サルの脳みそを食べた?亡き父との思い出

妻のアンです(*^-^*)

2020年のカレンダーも、とうとう残り一枚になってしまいました。

1年って早いものですね。

北海道も本格的な冬が到来して、連日、厳しい寒さが続いています。

そんな日はあったかい「鍋物」「汁物」が恋しくなりますね💕

たち汁食べたい!

そんな折「そろそろ、たち汁が食べたいな~」という夫のひとり言?を耳にしました。

(実はちゃんと私に聞こえるように言っていたんです。敵もさるもの?)(笑)

その翌朝、スーパーの特売チラシに「助宗たち100グラム 128円」とあります!

これはお安い!そうだ!今夜は夫の喜ぶたち汁にしよう!

早速、買い物を頼みました。

「たち汁のためなら寒さもなんのその!」と元気よく出発した夫・・・

まことに助かります!ペコリ!一礼!(笑)

勇み足?

ところが大変!

まもなく夫から電話が来ました。

「あのさ~、特売のたち、どこを探してもないよ。ホントに今日の特売なの?」

えー!もしや、私、日にちを間違えた?(^_^;)

慌ててチラシを確認すると

「今日じゃなくて明日が特売だったー!ごめん、ごめーん!」🙇

こうしてドジな私は、夫に迷惑をかけるのでありました。反省~!

さて「たち汁」は、

この時季、北海道近海でとれる「助宗たらの白子」を使った家庭料理。

たちの他、具材は各家庭でいろいろかと思いますが、

私が子供の頃に食べていた「たち汁」は、

大根、人参、ジャガイモ、長ネギがたっぷり入っていた記憶があります。

父親のひと言

たちの見た目は、確かに「脳みそ」に似ていて?少しグロテスクですが、

私は大好きでした。

あんまり美味しそうに食べるので?いたずらをしたくなったのでしょうか?

父親が「それはサルの脳みそなんだよ」と突然言い出しました。

「うげぇーー!オーマイガー!」

驚いた私は、口の中のたちを吐き出してしまいました😢

実は当時、近所で「日本猿🐵」を飼っていたお家があったんです!

小さなオリの中で愛想を振りまいていた「サルキチ」(私が勝手に命名していた)・・・

子供たちの人気者でした。

あのサルキチの・・・脳みそ?・・・まさか?・・・まさかね!?

それ以来、

悲しいことに好物だった、たち汁は大人になるまで「苦手な食べ物」となってしまいました😢

おそらく父親は、私の驚く顏見たさに?「サルの脳みそ」と言ったのでしょう(^_^;)

また、それを信じて疑わない私も実にピュア?だったなぁ・・・(笑)

苦手から好物へ

父親が認知症を発症して札幌へ来てからのこと・・・

「昔、お父さん、たちのことを、サルの脳みそなんだよと私に言ったこと覚えてる?」

「おかげで私ね、大人になるまで、たちが大の苦手だったんだよ」と話したことがあります。

でも、父は無反応・・・

「へぇ~、そんなこと知らない」と、けんもほろろ!

途端に機嫌が悪くなってしまった・・・(^_^;)

父親の何気ない?ひと言で「好物が苦手」に変わってしまった私でしたが、

そこは時間の経過と共に変化していくものですね。

大人になり「たち好きな夫」と結婚して以来、私も、たちが大好きになりました(笑)

毎年、たちの季節が待ち遠しいくらいです💕

父親の記憶とともに

天国のお父さん・・・☆

子供の頃、聞かされた「あのひと言」がトラウマになることもなく?

私、たちが大好きですよ!(笑)

今夜は、夫と熱々のたち汁をハフハフ言いながらいただきます。

もちろん、お父さんからもらった「津軽塗のお箸」も大事に使っているよ(^^)/

だけど・・・強烈だったなぁ・・・たちがサルの脳みそだなんて・・・(笑)

お父さんのブラックジョーク?には降参だよ。

こうして「たちにまつわる強烈な思い出」は、

今もしっかり娘の記憶に残っています・・・(^^)/

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コメント

  1. ジェリー より:

    “たち”..?? あっ!マシューさん「太刀魚の鍋」が好きなんだ~
    なんて思ってしまいましたよ。

    “たち”という名は初めて聞きました..”たらの白子”だったのですね?
    北海道の”たち汁”はポカポカで、とても美味しそうですね!

