夫のマシュウです。
メタボ体質ですが、いたって健康体の私が、ある日突然、
入院しなければならない事態に陥ったのはなぜか?
それまで何の異常の自覚もありませんし、もちろん不摂生もしていませんでした。
そんな自分がなぜ、いきなり病気に?
思い当たるふし
そういえば、緊急入院した実家の父親の容態について、ドクターの話を聞いて帰った翌日から、背中がザワザワしたのを覚えています。
風邪の引きはじめじゃないかと警戒はしていました。
妻アンから、カーディガンを羽織ることと、首周りを寒さから守るためマフラーをまくよう言われ、素直に従う自分・・・
元来、暑がりの私にしてはこのようなことは初めてでした。
まして真冬でもない11月に!
妻も不思議がります。
いつにも増してトイレに立つ回数も増えました。ほとんど1時間置きです。
ですが、肝心のものが出ないのです。尿意はあるのに・・・です。
身体の節々もピリピリしてインフルエンザ?の疑いも頭をよぎりました。
その翌日には、足のふくらはぎが赤く腫れあがり痛みを感じだし、熱も上がりました。
我慢できず、妻に叱られながらも救急病院に駆け込んでから以降のことは、
すでに報告の通りです。
診断は「蜂窩織炎(ほうかしきえん)または壊死(えし)性筋膜炎」でした(>_<)
初めての病名で、軽く考えていいものか?
「または」ってなに?病名の確信が持てないってこと?
重篤性が全く違うということは後で知りました(>_<)
蜂窩織炎って?
担当医師からは開口一番、
「虫に刺されたとか、どこかにぶつけたりしませんでしたか?」でした。
「蜂窩織炎」といのは、皮膚にできた傷口だけでなく、毛穴や汗腺、乾燥肌や湿疹などからでも内部に細菌が入り込んで、皮膚の深いところから化膿してしまう感染症のことだということです。
炎症を起こした組織がハチの巣の仕切りのように見えることが、この病名の由来!
またの名を「蜂巣炎(ほうそうえん)」とも言います。
次に聞かれたのは「糖尿病になっているということはありませんか?」でした。
この病気は、糖尿病などで免疫力・抵抗力が低下している場合ばかりでなく、
普段から血行が悪いとか、むくみやすいなどでリンパの流れが悪いことでも
細菌が増殖して発症しやすくなるようです。
私の場合は福島旅行の後、すぐに父親を見舞いに行き、疲労が蓄積して、抵抗力が落ちていたのかもしれませんね。
医師は、私の足にマジックで赤みのさしている範囲の広がりを書き込んでいきます。
すでにふくらはぎから、左足の甲までむくみが広がって見られます。
「蜂窩織炎」はひざ下にできることが多いようです。
体温を測ると、38.8度で最初の診察時とあまり変化がありません。
「蜂窩織炎」の症状としては、患部が赤く硬くなって腫れあがります。
腫れは熱を持ち、痛みを伴うもので、歩くこともままなりません。
そして38度以上の高熱を発することもあるということ。
私の症状は、まったく病気の説明書通りに現れているではありませんか💦
この病気・・・風邪に似た症状が出るのも特徴の一つになっているようです。
「寒気による体の震え」「38度以上の高熱」「関節の痛み」
これらは私も自覚症状として出ていました。
加えて「体全体のだるさ」「頭痛や吐き気」などの症状もあるようです。
蜂窩織炎って危ない病気?
担当医師が疑ったのは、さらに重篤な症状をあらわす「壊死性筋膜炎」との関係でした。
「『人喰いバクテリア』だったらこわいからね」の言葉にはドッキリ!(@_@)
「人喰いバクテリア」?
「蜂窩織炎」の原因菌が、毒性の強い「溶血性レンサ球菌(溶連菌)」による場合は、
「人喰いバクテリア」とも呼ばれ、わずか数日の間に手足の壊死を引き起こして
死に至らしめるという感染症です💦
放置しておくと、感染した皮膚の血管が詰まり、皮膚の細胞を壊死させることになり、
やがて皮膚の下の筋膜に沿って感染が広がることになります。
ここまでくると、外科手術で壊死した組織を切除することになりますが、
それでも「死亡率が30%」「時には死に至るとても危険な病気」だったんです😢
じゃあ、どうすればよいのか?
私の場合は、当初、外来で「抗生物質の服用」により様子を見ましたが、
改善されないため入院を希望しました。
四六時中、抗生物質の点滴治療ができるからです。
その際、自分で出来ることとして、医師から言われたことは「足を高くしておくこと」
リンパの流れが滞らないのだそうです。
そして、できるだけ横になって「安静」にしていることが必要です。
もうひとつは「足を冷やすこと」
患部を中心に赤くなっている部分を冷やします。
そして「水分を多く摂る」
身体中に水分を回し、老廃物を速やかに外に出してやることです。
この病気は少し良くなっても、またぶり返すこともあると言われました😢
何とか無事に完治することを願っています!