻アン手作りの「あんぽ柿」を持参しました。

私の実家では、お正月、父親があんぽ柿を買って来てみんなで食べるのが習わしのようになっていました。

もう父親は口にすることが出来ませんが、母親は美味しそうに食べてくれました(´▽`)

そして、少し早めのクリスマスプレゼントに妻の見立てで買った新しいバッグと

キーホルダーも渡しました🎅

父親の入院で、滅入っているであろう母親の気持ちを少しでもほぐそうとしましたが、

「お父さんが入院する2,3日前に食事をしている時、マグカップを持つ左手がおかしかったんだよね。あの時、救急車を呼ぶことができれば・・・」

と、母親は自分の判断を悔むような言葉を発しました💦

2カ月ほど前は、両親揃って出迎えてくれて、

妻が持参したお菓子を美味しそうに頬張っていた父親が、たった2カ月で状況が一変!

老親にとっての「残された時間」が早く進んでいくことに驚きます😢

母親は何度か父親に面会して、ある種の「覚悟」はできているようにも見受けられました。

父親の身に、いつ何が起こってもおかしくない状況ですが、

これから厳しくなる冬の間はなんとか乗り越えてほしいと願い帰路につきました。

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