夫のマシュウです。
今年は、遠く離れて暮らす両親がそろって入院という事態をとおして、
世話をする子供として考えさせられることが多かったように思います。
まだ現在進行形ですが・・・
親のこと、家のことについて、行き当たりばったりしながらも、その都度、事象にぶつかっては考え、行動してみて、考えさせられることがあって・・・
報道で、よく「介護離職」や「老々介護」の問題を聞きます。
親の介護のために自分の生活を犠牲にせざるをえない状況・・・
自分たちはそこまで追い詰められてはいませんが、同じようなことは避けたいと切に思っています。
親の介護をとおして、ときどき自分を振り返ることがあります。
親に起こっていることは、いつか自分に起こること
親のことは、私たちが一番近い身内として、健康上の問題だけでなくあらゆることについて、一番最初に相談される相手でもあります。
その私たちが、親の最期をどのように看るかということが、最大の行事?となります。
それは、突然やってくるかもしれませんし、徐々にかもしれません。
突然の出来事だと、私たちは慌てるばかりで、なにが最善の対処かわからずに、
ことがすすんでいくでしょう。
幸い私たちは、親の入院に始まり、これから迎えるであろう最期の在り方について
じっくり考える時間をもらっています。
その時間を使って、試行錯誤しながら最適な対応はどうなのか、考えさせられてきています。
親は、いくつになっても親です。
昔気質ですので、子供は親の世話をすることが、あたり前と考えているような節があります。
ですから、時としてわがままに思えるようなことも言われます(>_<)
それを知りつつも、世話をしなければならない。
つくづく、親が倒れたのが、私の退職後でよかった、と妻と話しています。
現役時代であったなら、どうしていたことか・・・
ひるがえって、自分のこれからのことに思いをめぐらします・・・
子供の生活があることはわかっていても、子供は私たちの言うことを聞かなくてはならない?
子供に、私たちの面倒をみろと言えるか?
こんな時、子供の姿を想像して、行動しています。
そして、自分に起こっていることは子供にも・・・
親に、いま起きていることが、まさに自分の問題そのものなんです。
自分に、親と同じようなことが起こったら、子供はどう行動するだろうか?
何をしてよいか迷わないか?
子供には、今回の私の両親に起こったことに対する対応については、逐一教えています。
それは、私たちの身の上に何事か起こった場合の処し方について
経験でなくても知識として知っておいてほしいと思っているからです。
反面教師としてかもしれませんが・・・
こう考えると「親は自分の鏡」なんですね。
私たちが、親と同じ境遇に置かれたら?
子供はどう思うだろう?
子供に迷惑をかけたくないということは、よく聞くことです。
私たち夫婦もそう考えています。
ですが、まったく世話にならないということはありえないことです。
子供ばかりでなく、誰かの世話にはならざるを得ないことですが、
最小限にとどめることは何だろうか?何ができるだろうか?
在宅介護の面倒だけは避けたい。そのためには私たちで終の棲家をさがし、
第三者の介護専門家のお世話になること。
そのためにも、エンディングノートを書き始めていますが、
もしもの時以前に、子供に知っておいてもらうこと、そしてお互いの疑問を話し合っておくことが大事なのかもしれませんね。
親の介護をとおして、自分が親と同じ状況になった時、自分ならどういう選択をするか、
考える機会にしています。