2年ぶりとなる母親との面会

夫のマシュウです。

新型コロナが流行したこの2年間というもの、

田舎の特別養護老人ホーム(特養)で暮らす

「母親の顔」を見に行くこともありませんでした💦

親不孝な息子

たまに電話で声を聞くだけで、その声の調子で元気なことを確認してきました。

それも母親の方が私たちを心配して電話をかけてくるという、

まことに「親不孝な息子」であります💦

会いに行かない間に、特養も別の場所に新設!

入居者それぞれの部屋も個室化され、

その間、母親は熱を出したり何度か入退院を繰り返していました💦

今年の春

新型コロナの感染拡大防止の移動制限も解除されると、

さすがにコロナ禍のせいにできなくなり?

親不孝息子は重い腰を上げ、妻と2年ぶりの帰省」をすることにしました。

特養からの「札幌方面の方は面会をご遠慮願います」

この通知もやっと解けたのです(^^)/

施設に「面会希望日と時間帯」を登録してもらい、

移動するだけで半日かけた長旅となりました💦

すっかり新しくなった施設は「完全に外来者と分離」されていて、

どんな部屋で暮らしているのか、ちょっと見せてほしいと思うのですが、

部外者は立ち入り禁止。

面会場所は「1階の玄関スペース」です。

二重のガラスで仕切られた、ドラマなどで見る留置場の面会室のようでした💦

やがて車イスにのった母親が担当者に連れられて「ガラス越し」に2年ぶりの再会!

私たちの顔を確認して、嬉しそうに笑って迎えてくれました😭

どんなに遠くから時間をかけて訪ねてきても、

面会時間は1度にわずか「15分程度」と制限。

こんなに頑丈に区画されてるなら、もう少し長く面談できてもいいのに・・・😭

コロナ禍前は・・・

面会時間や場所の制限などなく、

一緒にお菓子をつまんで缶ジュースなど飲みながら、

それこそ母親の「人の悪口」を聞きながらの歓談ができたのに・・・(笑)

(施設内で自分にとってイヤな人がいて、そのことを妻アンにこぼす母親でした)

今回、私たちは、昔、10円玉を入れて話をする「長距離赤電話」のように、

「時間」を気にしながらの早口トークになってしまいました💦

それも、ガラス越しで話し声が通じにくいので、

双方が顔を見ながらも「携帯電話」をそれぞれ耳にあてて話す・・・何とも不思議な光景💦

母親の声も途切れがちで、何度も「え?な~に?」と聞き返しながらというありさま💦

妻は・・・

面会のこの日にむけて、母親のためにと「夏物衣料」を持参してきました。

面会室で、広げて見せて、

「どう?ステキでしょ~?似合うと思うよ~。これから暑くなったら着てね」

「おばあちゃんは、寒がりだから七分袖のものを選んだからね」

話しながら、仲介の施設の方に「大きな紙袋」を託します。

(直接、手渡し出来ないのがもどかしい)💦

さらに、母親の好みを頭に浮かべチョイスしたお菓子は

「たくさんあるからお友だちにも分けて食べてよ~」

母親「すまないねー」😭

私「元気だった?」

母親「私なんかいつも元気だよ!」

私「白内障の手術やめたんだって?」

「だけど様子を見て受けた方が不自由なくていいんじゃないの?」

母親「手術前にいつも熱出すし、目の手術怖いからやりたくないよ」

そうこう話しているうちに・・・

母親の様子から住む人がいなくなった「実家」を心配しているふうが伺えます💦

「外回りも傷んでると思うから、これから住むにしても売るにしても

傷んだところは直さなくちゃならないんだけどね」

知り合いの業者さんに頼みたいといいます。

私「これから家の様子を見て来るからね」

2年ぶりにようやく実現した再会を喜び合いながらも、

あっという間に面会時間は過ぎてしまいます😭

これまでのご無沙汰に後ろめたさを感じながら、

わずかに15分という短い時間しか話ができない「もどかしさ」

妻と、母親にガラス越しに手を振り施設をあとにしました。

この「何でもない日」がいつまでも続いてほしいと思いながら・・・

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

コメント

  1. 千沙 より:

