夫のマシュウです。
人には、毎日、決まった行動パターンというのがあって、
それがルーティンになっているようです。
たとえば・・・
朝起きて、顔を洗って、朝食を摂って、新聞を読む、そのあと掃除をするなどの行動です。
私の場合だと、
顔を洗うとき、洗面ボウルにお湯を張って、顏を温めて、シェービングフォームを塗って、
髭剃りのカミソリをあてる・・・
そのあと洗顔し、髪の毛をシャンプー&リンスして、ドライヤーで髪の毛をセット
というような一連の流れです。
ある時
いままで何気に繰り返されていたことが、フッとした瞬間に
「あれ?つぎなんだったっけ?」なんて思うことはないでしょうか?
私の場合、最近のことですが、
朝、顔を洗っているときのこと、
ひげ剃りが終わって、シェービングフォームを棚に戻したところで、
あれ?次なんだったっけ?
とか、
一度用意して置いたシャンプー・リンスボトルを、顔を洗ったところで
片付けようとしました。
おい!ちょっと待った!待った!
これからシャンプーするんじゃないか・・・なんてことも・・・(^^;)
そんなとき、もしかして、
「認知症の始まり」はこんな感じ?などと、ふと不安に駆られます(>_<)
何も考えなくても普通にやっていた「いつもの行動」が、出来なくなる恐怖、
もしかしたらそんな恐怖すら忘れているのが認知症かも?と。
思い起こせば・・・
妻の父親(義父)の異変に気がついたのも、日常生活での行いでした。
★通院の日でもないのに病院に行く。
★病院の精算(わずか200円ほど)も、細かい計算ができないのか?1万円札を出す。
★冷蔵庫に食べかけにした同じ食材が驚くほど幾つも入れてある。
★毎日飲むはずの薬がゴミ箱に捨ててしまってる。
★自分でテレビのリモコンの操作が出来なくなり、チャンネルも変えられなくなる。
こんな「兆候」に周りの者が気付かずに生活していました(>_<)
それまで認知症という病気など、人ごとのようにしか考えたことがなかったのですが、
急に身近な問題として起こると、
「あのときの行動って、今思えば変だったね」
「どうして簡単なことができないのか不思議だったんだよね」
こんな会話を妻と交わしていました。
私の場合・・・
決まりきったルーティンをこなしているとき、
他の考えごとをしながらの動きのとき「あれ?」と思う事がありますが、
まだ認知症の兆候ではないのでは?と・・・
勘違いとか、物忘れとかと違って、
「日常の何気なこと」をしっかりやれるかどうか、
「日々の生活の中での兆候を見逃さないこと」・・・これが大事だと思ったところです(^^;)