夫のマシュウです。
最近のわが家では、私たちの親の口ぐせをまねるのが流行っています(^^)
特に、亡くなった私の父親や義父の口ぐせをまねるんです。
私の父親は?
腰の重い人で、何もないときは居間のテーブル前に置かれた籐の椅子に
腰かけたまま、テレビを見て一日の大半を過ごします。
久しぶりに帰省しても、話題はとぎれ、とぎれになりがち・・・
妻アンは、台所で夕食の用意をしている母親を手伝います。
妻に言わせると、家に居るときより忙しく動き回ってる・・・ということだそうです。
嫁はつらいよってところでしょうかね(^^)/
その間、籐の椅子に座ったまま、夕ご飯を待つ父親が、しびれを切らして発する言葉が、
「おーい!母さんっ!なにしてるんだっ?」「ご飯はまだか?」
と、あごをあげながら言う・・・これが口ぐせでした。
私も?
そんな父親の様子を思い出し、わが家でも食卓に座った私が真似ます。
「おい、母さん!」「飯はまだか?」(妻に怒られるのを覚悟!大汗の私)💦
妻「え?なにが母さんなの?」(私、ビビる)💦
「死んだおじいちゃんは何もしないでホントにかあさん(姑)をアゴで使ってたよね」
「パパもおじいちゃんの悪いクセを真似するつもりなの?」
(ギャーーー!怒ってるーーー💦)
「私だって、かあさん(姑)だって、台所で忙しくしていたんだよ」
「そんなこと、何も知らないおじいちゃんは全くいい気なもんだったよ」(笑)
私「そうだったな~。父親は手伝いひとつせず、ただただ威張りくさって?
ご飯を待ってるだけだったな~」💦
こうして、今は亡き父親をエサに盛り上がる妻アン(父と妻はホント仲が良かったな~)
あの懐かしいシーンが蘇ります(^^)/
妻の父親は?
同じように私たちの「えじき」です(笑)
田舎からよくわが家に遊びに来ていた頃、このときとばかりに
妻の苦手な裁縫やら庭木の剪定などの仕事をお願いすると
そのとき、決まって返ってくる言葉が
「ま・か・せ・な・さ・い」(一語、一語、はっきりと言うんですよ)
それは、可愛い娘から頼りにされてるという自信に満ちた言葉でした。
ですが、私たちにとって嫌な思い出としても残ってるんです。
認知症になり、札幌のグループホームに入所したのですが、
ここは自分が暮らすところじゃない・・・どうしても実家に帰りたいということで、
私たち夫婦が、冬の寒い日に田舎の実家に連れて帰りました。
そのとき、妻が寒い家の中で暮らせるのか?と聞いたところ、
返ってきた言葉が「ま・か・せ・な・さ・い」
ですが、義父を置いて帰ってきた翌日になって、実家の義母(アンの継母です)が
「寒くて暮らせないから迎えに来てって、お父さんが言ってるよ」
えーーー!
何が「ま・か・せ・な・さ・い」なの?
と言いながらも内心ホッとして、義父を迎えに行ったものでした(^^)/
そんな、口ぐせを真似て、私も妻から頼まれごとがあると、
私「ま・か・せ・な・さ・い」・・・・(笑)
生きてる?活きてる?
何かにつけ、わが家の生活のなかで話題にのぼる「オヤジ(義父)と親父(父親)」は
私たちの普段の生活のなかで生きているんです。
姿こそ無くなってしまいましたが、こうしていつも「父親たちの記憶」を
生活に活かしている?ということなのでしょう(^^)/
健在だったころのエピソードを思い出してもらって、会話の俎上にのぼるってことは
親もきっと本望かも?
私の母親は?
妻がリビングを裸足で歩いているのを見て、私はつい声を掛けます。
「イヤだよ~。あんた、裸足で汚いね~。ちゃんと靴下はきなさいよ~」
あ!いけない!
これはまだ健在な母さんの口癖だった!(失礼)(笑)
これも実は、帰省で実家に帰ったときに、母親が妻にかけた言葉でした。
母親は暑い夏でも裸足を嫌い、一方、妻は裸足が好き!
しかし、妻は母に逆らうことはせず、アハハ~と笑ってその場をしのぐのでした。
今日はふたりの亡き父親、そしてまだ?健在な母親の口癖を思い出し、
何だかとても懐かしい気持ちで記事を終わりにします(^^)