    • ともに白髪の生えるまで より:

      ジェリーさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      北海道独特のものなんでしょうか?
      たち汁は見た目はなんですが、
      柔らかな食感と味も美味しいんですよー!
      寒い冬には一番ですね(笑)
      これにお酒でも付けば最高なんですが・・・(^_^;)

      ジェリーさん、こんにちは。アンです(*^-^*)
      いつもコメントありがとうございます。
      たちが出まわる季節になると
      必ず思い出す父とのエピソードを綴りました。
      ワルイ冗談でしたね~(笑)
      近所のサルキチの??と信じてしまいましたもの(^^;)
      たちはクリーミーで汁の中に「いい出汁」が出て
      ホントに寒い日にはピッタリ!
      あ!また食べたくなってきちゃった!(笑)

  2. BEBE より:

    我が家の父による、食べ物ブラックジョークは、アボガドでした。
    55年前、初めてのアメリカで見た、異様な醜い黒い物体?
    半分に切って、スライスして、いったい、これは、果物なのか?野菜なのか?味はどうなのか?と9歳の私と6歳の妹は興味津々!さて、口に入れたその時、父が一言、
    『これは、緑のうんこだぞ~アメリカ人はうんこ植物を食べるんだぞ~』
    思わず、吐き出しました。味も、香りも、何にもないしね~でも、食感が・・・・
    妹は泣き出すし、大騒ぎ!その後、父は、大笑いしながら平謝り。
    『わさび醤油を付けると、マグロみたいにおいしいんだぞ~』と教えてくれて、
    何とか、アボガド食べられました。本当に、お父さんって…冗談もほどほどにしていただきたいですよね。そのあとの、トラウマが・・・ね~

    • ともに白髪の生えるまで より:

      BEBEさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      とかく大人って軽いジョークで子供をからかって喜ぶんでしょうけど、
      この類のたとえは子供はまともに受け取りますから
      アンはショックだったでしょう(^^;)

      BEBEさん、こんばんは。アンです(*^-^*)
      父の悪い冗談?は今なら笑えますが
      当時は5歳くらいのピュアな女の子でしたから
      まともに受け取ってしまいました(笑)
      サルキチ、とうとうコロサレタのか?と大泣きしたことも覚えています(^^;)
      いやはや、わが父親、ホントにワルイ大人でございました(笑)
      でも、いい思い出?作ってくれましたよ(^_^;)
      BEBEさんのお父さんも楽しい方ですね!拍手!(笑)
      トラウマ話、思わず大笑いしてしまいましたよ(笑)

  3. ジェリー より:

    うふっ..アンさんのお父様のお話し、
    もう~インパクトあり過ぎです。

    そう、映画インディージョーンズのマハラジャの宴会シーン..
    メインディッシュがお猿さんの ”脳みその活造り” だったのを
    思い出しました。

    かわいいサルキチの脳みそを食べちゃうなんて可哀想..
    小さなアンちゃん、それはそれはビックリしたでしょうね!
    きっとアンさんの祖母様にあちらでバシッと怒られてますよ~
     \(^.^)/

    • ともに白髪の生えるまで より:

      ジェリーさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
      猿の脳みそなんて見たことないんですけど、
      たちの見た目がまさに想像させますよねー(笑)
      父親も父親ですがアンも子供に同じこと言ってたような・・・(笑)

      キャーーー!サルの脳みその活き造りですかーーー?
      まだピクピク?してるのかな?(^_^;)
      わが父親のブラックジョークはホントに強烈!
      おー!猛烈!
      生涯忘れることはないでしょうね(笑)
      という私も子供に言ってしまったダメ母です(^_^;)
      ちと反省のアンでありますが、
      子供はマシュウに似て?図太い性格なので、
      たちをそりゃ美味しそうに食べていましたっけ(笑)