悲哀?親から学んだ老人ホームに入るということ

おはようございます。夫のマシュウです。

ある朝の妻との会話です。

妻が、長年通う習い事の教室では、レッスンが終わった後に、

先生を囲んでおやつを持ち寄って和気あいあいと女子会!

近頃の話題は断然「親の介護問題」が多いそうです。

その中で「考えさせられる話」がありました。

老人ホームで

妻の友人の母親ですが、数年前に夫が他界後、老人ホームで暮らしています。

看護師の仕事が忙しい中、友人は毎日のようにホームに足を運びます。

施設にお願いすると「費用がかさむ」ため、洗濯物は全て持ち帰って届けるの繰り返し!

認知症が進むお母さんは、彼女が来ないと不機嫌になり、職員に当たり散らすため、

毎日、通っているのが現状です。

「いつまでこの状況が続くのか」「先が見えない介護」「自分の時間が持てない」

さらには「お金を巡る兄弟間の確執」などで苦労されているのだそう。

食事も入所者が多いため?「ご飯も味噌汁も冷たくなって出てくる」ので

せめて温かいご飯を食べさせてやりたいと・・・。

また、職員の中には「手荒な?扱いをする人」もいるらしく、やりきれない思いがすること。

けれど、仕事を辞めて母親の面倒を看ることは、諸事情により不可能で

愚痴を?聞いてくれる仲間がいるのが「唯一の救い」だと涙をこぼすのだそうです。

以前は、子供の学校や受験のことが話題の中心だったのが、みんな歳を重ね、

親のことで「苦労するお年頃」になったねと、互いに「情報交換」しているようです(^^)

グループホームでの義父の場合

妻の父親(義父)はグループホームで7年暮らして、昨夏、他界!👼

私たちは、入所することが出来てよかったと喜んだものでしたが、

義父は「家に帰りたい!」「家でやることがある!」と手こずらせました💦

当時、妻は体調を崩すくらい悩んだものです。

グループホームでは、父親の趣味をことごとく取り上げられてしまいました。

理由は「危ない」とか・・・でね!

施設に入ると、ほぼ「自由」はありません。

仕方がないとわかっていても、子供としては切ないのです💦

義父は晩年、一日中、テレビの前に座っているか、

新聞を見るか、ベッドに横になっているかでした。

「やることがない」といつもこぼすのです。

入所者さん同士もほとんど会話はありません。

施設の責任者が変わってからは、入所当初から続いていた行事や外出も

少なくなり、とうとうパタリとなくなってしまいました💦

「敬老会」すら省略??する始末!

そのうち、義父も気力が失せたのか?何も言わなくなってしまいました。

妻は面会に行くたびに「辛い・・・」とこぼしていましたね。

特養での父親の場合

私の父親も、最期は田舎の特別養護老人ホーム(特養)で迎えました。

身体の自由が利かなくなったら特養に入れてもらうんだと、自らの希望でしたので、

家に帰るということは最初からあきらめていたようですが・・・

面会に行くと、

父親「何もすることがないんだよなー」とこぼすのです。

テレビ好きですので、見てるんじゃないの?と思いきや、

職員に聞くと部屋で横になっていることが多いとか。

ここには100人を超える入所者さんがいて、手がまわらないというのもうなづけますが、

悪く言うと、まるで「収容所」のように感じるのは私だけでしょうか?

ただただ、毎日、寝て起きて、三度のご飯をいただいて、週に2回のお風呂、

楽しそうに暮らしているとは思えなかったのです。

職員の中にも良い人や悪い人がいて、父親なりに気を使っていました。

様々な制約の中で生活を余儀なくされているのが私たちにも伝わりました。

「何もやることがない日々」を暮らすのか?

それは「苦痛」以外なにものでもないじゃないか?

そんな「二人の父親の姿」を見て、

自分がその立場だったら、何を「糧」に生きて行けばいいんだろう?と思います💦

本が好きだから読書?

大好きなクラシックでも聴いて過ごす?

その頃には、認知症にでもなってるんじゃないのか?

「老人施設に入るということは自由を束縛されること」

これは「私が感じた一番のこと」であります。

そして、

施設にとって「管理しやすい入所者」だと優しい扱いを受けますが、義父のように

おむつ交換を嫌がり抵抗するような「手のかかる入所者」は敬遠?される傾向があります。

私たち夫婦はこの7年余り、二人の父親を通じて「老人ホームの実態」を生で見てきました。

勉強になりましたよ。本当に・・・(^^)

(ここで言えないこともたくさんありますが)

自分達は?

将来、施設にお世話になるかもしれません。

その時は「集団生活の窮屈さ」「自由の無さ」その他もろもろを受け入れて?

入所しなければ!(笑)

なんだか、一日の始まりの話題にふさわしくなくなってしまいましたが、

老人ホームに入るには「一大決心」が必要だねと、妻と顏を見合わせてしまいました(^^)/

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コメント

  1. 福平 より:

    新年おめでとうございます。

    たまにしか投稿しませんが、今年もよろしくお願いします。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      福平さん、明けましておめでとうございます。マシュウです。
      いつも読んでくださりありがとうございます。
      お気づきのことがあればどんなことでも結構ですから
      コメント頂ければ幸いです(^^)/
      今年もよろしくお願いします。
      福平さん、こんにちは。アンです(*^-^*)
      こちら札幌は先ほどまで降っていた雪がようやく止み青空が広がっています。
      これから寒さが本番を迎えますが福平さんもどうぞご自愛なさってくださいね。
      今年もブログを読んでいただけると嬉しいです。
      福平さんにとって良いお年となりますように・・・(#^.^#)