中尊寺の黄金文化に触れた一日

夫のマシュウです。

「みちのくの旅」二日目。

盛岡から「平泉」まで、ワンマン電車で「各駅停車の旅」の始まりです。

盛岡発 一ノ関行きに乗ります

ワンマン電車です

るんるんバス

JR平泉駅に到着。駅舎の全景です。

天気予報では、雨がちだったのですが、当日は好天に恵まれました(^^)/

駅前は広いロータリーで、観光案内所もすぐ目に入ります。

平泉町は、駅に降り立った第一印象から、よく整備された落ち着いた、たたずまいの町で、

とても気に入りました。さすが「世界遺産のまち」ですね。

時間があれば健脚の方は歩いて巡ることもできる広さですが、駅のそばには

レンタサイクルの店もあるので「自転車」を利用することもできます。

(残念ながら、妻アンは自転車に乗れないので、選択肢には入りませんが)😢

るんるんバス♪

というわけで、私たちはバスを利用することに・・・

平泉の史跡を巡るには、循環バス「るんるん」がとても便利です。

私たちが訪れた平日は30分間隔で、土日・休日は15分間隔で運行されているので、

見学時間を調整して、効率よく巡ることができます。ありがたいですね~。

駅前にバス停があり、わかりやすいです。

駅横の観光案内所で「1日フリー乗車券400円」を購入しました。

いざ、るんるんに乗車、出発!

バスルート

1周約20分で廻ることができます。

【中尊寺】

るんるんバスの経路は「毛越寺(もうつうじ)」を先に通りますが、

天気の良いうちに、先に「中尊寺をまわる作戦」を決行!

毛越寺を通過して、最初に⑤中尊寺バス停で下車しました。

⑤番のバス停が「中尊寺」です。

通りに沿って少し歩くと、中尊寺入口です。

すでに多くの観光客が訪れ、観光バスもひっきりなしに駐車場に向かっています。

私たちも、はやる気持ちを抑えながら、長い坂道に臨みます。

この入り口から、坂道が始まります。

表参道「月見坂」をひたすら上ります。急坂なのでロープも設置されています。

老杉の中を進みます。

ちょっとその前に・・・腹ごしらえ?

茶屋でひと休み(^^)

「弁慶餅」をほおばる妻アン

「腹が減っては、戦(いくさ)が出来ない、いや、坂道上れないでしょ」

ハイ!その通り!(笑)

甘味噌が塗ってあるお餅です(妻いわく、五平餅に似ている感じかな)

【中尊寺本堂】

本堂は、中尊寺の「根本道場」で、山内「17の支院」を包括しています。

奥州藤原氏の追善法要をはじめ、一山の法要はほとんどがここで執り行われています。

壇の両脇には「比叡山延暦寺」より分灯された「不滅の法灯」がともされています。

見事な「菊」が飾られています。

本堂御本尊の釈迦如来が鎮座する壇の両脇に「不滅の法灯」が灯されています

本堂から、境内を見ると多くの参拝者が訪れていました。

ご朱印いただきました。

【いよいよ金色堂に!】

さらに参道を進んで行くと見えてきました。「国宝の金色堂」です。

覆堂の屋根が、木々の間から陽の光を受けて輝いて見えます。

金色堂は、この覆堂の中にあるのです。

出口が先に目に入ります。中に、かすかに金色堂が見えるような見えないような・・・?

金色堂への入り口です。いよいよご対面!

「黄金文化」に胸が高鳴ります♪

もちろん、中は撮影禁止なのでここまで・・・

館内では、自動音声による説明が流れますが、それを繰り返し聞きながら、

しばし螺鈿細工の美しさや、精緻な彫金のきらびやかさに感動していました♪

あらかじめ、過去にテレビで放映されたドキュメントを見て勉強していたのですが

本物は違う!! 素晴らしいの一言に尽きます!!感動しました!!

ご朱印ありがとうございました。

【芭蕉と金色堂】

金色堂のうしろに「芭蕉の句碑」がありました。

松尾芭蕉が、門人の曽良と二人で「奥の細道」の旅に出て、中尊寺を訪れ、

かねてより伝え聞いていた「金色堂」を参詣。

その時に詠んだ俳句が刻まれています。

芭蕉像です。

芭蕉の気持ちになって、一句とも思いましたが、凡人には浮かぶ感慨も、

表現する才もありません・・・(;´д`)トホホ

【金色堂覆堂】

現在の覆堂が建築される前の、古い覆堂が移築されて残っています。

はじめは、鎌倉北条氏によって金色堂の修復が行われた際、保護の覆屋根がかけられ、

その後、増改築を経て、室町時代中期にこの形になったとのことです。

松尾芭蕉が見た覆堂は、この建物だったのでしょうか。

中では、モニターが設置され、DVDによる螺鈿細工や蒔絵などの修復作業の模様が放映されており、時間と忍耐の精緻な作業工程に見入ってしまいました。

【弁慶堂】

このお堂には、「義経」と「弁慶」の木像が安置されています。

弁慶像は、高館落城のとき、主君を守るため最後まで奮戦し、衣川中の瀬に立ち往生した姿を現しているそうです。

そういえば、中尊寺バス停そばに「武蔵坊弁慶の墓碑」がありました。

実在したのでしょうかね。

「盛り出し式わんこそば」を堪能♪

平泉観光パンフレットに「駅前芭蕉館」という蕎麦屋さんが紹介されていました。

本当は、初日に、盛岡といえば「わんこそば」ということで、

盛岡で食べようかとも思ったのですが、なにせ追い立てられるのが不得手な私たち。

ところが、ここ駅前芭蕉館さんの「わんこそば」は「盛り出し式わんこそば」といい、

よく知られている、給仕さんの「はい!どーんどん!」の掛け声に合わせ?

まるで飲み込む?ようにして食べて、お椀を重ねていくタイプとは違います(^^)/

妻と「これなら食べられるんじゃない?」ということで、利用しようかと話していました。

またパンフレットには、食事をした方の「荷物を無料でお預かり」のサービスもあります。

利用しない手はないよね!

だけど、先に中尊寺見学して、その後の食事だけど対応してくれるのかな?

心配しながら、お願いすると、快く対応してくれました。うれしい!(^^)

100年以上続く老舗「駅前芭蕉館」さん

中尊寺の見学後、お昼の繁忙時間を過ぎた頃に伺いました。

まずは、お盆にのった2段重ねの「お椀24杯分」のお蕎麦が出てきました(^^)♪

薬味は「マグロのやまかけ」「なめこおろし」「とびっこ」「ねぎ」「のり」「かつをぶし」

箸休めには「鉄砲漬け」「沢庵」「山菜」「紅ショウガ」です。

お腹は既に、ぺっこぺこ状態・・・(笑)

さぁ、あわてず、ゆっくりマイペースでいただきましょう!

実は、おかわり12杯までタダなんです。いいシステムでしょ(笑)

これは、ゼッタイ、おかわりしなきゃ、損!損!と意気込む我ら(笑)

結果、私は「44杯」 妻は「28杯」でした。

15杯で「かけそば」一杯分らしいので、妻アンはアッパレですね(笑)

自分は「かけそば約3杯」・・・食べ過ぎました~(笑)

芭蕉館さんの店内で「ようかん」発見~!

特注で和菓子屋さんに作って頂いているという物で6種類あり、

我が家は「小倉」と「黒糖」をお土産に買いました♪

自宅に帰ってから、早速、いただきましたよ。

甘さが程よく、小豆の風味をしっかり感じる美味しいようかんでした(^^)

さあ! みちのくの旅は、まだまだ続きます。

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