夫のマシュウです。
先日、妻アンの父親が緊急入院しました(-_-;)
認知症のため、ここ7年ほどグループホームのお世話になっているのですが、
今年の正月以降、持病も徐々に悪化して、さらに、新たに、内臓に腫瘍もあることがわかっていました。
約2週間おきにご機嫌伺いに私たち夫婦が訪問した時も、ソファに横になっていて、
声を掛けるとテレビを観ていたんだとは言うのですが、覇気がありません。
88歳を超え、徐々に老衰していくのはやむを得ないのですが、
そんな様子を見守る妻アンも「そろそろ、危ないかもしれないね」とつぶやいていました。
様子が変?
妻が父親の好物のチョコレートを持って一人でグループホームを訪ねた時でした。
「食べたいって言ってたから、一緒にチョコっと、食べてすぐ帰るから」と
おばさんギャグを飛ばしながら出かけて行きました。
父親は、珍しく定位置のソファにはいなかったようです💦
ヘルパーさんの話では、朝から自室のベッドで寝ていると言います。
そこには元気なく横たわっている父親の姿があったそうです。
ヘルパーさんも異変を感じ、血圧を測っていたらしく、70-40💦
目線も定まらず、いつもとは明らかに違う様子!
責任者の判断で、即、病院へ行くことになりました💦
緊急入院!
病院へは、妻もそのまま同行!
早速の受診、検査! 二本の点滴を受けることになりました。
何とか容態も落ち着いたので、夜9時頃になって妻もようやく帰宅。
血圧も最高で100台を回復したそうです。
最悪を心配しましたが、底を脱したようですし、
お陰といっては何ですが、妻も、今日一日、父親との時間をたくさんとれたようです(^^)
グループホームにいる時の父親がまだ元気な頃は、妻に向かって「家へ帰してくれ!お前にだまされた!」と言うことが多く、妻もそのような言動に耐えられず、訪問する間隔をあけて、行く回数を減らしていました。
「会いたいけれど、会うのが辛い」・・・これが妻の本音でした😭
(入所当時は、ほぼ毎日、時間の許す限り面会に行っていましたが・・・)
緊急入院後、妻は毎日、病院通いです。
一日の大半を父親と過ごす時間を持ちました。
父親も「自分の寿命」を感じたのか、昔のことを懐かしがって話していたようです。
妻が帰宅後、私に話してくれました。
相変わらず、甘いものが好きで、あれが食べたい、これも食べたいと、お菓子の名前をあげるそうです(笑)
私「持って行ってやったら?」
「もう持病のことなんか言ってられない、好きなものを食べてもらったら?」
「今、最後の親孝行する時じゃないの?」
「別れの時間が持てることは幸せなことなんじゃないか?」と言葉を掛けました。
それでも、妻の落ち込みは大きく、病院から帰宅すると、泣く毎日・・・
しかし、それから2~3日後だったでしょうか。
さっぱりした顔で妻いわく、
「私、もう、吹っ切れたよ!ジタバタしても始まらないし、覚悟は出来たから大丈夫!」
と、すでに契約している葬儀会社の書類を持ち出して、諸々を確認しています(@_@)
いや~、準備?がいい!(笑)←ちと不謹。ごめんなさい🙇
え!まさか!奇跡の回復?
その後、点滴で息を吹き返し?血圧もいつもの数値まで回復すると、食欲も戻りました。
一度の食事に1時間以上かかりますが、がんばっています。
好物の「かすべの煮つけ」が食べたいと何度も言うので、私が買いに行きました(笑)
しばし「この親子の時間が続きますように・・・」と祈ったものです☆
入院5日目、退院OK!
主治医から「一日も早く、グループホームでの日常生活に戻るのが最善」
「食事も何とか摂れていますから、大丈夫でしょう」と
退院を告げられた妻アンは驚きましたが、
入院中、ここがどこなのか?わからなくなり「混乱する父親」を見て、
ますます認知症が悪化するのでは?と心配していたのでした。
父親は「マイホームに帰れるー!」と雄叫びをあげたそうです(笑)
今や、グループホームが「我が家」だと認識する妻の父親。
正直、可哀そうに思います😢
妻は「入院中の父親の様子」にこんな感想をもらしました。
「看護師さんや、介助の方が常に声を掛けて、会話をするので元気を取り戻した感じ」
「やっぱり、会話が大事だとわかったわー!」
「グループホームだと、介護職員の方は重い症状の人にどうしても掛かり切りな面があり
なかなか一人一人と充分な会話を交わすことが難しいし、何といっても忙しいのね」
「正直、人手不足だと感じることも多いし、ホントは介護職員がもう少し増えるといいんだけどね」
そして!
「どこにいても、人間、会話がないとダメなんだわ」「会話がとっても大事なの」
妻の話にうなずきながら、私も納得!
「会話が元気のもと」なんです!!
これからは、もっと、妻の父親と会話するために、頻繁にグループホームを訪問して
「親孝行しよう!!」と、今回の父親の入院から学んだところです(^^)/