おはようございます。妻のアンです。
先日の朝のこと・・・
父親が暮らすグループホームから一本の電話が入りました💦
声の主は管理者さん。
声の調子から、かなり興奮しているのが伝わります💦
何が起こったの?
もしや、父親の身に?
私「何かありましたでしょうか?」💦
管理者さん「お父さんの部屋におむつ交換に入ったところ、強い抵抗をして嫌がりました。
便失禁です!二人で対応しましたが、腕を振り回して暴力をふるおうとしたのです。
誰にもあたりはしなかったのですが、かなり激怒してバカなどと暴言も吐き、家に帰るから
娘に電話してくれというものですから、今、お父さんと代わってもいいですか?」
私「お父さん・・・どうしたの?」😢
電話口の父親は、チカラのない声で「家に帰りたいので手続きを頼む」
私「うん!わかったよ、大丈夫だからね!」「すぐ行くから待っててね!」
顏もまだ洗っていない私・・・あわてて支度して飛んで行きました。
すぐに施設へ
まずは管理者さんと職員さんにお詫びをして、今朝の一件を詳しく説明していただきました。
それから、父の部屋へ・・・
「お父さーん、おはようございまーす!」と元気印?の娘をアピール!😢
私は、おむつ交換事件?には、一切、触れずにいましたが、
父「こんな良いところに居て、恵まれた生活をしているのにイライラしてた」と
突然、頭を右こぶしでガンガンと叩き始めました。
激怒したことを理解している様子です。
「お父さん、誰だってね、虫の居所が悪い時があるよ」「だから、大丈夫!!」
父の気持ちが少しでも晴れるように・・・と両手を握りしめてあげました。
そして、いつも通りの、たわいないおしゃべりをして、一緒にチョコをほおばりました。
父の顏がほころんでいくのが分かります(´▽`) ホッ
「お父さん、チョコ、馬勝ったね(美味かったね)」「牛負けたね!」と
父のお気に入りの「ことば遊び」をします。
これ、父にウケるので、いつもやるんですよ(笑) しようもない娘でしょう(笑)
そして、帰り際、そっと頭を撫でながら
「お父さん、お願いだから、職員さんの言うことをよ~く聞いてね~」
「そうじゃないと、私、悲しくなるよ~」😢
「頼むね~」
父「わかった・・・わかったよ・・・」
と、私の涙声に気づいた様子で、顔に毛布をかぶり、横を向いてしまいました😢
今回の「便失禁」・・・
便をしたまま、寝てしまって、背中まで便が・・・💦
二人がかりでケアしてくださったということですが、
どれほど後始末が大変であったか・・・本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです😢
以前から尿失禁も何度もあり、そのケアが大変なんですと聞かされ、
そのたびに、心から詫びていました。
本当に「しもの世話」というのはデリケートな問題です。
恥ずかしいという自尊心がありますから難しいです。
それを毎日、職員さんがやって下さるのですから「感謝」の言葉以外ありません💦
思いあたることが
しかし今回、おむつ交換を激しく拒否した父の事について、
ふと、あることに気が付きました。
お恥ずかしい話ですが、私の両親は、とにかく不仲で、長年、家庭内別居の状態。
いつもいつも、ケンカばかり!😢
特に、母親はヒステリックな性質で、つっけんどんな物言いをすることが多いのです。
(もちろん父親にも悪いところはあります)
もしかすると・・・
おむつ交換の時に発した「管理者さん(女性)のヒステリックな声」を聞いて、
自分の妻を思い出し、妻とのバトル?がフラッシュバックしたのかもと、考えました。
管理者さんには「父は不仲だった自分の妻の事を思い出し、おむつ交換を
強く拒み、手を振り回したのかもしれません」と伝えました。
余計なことかもしれませんけれど、今後、また同じことが起きて、解決策を探るときに、
少しでも参考事項になるかも?と思ったからです。
管理者さんからは「それはいい情報を聞きました」と言ってもらえましたが・・・
その後、父親がおむつ交換を拒否する原因は、
娘さんが毎日来て、その対応が優しすぎて甘えてるからと、はっきり言われてしまいました😢
そうか? 私が原因なのか?
面会を控えた方がいいのか?
職員さんの対応も
この7年、施設で過ごす父を見ていて、
職員さんたちの「接し方」がキーポイントになっていることがわかります。
特に入所者さんにかける「ことばの大切さ」・・・ものすごく重要です。
父の嫌がるおむつ交換も、優しくさとすように「さぁ、○○さん、交換しましょうね~!」
「さっぱりして、気持ちがいいですよ~!」と対応して下さる方もいれば、
事務的で、心のない言葉かけをする方もいます(あくまでも私感です)
父はだいぶ、頭がポンコツになり、迷惑かけっぱなしですが、
優しく言葉がけしてくれる人には、ちゃーんと穏やかに対応します。
今回のおむつ交換も、決して、ヒステリックに対応しなければ、
父の態度も違っていたのでは?と、全く、身内びいきで、身勝手ですが
そう感じたのは否めません。
「私の面会が父を甘やかす、イコール、職員さんの手をわずらわす」
こんな方程式?があるようで、悲しく思いますが
それでも、やっぱり、今の時間を大切にしたく、私は父に会いに行くことでしょう。
職員さん、ごめんなさいね。
もう少しばかり、ご迷惑おかけしますがどうぞよろしくお願い致します(^^)/