妻のアンです。
先日の夜のこと・・・義母が入院している病院からの電話が鳴りました。一瞬、どっきり!
電話番号を見て、これはもしや?ついにきたか?と緊張が走りました。
両親が入院してからというもの、電話の呼び出し音にはとてもビクビクしています。
「落ち着いて」と自分に言い聞かせ、受話器を取ると
電話の向こうから、落ち着いた口調の看護師さんの声が聞こえてきました。
瞬間、これは大したことじゃないかな?と安心しつつ、話を伺いました。
母さんがテレビを観たいって?
看護師「お母さんのことですが・・・」
私「え?何かありましたか?」
看護師「いえ、容態は安定していますから安心してください。実は、お母さんがテレビを観たいというものですから、許可を得ようと思いまして・・・」
私「えっ?テレビを??」
看護師「そうなんです。退屈で、テレビを観たいっていうものですから・・・」
私「そうなんですか?テレビを観たいって・・・ですか??」
看護師「よろしいでしょうか?費用が1日、160円かかりますが?」
私「どうぞ、どうぞ~。本人の好きにしてあげて下さいますか」
夫マシュウも、そばで相槌を打っています。
私「そんなに回復したんですか?」
看護師「そうなんです・・・じゃあ、明日から観られるように手続きしますから・・・」
電話を切ったあと、
私「あーー!びっくりした! 義母さんがテレビを観たいって思うようになったとは・・・」
2月に倒れた時、この夏は越せないだろうと覚悟をしていたのに、状況は好転しました♪
実は、この電話が来る数日前のことですが、
親戚が見舞いに訪れた時に、義母は車いすに乗せられて、ナースセンターのカウンター前で
看護師さんとおしゃべりしていたということで、回復しているのを実感しましたし、
「餡もの(どらやき)を食べたい」と言っていたということは聞いていましたが・・・。
まさか、退屈感?を感じるようになってくれたとは・・・
それで、テレビなんだね。テレビ、大好きだったものね。
食欲も回復してきて、見舞いに行った方も驚くほどの回復ぶり。
そして、おしゃべりも絶好調?だったようで・・・(^^)
そのようなエピソードを聞いていたものですから、私たち、さらに安堵しました♪
そうか、水戸黄門観たいんだ!
私「きっと、水戸黄門が観たくなったんじゃない?その前に大岡越前もあるし。」
夫「じゃあ、父さんも一緒に観ればいいのにね?」(同じ病院に二人とも入院中)
私「でも、義父さんは耳が悪いから・・・きっと、観ないって言うと思うよ」
その晩、
私たちが例によって、日中に録画しておいた水戸黄門を観ていると
夫のマシュウが、「母さんも観ていたんだよね?」
私「うん!そうだよ。観ていたはず!」
北海道では夕方、水戸黄門が放送されていますので、義母は病室で観ていたことでしょう。
満足げな顔が浮かんできます♪
私たちと母・・・ドラマの「水戸黄門」を通して、ちょっぴり気持ちがつながったような?
そんな嬉しい気持ちになりました(^^)
それにしても、義母さんの回復ぶり、すごい!!!