夫のマシュウです。
先日、私の母親がお世話になっている特別養護老人ホーム(特養)から届いた封書の中に、
母親が受けた新型コロナワクチンの「5回目の接種済み証」が同封されていました。
これは初めてのことで、わが家で保管しておくものでなく、
特養で前回までの分と一緒に保管しておけばいいことじゃないか、
ということで、妻が電話で確認しました。
母親の近況
特養の職員さんの手を煩わせてはいけない・・・という思いから
こちらからの電話は控えてきました。
でもこの際ですから、ついでに、といってはなんですが、
「母親の様子はどうか?」と伺います。
職員さん「食事も毎食しっかりとって変わったことはありませんが
日常の詳しいことは担当者から聞いてください」ということで担当者さんに交代!
妻「母は元気に過ごしているようですが・・・」
担当者さん、少し困惑気味に
「まあ、その~・・・少し認知機能が衰えているようで、
ときどき、私は食べてないと言い張ることがあるんです」
そういえば・・・
と、以前、母親との電話での会話を思い出した妻。
その日、特養ではおやつにみかんが出たそうですが、
母親「私は食べてないんだよね。もらえなかったわ」
そのときは「そうだったの。じゃあ今度ミカン送ってあげるから待っててね」と妻が約束。
だけど担当者さんが言ってたように「認知機能」が衰えてきて
「食べてない」と思ったのかもしれませんね。
これからは・・・
認知症のことも心配しなければならないのかもしれません。
認知症は、歳を取ると誰にとっても避けられないことで、
厚労省の資料では「認知症の発症率は90歳台にもなると女性の場合は71.8%」
にも上がるといわれています。
(母親は90歳を越えています)
思い出すこと・・・
妻は、今回の出来事から、認知症を患って札幌のグループホームのお世話になって
3年前に亡くなった「実父のこと」が頭に浮かんだようです。
その当時の私たちは、認知症のことをあまり理解できていませんでした。
自分の意に反して、住み慣れた田舎から札幌に連れてこられた父親が、
実家に帰りたいと言い張り、騒動を起こすことが何度もありました。
その度に妻は困り果てて「家には帰れないんだよ」と説得しましたが・・・
こうして、私たちは「まともに受け答え」してしまい、
義父の怒りをかってしまいました😢
妻「今なら、何とかうまく対応できるのに、あの頃は、まともに対立してしまって、
挙句に親子げんか。本当に可哀そうなことをしたな~と思ってるんだよね」😢
もしも?
妻「いつか、おばあちゃん(姑)が認知症になったとしても、
今なら、私、上手く受け答えしてあげられると思うよ」
「食べてないって言い張ったら、そうか~そうなんだね~と言って、まずは受け止めて、
そしてすぐに送ってあげるからちょっとだけ待っててね」って言えば納得してくれるはず」
「うん!これできっと大丈夫だわ!」
妻アンは認知症の父親から学んだことは大きかった・・・と言います。
こうして、親の背中、生き様を見ながら、自分達も学ぶこと多し!
いずれ近い将来?私たち自身の問題になるんだと、あらためて自覚しました(^^)/