夫のマシュウです。
妻の叔母がお腹の腫瘍を摘出する手術日が決まり、明日は入院するという日の夕方。
妻アンは叔母を元気づけようと電話をかけました。
もちろん、体調の確認もあります。
新型コロナの影響で、入院当日のPCR検査が陰性でなければ入院も手術もNGですから。
叔母の様子は?
実は2週間ほど前に、手術日が決まったとき、
叔母は、本州に住むたった一人の弟に電話をかけて容態を伝えていました。
その時、北海道に会いに来ようとする弟の気持ちを制して、
コロナが危ないから来なくていいよ・・・と断ったそう。
付き添いには、
私たち夫婦の他は、叔母のご主人方の兄妹(義理の弟と妹)お二人がついてくれます。
主治医との窓口には義弟がたってくれて、
義妹は、叔母を病院まで車で送ってくれることになっています。
私たちは、前日に札幌から駆け付け、主治医からの手術の説明に立ち会うことにしています。
手術前日
手術に関する事前説明を受ける日です。
本人を始め、付き添い人たちが診察室に招き入れられます。
主治医から聞かされたことは、
★胃を圧迫している「腫瘍の塊が大小2個」ある。
★小腸の膜の一部にもがん細胞が散らばっている。
★万一の場合は、小腸の一部を摘出することになるかもしれない。
★そうなると小腸からの栄養の吸収が難しくなるので、
退院後の生活のことにも影響してくることを告げられました。
これは「大手術」だ・・・ということです。
小さな体の叔母の体力が心配ですが、本人は淡々と説明を聞いています。
手術日当日
朝、私たち付き添い人が面会室に集まります。
しばらくして、手術室に入る時間になり、
看護師に付き添われて、みんなが待つ面会室にあらわれた叔母は気丈に、
「鬼退治に行ってくるね!」と言います。
みんなで励まして、手術室の前で見送りました。
手術の予定時間が5時間程度か?といわれています。
午後3時ころになるのかな?
付き添いのみなさんはそれぞれの場所で、病院からの連絡を待つことにします。
私たち夫婦はホテルでスマホの電話が鳴るのを待っています。
午後3時過ぎに「手術が難航している」との連絡が!💦
ここまで時間がかかっているということは、
逆に考えると、もしも手に負えない場合はすぐに閉じてしまうだろうから、
今は腫瘍を摘出するために、手を尽くしてくれている???
ここはもうひと頑張りか・・・
手術の難しさを心配し、叔母の体力を気遣いながらも、
ただ待つしか術のない時間が過ぎていきます。
夜の6時頃になって、ようやく待ちに待った連絡が入ります。
手術の峠を超えて、これから縫合などで午後7時頃に面会できるので
病院に来るようにとのこと。
待ち構えていた私たちはすぐにホテルを出て病院へ!
手術室の前に付添人たちが集まります。
手術は?
そこでもしばらく待たされ、ようやく手術室から執刀した主治医が出てきます。
待ち構えていた付き添いのみんなから、長時間の手術のお礼の言葉がかけられます。
主治医からまずは「難手術だった」ことの説明がありました。
★摘出した腫瘍の状態、他の臓器への影響
★術中、術後の出血
★過去の手術縫合部分の癒着
★臓器からの浸潤の問題など「術後の容態管理の難しさ」を説明されます。
この後
叔母は麻酔から覚めて?手術室からストレッチャーにのせられて運び出されてきます。
頑張ったことをねぎらう言葉をかけます。
聞こえているのか、かすかにうなずくのが確認できたような・・・?
まだ麻酔から覚めやらぬ、夢の中でもうろうとしているのかもしれません。
主治医と看護師に付き添われて病室へと向かって行きました。
意識が回復しても、コロナの感染拡大中ということもあり、しばらくは面会できません。
こうして、私たち夫婦も、叔母の手術に付き添った2泊3日の田舎行から帰宅しました。
高齢になっても「生への希望」をあきらめず、
気を強く持って<鬼退治>に立ち向かった叔母に敬意を表します!
あとは、無事退院の報を待つのみです!
コメント
マシュウ様、アン様
おはようございます。叔母様が手術を無事に終えられてよかったです。
今後の日常生活面での心配など、考え始めたらきりがありませんが今は叔母様の回復をただ祈っております。
鬼退治、なんて気丈なことを仰られて可愛らしいですね!日常生活では童謡をお歌いになられる方ですものね。
千沙さん、コメントありがとうございます。マシュウです。
二度目になる摘出手術は大手術だったようで回復には時間がかかるようです。
状態は安定しているようなので遠くから見守っています。
早く電話できる日が来ることを願いながら・・・(^^)/
千紗さん、こんにちは。アンです(*^-^*)
ご心配いただき本当にありがとうございます♪
今回は10時間近い手術となりました。
すでに数年前に小腸をかなり切除したため
残り少ない小腸をいかに残せるかが問題でした。
手術室に入って行く時に見せた叔母の最高の笑顔が忘れられません。
そうそう、童謡を毎日、日課のようにして歌っていたようですよ。
ひとり暮らしになってからの叔母の生き方はまさにお手本のようで、
泣き虫姪っ子の私は考えさせられることばかり。
おととい、手紙を出しましたので
今日あたり読んでくれていることでしょうね。
叔母のがんばっている姿が目に浮かびます。
先ほど、負けじと?私も花壇ボランティアしてきましたよ。
落ち葉をかき集めたり、土を触っていると元気になります!!(笑)
さぁ、お昼ご飯の時間ですね~。
千紗さん宅のメニューは何かな?
ん?我が家ですか?うふふ♪
昨夜のおでんの残りと冷凍してあったキノコの炊き込みご飯のおにぎりです。
たくさん食べてエネルギーチヤージです(^_-)-☆