義父の納骨の日がやってきた

夫のマシュウです。

毎年、お盆の時期になると、義父が故郷に建立したお墓にお参りしています(^^)

今年は新型コロナ禍での外出自粛の影響もありましたが、

故人となった義父の納骨をいつにするか考えているうちに、

秋のお彼岸が近づいてきました。

納骨については、

昨夏、お墓参りのときに、墓石の掃除がてら、

妻と納骨室を探しましたが、入口の拝み石がわかりません(>_<)

私「納骨口はどこから開けるんだろね」

正面にも両横にもそれらしい石があるのですが、動かそうとしてもビクともせず!

妻「確かこの石を動かしていたと思うんだけど・・・」

正面のろうそくを立ててある石を動かそうとします。

妻にとっては、祖母の遺骨を納めるときに、

父親が石板を開けていたのをうる覚えしているようですが、

石はどれもしっかりとコーキングされているようです。

ここは石材屋さんに聞いた方がよさそうです。

やがて納骨日が近づいてきました。

納骨日までにすること

まず、墓碑に新しく「義父の名前と享年を刻むこと」から始まります。

しかし、義父がお墓を建立したときの石材屋さんはすでに廃業していました。

ツテを頼り、何とか地元の石材屋さんにお願いすることにしました。

事情を話し、墓碑に刻む義父の名前を書いて石材屋さんに送ります。

義父には戒名はありませんので「俗名」でお願いしました。

石材屋さんが事前に墓碑を取り外し、自社工場で彫刻!

納骨の事前手続き

いつでも思いつきで納骨できるわけではありません。

事前の準備が必要です。

役場への届け出

お墓を管理している「地元の役場の担当部署への申請」が必要です。

事前に役場のホームページで調べました。

分らないことは電話で確認!

義父の場合は、すでにお墓を持っていますので「墓地使用許可証」は手元にあります。

お墓の使用者を義父名義から妻アン名義に変更するため

まずは「墓地使用権移転申請」をしなければいけません。

次に、納骨のために「埋葬等届」が必要です。

斎場で渡された「死体火葬許可証」「必要な添付書類」も準備して、

実際に納骨する日が決まってから役場に「郵送」します。

石材屋さんへ連絡

納骨の日時が決まったら、石材屋さんへの連絡があります。

石材屋さんとは、あらかじめ納骨室の拝み石のコーキングを取ってもらい、

「開口」できるように相談しておきました。

当初、納骨日に立ち会って開口するということでしたが、

結局、納骨の5日前までに開口の作業をしてしていただき、

納骨が終わった段階で、再度コーキングしていただくことになりました。

関係者への連絡

納骨に立ち会う関係者への連絡も欠かせません。

当日は、親族の一人として義父の唯一の妹である叔母も立ち会ってくれることになりました。

納骨の日

義父のお墓のある田舎へはJRで向かいます。

遺骨を伴っての移動です。

荷棚の上げ下ろしの振動で骨壺のふたがカタカタという音がしていました。

叔母の家に寄り、タクシーで一緒に墓地へと向かいます。

墓碑には、すでに一番最後のところに義父の名前が刻まれているのを確認しました。

あらためて亡くなったんだという実感で涙があふれてきます。

お墓の納骨室の拝み石を動かして中の様子を確認しました。

深く暗い穴のなかに土の床面が見えます。

ここに眠るのか・・・妻が神妙な表情でのぞき込んでいます。

中には、24年前に亡くなった妻の祖母(義父の母親)の骨も納められています。

義父の遺骨を骨壺から出して白い布袋に入れて納めました。

妻アンがこれまでのことを思い出しているのか、泣いてしまいました。

「お父さん、ここでばあちゃんと一緒に眠るんだよ」

「お別れだね。お父さん。ほんとにありがとう。これからもずっと見守ってね」

帰りのJR車内は、GoToトラベルとシルバーウィークの行楽客で混んでいます。

私たち夫婦・・・帰りは何だかポッカリと穴が開いたような力の抜けた感覚!

隣の席の妻は「これで娘としての責任に一つの区切りをつけたんだなぁ」とポツリ。

つぶやいた言葉に安堵感が漂っていました。

アンよ、ご苦労さんだったね!(´▽`)

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