故郷を思い出す味に出合った!

夫のマシュウです。

スーパーでの買い物はあらかじめ買うものをメモして行く妻です。

メモがあると、思いつきで余計なものを買わなくて済む??からですが、

商品棚の値段を見て「いつの間にかこれも高くなったんだね」とぼやきます。

最近は、何かと話題の米の棚の値段の変化が気になります。

米に限らず物価高に悩むこの頃です。

野菜好き!

春先にはテレビのニュースなどで、異常に高い野菜の値段に驚いていましたが、

やはり、旬の時期になると値段も落ち着いてきました。

自然相手で気候に左右されるので豊作、不作があるのは仕方のないこと。

その場合は他のもので代替えしてしのぎます。

ですがこの頃、野菜が安くなりましたね(有難いことではありますが)

しかも新鮮!

ものによっては「こんなに安かったら農家さんも商売にならないねー、悪いねー」

などと手に取りながらつぶやく妻。

ある日

スーパーのご近所農家さんコーナーで「フキ」を目にしました。

見るからに細く弱々しい太さです。

恐らくは売り物にならない、はねられたもの?

しかし!これが安い!

私「買おうか?」

妻「食べたいねー」

といっても処理するのは妻で私は食べる人!🙇

帰宅後

鍋の大きさに合わせて長さを調節してカット!

その切り口に包丁で切れ目を入れ茹でて

外側の繊維をひと皮むき、あく抜きのため水にさらします。

さて!さて!

夕食の食卓に出されました。

私「うーーーん、美味しい!」

飽きない味でいくらでも食べられるんですよ!

繊維質なので腸にもいいはず!?

こうして、2,3日の間食卓を彩ってくれます。

そんなフキを口に運びながら

私たちが、札幌で暮らしていた頃、遊歩道の湿地に自生していた細いフキを思い出します。

まだ息子が幼かった頃のこと。

私と息子が自転車で近くの小さな森の湿地の中に入って、ガサガサ袋いっぱいに収穫して、

意気揚々と帰宅し妻に喜んでもらおうと渡したのですが、

そのフキというのがよく中を見るとすでに虫食いだらけ!

それらをはねると結局、歩留まりが悪く、

労だけが多かったことが思い出として語り草になっています(^^)/

その後も

息子が家を出てからも、春になると、妻と二人で遊歩道の道端で

フキを採って楽しんでいたのです。

細いですが柔らかくて美味しかった!

あのフキの採れた田園風景は今でも目に浮かびます。

そうそう当時、近所の老夫婦が、山に入ってフキをとってきたからと言って、

既にちゃんと処理したものをおすそ分けだと言って届けてくれたこともありました。

そのフキは私たちが採るものより太くて食感もよく、

とても美味しかったことを覚えています。

そのご夫婦も、新型コロナでご主人が亡くなり、奥様もいつの間にか施設に入ったようです。

すべては、私たちの戸建て時代の「懐かしい思い出」になってしまいました。

そんなことを思い出しながら食べた関東のフキですが、

今年はすでに3度ほど買っていました。

別のスーパーでも少し太めのフキを目にし、また買いました!

ごま油で炒めて、白だしとてん菜糖少々で味付け!

今年のフキはもう終わりかな?

もう夏だものね・・・じっくり味わっていただきます!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする