おはようございます。 妻のアンです。
私は、夫と結婚した当時、ピチピチ?の20代!(笑)
両親も、まだまだ、元気な50代でした。
だから、親の「健康状態」など、心配することもなく、のほほんと、過ごしていたのです。
しかし、自分も還暦を過ぎ、両親も高齢になりました💦
父親は、私の家の近くの認知症グループホームでお世話になり
母親は、遠く離れた街で、妹が面倒をみてくれています。
父からの電話にドキッ!
さて・・・
父がグループホームに入所して、この秋で、丸7年・・・
電話が鳴るたび、ドキッとします💦
最初の頃は、
「お前にだまされて施設に入れられた!」
「家に帰りたいから、すぐに手続きしてくれ!」
と、昼、夜、お構いなしに、電話をかけてきました。
父は、すでに、自分で電話をかけることは出来なくなっていて、
職員さんを捕まえては「電話してくれ!」と言っていたのです💦
施設には、あらかじめ、電話したいと言い出したら、
いつでも私のところへ・・・とお願いしていました。
だから、いつ、どこに居ても、電話が鳴ります💦
「気の休まる暇がない」と言ったら、親不孝ですが、そんな状態の数年間でした😭
携帯電話は、便利ですが、正直、この文明の利器?を恨んだこともあります(笑)💦
だって、どこに居ても、つながるんですものね(笑)
今、思うと「家に帰してくれ!」という父の要求は、懐かしくさえ思えます。
あれだけ、父の電話に翻弄されて、怒りさえも、覚えていたというのに・・・
最近、父は、ずいぶんと、衰え、横になっていることが多くなりました😭
以前のように「電話してくれ!」とオソロシイ顔で
職員さんに詰め寄ることもなくなりました。
父からの電話に、いつもおびえ、何とか、なだめようと必死に受話器を握っていた私・・・
本当に汗だくだったなぁ~・・・😭
施設からの電話にドキッ!
施設からは、こと細かく、父の状態について報告があります。
★不整脈がひどい様子
★熱が出てぐったり
★転倒して額が赤くなっているので、すぐに検査をしに病院へ
★入れ歯が行方不明!?どうやらトイレに流した様子
★眼鏡が壊れ、使用不可
★足の指が腫れて、熱をもっているので、病院へ
★耳から出血!すぐに病院へ
など、これは、ほんの一部ですが・・・💦
電話をいただいて、私は、ビックリして、飛んで行ったこともありますが、
職員さんたちの、手早い、手当のおかげで、
大事には至らず、父は、何度も命拾いしました(笑)
つい、この間「ジャガイモの塩煮が食べたい」というので、差し入れに行った時の事・・・
父にジュースを出してくださった職員さんに、
「いつもお世話になってるんだわ~。この人に~」と
横になっていた父が、突然、話し始めました。
お風呂で、背中も流してもらっていることも、嬉しそうに話します。
そして、職員さんに向かって、
父が「あれ~?あんた、どんな顔してたっけ~?」と言うものですから
思わず、夫と大笑い。
すかさず「そうだよね。私、いつもマスクして、顏が見えないもんね~」と言って
職員さんも大笑い。
なごやかな空気が流れました。
決して不幸ではない父
認知症になってしまった父を「不幸」だと思っていました。
私がわかってあげられない「辛いこと」もあったはず・・・😢
だけど、あのまま、家で一人暮らしを続けていたら、とっくの昔に
空の上の人になっていたはず・・・👼
みなさんによくしていただいて、お父さんは、幸せだね(^^)
「辛い」という字に、一本、筋を通すと、ほら、「幸せ」という字になるでしょ(笑)
父が施設に入所以来、
電話が鳴るたび、何度、ドキッとしたことでしょう💦
おかげで?私の「寿命」は、かなり?すり減りました(笑)
でも、まだまだ、元気でいてもらいたいと願いながら
今日も面会から帰って来ました(^^)