夫のマシュウです。
妻はひとの誕生日はよく覚えているんです。
(私は両親の誕生日すらよく覚えていないのですが、妻と子供の誕生日だけはしっかりと
押さえていますよ!?)(笑)
そう、妻は叔母の誕生日も、もちろん覚えています!
道南の田舎の病院で・・・
入院生活をおくる叔母は、ガンの摘出手術をしたのに、すぐに再発!
治る見込みのない段階に入っていて、点滴とわずかな汁物を口にして栄養をとって
なんとか生きている状態です。
お見舞いに行って励ませばいいのでしょうけど、
闘病で弱っているであろう姿を見るに忍びない・・・と、足は遠のいてしまい・・・
妻はここ数カ月、たまにかかってくる叔母の声だけを頼りに
その容態の変化に神経を研ぎ澄ませているのです。
なので、所用で一人での外出から帰ると、
いつも開口一番「電話なかった?」が留守を預かる私にかける言葉になっています。
日々、いつ容態急変の連絡が来るかと
そして、今日も何ごともなく終わったと安堵する暮らし。
叔母の誕生日が近いある日
今度の誕生日には叔母の食べたいといってたものを贈ろう!
先日、叔母からかかってきた電話では、口寂しいようで、
ミカンや柿などの果物を欲しがっていましたので、翌日、すぐに送ってあげました。
わずかでも口から栄養が摂れるということは、まだまだ頑張れている証拠。
あれから、ややひと月。
今回は、まだ要望はないけれど、おそらくはまた果物を欲しているはず。
大好きなお菓子も食べさせたいけど、塩分はダメか?
いや、もう残り少ない人生なんだから、好きな物、食べたい物を贈ってあげよう!
そして・・・
買ってきたものが、ブドウにカキ、ミカン、そしてトマトもあります。
ちょっと口に含んで食感と味を楽しんでもらえれば・・・
そしてお菓子も、元気な頃好きだったものを買って来ました。
口に含んで唾液で溶けやすいものを選んだようです。
喜ぶもの?
そして、叔母が一番元気づけられているという「孫っ娘の写真」を
たくさんプリントして入れることにします。
妻は、スマホアプリ<みてね>の写真をダウンロードして
表情の豊かなショットをチョイス!
笑っている顔や大きな口を開けてあくびしている顔もあります。
父親(わが家の息子)と孫っ娘のツーショットも、昔に会った頃の面影はあるでしょうか。
そのうちの1枚はフレームに入れてベッドサイドに置けるようにしつらえます。
それらを段ボール箱に詰めながら
妻「来年は、もうこうやって贈れないかもしれない」
「今年が最後の誕生日のお祝いのプレゼントだと思って気持ちを込めて贈るよ」
バースデーカードに感謝の気持ちを綴った妻アン
お座りが少し出来るようになってきた孫っ娘の写真
これを見て、どうかどうか、少しでも状態が良くなりますように・・・☆