親が元気なうちにやっておくべきこと~預貯金の確認と通帳の整理

夫のマシュウです。

今年、年が明けて間もなく、私の両親がひと月違いで、ともに入院する事態になってしまいました。

そのとき、まず最初に大きな問題として「医療費の支払い」をどうするか

ということが、結構、重くのしかかってきました。

二人合わせると、月額二十数万円にもなってしまうんです。。。。。

親に、負担できるだけの預貯金はあるの? 年金で間に合うの?

正直な話、貯蓄と年金の範囲で、やりくりできればな~

まず、切実な問題として頭をよぎることです。

子供である私たちが、負担できる余裕があれば良いのですが、私たちの生活も年金生活なので自腹を切ることは、そう簡単にできることではありません。

私たちに限らず、そのような状況に直面する方も多いんじゃないかと思います。

そんなとき、まず心配になるのが、親は、いったい、いくらの貯蓄があるのだろうか?ということです。

医療費を負担できるだけ蓄えがあるのか?

また、そこからの支払いの手続きはどのようにするかということです。

こんな問題に直面した私たちの対応をご紹介します。

貯蓄の確認

親と子の間でも、親にどのくらいの貯蓄があるのかは、なかなか聞き出しにくいものです。

私たちの場合もそうでした。

私たちも、親と子の間でお互いの家計には口出しをしてこなかったので、今さらのように親にどのくらいの貯蓄があるのかは、改まって聞くのも、はばかられて、なかなか聞き出しにくくここまできていました。

また、私の両親は、遠く離れて暮らしているので、年に二・三回帰省するときの機会しかなく帰省するたびに、今回こそは聞き出そうと妻と作戦を練っていくのですが・・・

母親は「お父さんが手続きしているからわからないのよ~、私もこの先のこと考えると心配なんだけど・・・」といい、

お金を握っているであろう父親に、今後のことも、からめて聞き出そうとしても

「あるんだよ~~」で、はぐらかされ、

母親も「お父さんの、あるっていうのは100万円でも大金だと思っているんだからね~気を付けなよ~」という始末で、

お金の話の切りだしにくさに、またこの次の機会にしようと先送りしてきました。

入院する半年前に帰省した時、ついに聞き出せるときがやって来ました。

なにかの世間話をきっかけに、私から「ところで二人には、もしも入院した時のお金はあるの?」と振ると、

二人が受け取っている年金と、預貯金通帳を見せてもらうことができました。

なんと、「二人の葬儀費用」と「家の処分費用」でギリギリの備えしかありません。

生命保険も解約してしまって、今では入っていないというではありませんか!

これだけしかないの?? 父親の言っていた「あるんだよ~」は、何だったの???

顔には出しませんでしたが、心の中でこう叫んでいましたね。

そして、いつまでも健康でいてほしいと切実に思ったものです。

通帳の整理

この際ですから「預貯金通帳」も確認させてもらいました。

そこには、今じゃ私たちもやっていないような、お付き合いで始めたような

定期預貯金が4口もありました。

金融機関も3行と契約していました。

両親には、

①定期預貯金を解約してすぐ現金化できる普通預金にすること

②普通預金も集約すること

を提案して帰りました。

しかし、両親は何も手続きをしていませんでした。

結局、今回、両親ともに入院する事態になってから、父親から通帳の管理と支払い関係を委任されました。印鑑も預かりました。

まずは、利息が二束三文の定期預貯金の解約です。

本人じゃないので、当然のことですが、身元確認のうえ、代理の手続きをして

解約、普通預金への振り込み手続きを完了しました。

今度は、普通預金の1本化です。

病院や介護施設の支払いも、すべてその通帳から引き落としができるように

手続きもしました。

それまで、普通預金の出し入れは、父親が通帳で手続きをしていたらしいので、

この機会に「キャッシュカード」を作りました。

こうしておけば、いざというときでも現金を引き出すことができます。

今では、「金銭の流れ」が私たちにもわかるようになりました。

両親が元気なうちに、たとえ入院したとはいえ、頭がしっかりして判断できるうちに、

預貯金通帳などの「金銭管理関係の整理」ができたことは、

今後の備えとしての第一段階として、ひと安心したことでした。

もちろん、通帳からの出納に関しては、両親専用の出納ノートを作って、金銭の出し入れを

きちんと管理・記載して、明朗会計に努めています。

帰省の都度、通帳と一緒に出納ノートを父親に見せて、安心してもらっています(^^)

「お金の管理」は、親が元気なうちに、やっておくべきですね。

私たち夫婦も、これは「最重要課題」だと痛感しました。

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