「藤原氏の栄華」と「義経・最期の場所」を訪ねる

夫のマシュウです。

わんこそばでお腹を満たした後は、再度、るんるんバスで駅前を出発!

乗車時間わずか3分で最初のバス停②番「毛越寺」で下車しました。

世界遺産【毛越寺(もうつうじ)】

本堂へと向かいます

さすがは世界遺産のお寺の「本堂」・・・風格があります。1989年に建築。

「朱塗りの柱」と「大屋根」が特徴です。

本尊は薬師如来。特別公開をしていました。

とても穏やかな表情をされた如来様に、手を合わせ、ねんごろにお参り。

ご朱印もいただきました。

【毛越寺庭園】

平安期の「浄土庭園」の典型的な造りとなっている庭園です。

池の水面に映る紅葉が息をのむ美しさでした。

撮影スポットには、お寺さんの「粋な計らい」があります。

いろいろなセリフを書いた「うちわ」を各自、チョイス!

妻アンは「なんたら!めんこいこと~」・・・ですって!(笑)←笑ったら叱られた(>_<)

浄土をこの世に写した庭と言われています。本当に美しいです!!

池の周りを散策

往時のまま残る遣水(やりみず)

【義経・終焉の地・高館義経堂(たかだちぎけいどう)】

るんるんバスで、バス停⑥番「高館義経堂」で下車。石材工場の横を通って、山道に向かいます。

向こうに、階段が見えてきました。

結構な高さがあり息が切れます💦

山を登りきると、急に視界が開けてきます。

細い道を歩いて行くともうすぐです。

左に進むと「義経堂」 右方面は「芭蕉の句碑」の案内板が!

何はともあれ、義経堂を目指します。

眼下に北上川が見えてきました。

義経は、どんな想いでその流れを見ていたのでしょうか。

兄・頼朝の怒りを買い、遠く奥州へ逃げ延びたのも束の間のことだったでしょう。

長いこと「鎌倉の歴史」を勉強している妻アン・・・

感慨深いものがあったと思います。義経堂はもうすぐ!

【資料館】

るんるんバスの最終時間が迫っていたので、一番最後に少しだけ見学しました。

(展示品は、わずかですが、いつか、またじっくりと・・・)

やっと【高館義経堂】に到着!

さらに道なりに進むと、再び急な階段があって、登りきると着きました💦

義経堂です!

義経の像が鎮座しています。

兄・頼朝に、最後まで許しを得ることは叶わず、じくじたる想いの中、

遂に、義経はここで最期を遂げます。合掌・・・

【芭蕉の句碑】

山を登り切って、右手に進むと、芭蕉の句碑があります。

芭蕉は「奥の細道」の旅で、平泉を訪れ、源義経の居館があったと伝えられる

高館にのぼります。

そこから望む北上川とそれに合流する衣川。

そこには往時の「栄華」はなく、旧跡は「田野」となって広がっているばかりだ

という情景を詠んだ、「夏草や・・・」で始まる句はあまりにも有名です。

芭蕉も目にした同じこの風景を、私たちも望むことができました。感動!!(^^)

北上川をはさんだ向かい側には、のどかな田園風景が広がっています。

束稲山(たばしねやま)の山頂近くには「大」の文字が見えますね。

毎年8月16日「大文字送り火」で、ご先祖様の精霊を送ります。

平泉に「夏の終わり」を告げる風物詩ですね。

【無量光院跡(むりょうこういんあと)】

今回の平泉最後の訪問地は「無量光院跡」です。日暮れが近づいています。

るんるんバスのバス停⑦番「無量光院跡」で下車するとすぐの場所ですが、私たちは高館義経堂から歩いて向かいました。徒歩で約10分ほどの距離です。

(注意:バス停標識はここに立っていますが、バスは一方通行なので、平泉駅方面に戻るには降車時と同じ側からの乗車となります。)

今も発掘調査、池の周囲の整備などが行われています。

「藤原秀衡」が建立した無量光院の想像図

当時、このようなすばらしい建物があったとは・・・タイムスリップしたくなります!

まさに藤原氏の「栄華」を物語りますね。

私たちが着いた頃には、すでに金鶏山(きんけいさん)に日が沈んでいて、日の入りの瞬間を見ることはできませんでしたが、昔の人はここから無量光院越しに同じ夕陽を見て、

「極楽浄土」を感じていたのかも知れません。

こうして何も残っていないところが、寂しくもあり、またロマンでもあり、

より一層、イマジネーションをかきたてられますね!

平泉での一日、よいお天気に恵まれました。

JR平泉駅をあとにして、この日の宿泊地の「仙台」に向かいました。

この後も旅は続きます。

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