    マシュウ様、アン様

    おはようございます。お母様との面談が叶い良かったですね!私も夫の義理の両親とガラス越しの体面を経験しましたが、とても違和感を覚えました。表現は悪いですが、刑事ドラマのシーンを思い出しました。
    本来なら実際に触れあってお話をしたかったでしょうが、今の時代ですから残念ですね。
    お母様がお元気そうなのが何よりです^^

    アンさん、マンション周辺の環境整備が始まりましたね!お声がけしてくださる方々もいらっしゃって嬉しいですね!これから参加者が増えることでしょう。理事会がゴミ集積所の一部を雑草置き場として認可してくださることを願っております。お家に持ち帰った雑草から歓迎できない虫さんたちがでてきますよ( ;∀;) それに花粉などもくっついているでしょうし。。。

    こちらは梅雨入りです。札幌は麗しの6月を迎えますね。大通り公園あたりでビールを飲みたいです(*^^*)

    • ともに白髪の生えるまで より:

      千沙さん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      母親が元気なのをいいことにご無沙汰してましたが、
      久しぶりに顔を見せられて少しは罪滅ぼしになったでしょうか。
      それでもガラス越し、電話越しは距離を感じますね。
      早く贈り物も手渡しできるようになるといいんですが・・・(^^)/
      千沙さん、こんにちは。アンです(*^-^*)
      15分は短かったですね~。
      ガラスが分厚いので、よく聞こえなくて義母は困惑気味。
      マイクでも用意してくれたら良かったのにね。
      何だかバタバタして?あっという間に終了タイムとなりましたよ(^^;)
      あぁ、なんだかなぁと、消化不良のわれらでありました。
      マンションの花壇で、ウヒヒな顏をして、しゃがんで草取りなどしてます(笑)
      翌日は背中や腰が痛いですが(年ですね)翌日、また土を触ると、あーら不思議!
      元気になるんです(*´σー`)エヘヘ
      それにご苦労さま~などと声を掛けて頂けてホントに幸せです。
      そちらは梅雨入りしましたね。
      ジメジメして憂鬱になりがちですが、千沙さん、どうぞご自愛くださいね(^^)

  2. ジェリー より:

    こんにちは ジェリーです。

    それにしてもマシュウさん、15分面会では短すぎてあっという間ですね!?
    それも親子が対面するのに 2重ガラス越しで電話会話なんて・・つれない~。
    うぅ~刑務所の面会ではありませんよーっと..プン!プン!
    大切な入所者の生命を預かる施設側の意図も分かるのですが せっかく2年ぶりに遠方から息子が訪ねて来てるのに その対応は杓子定規すぎです。

    もうもう! ジェリーが怒っても仕方のない話なんですが ほんとコロナ禍って身の回りの至る処に負の変化を引き起こし 私たちの生活にも影響を与えてしまうのですね・・。

    でもきっとお母様は 直にマシュウさんアンさんの元気な顔を見て すご~く嬉しかったでしょうね! とても安心されたと思いますよー。

    • ともに白髪の生えるまで より:

      ジェリーさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      15分間だと土産物を渡したり、
      途切れがちな携帯電話越しの話を確認しているうちに
      「あ!もう時間だ!じゃあね!」で終わりです(^_^;)
      まあルールですから仕方のないことですが早くコロナ禍が終わってほしいですね。
      ジェリーさん、こんにちは。アンです(*^-^*)
      札幌は先ほどから冷たい雨が降っています。
      おかげで家の中もひんやり・・・はーくしょんしてますよ(^^;)
      朝4時に起きて義母のいる施設に到着したのは午後2時半。
      この時点でグッタリな我らですが、母さんが待ってると思うと
      気合いが入りました(笑)
      とても元気そうで安心しましたが、お互いに声が聞こえづらくて
      もう少し施設側も良い方法がないか?考えて下さるとありがたいんですけどね。
      15分はあまりに短かったな~( ノД`)シクシク…