退職後の自己啓発のすすめ~ファイナンシャルプランナー講座を受講した

夫のマシュウです。

1年前、退職後、間もなくのころ、ハローワークで雇用保険受給の手続きをした際、

再就職支援制度として、公共職業訓練や教育訓練給付制度(一般教育訓練)の存在を知りました。

再就職の希望はありませんでしたが、

退職後のやりたいことの一つに、ホームページを作りたいと思っていたので、プログラミングの基礎を学べるかなと思って、冷やかしではなく真面目に、訓練コースを調べたのですが、

あいにく高齢者向けの訓練コースはなく、あえなく断念・・・

自己啓発への道のり

そうこうしているうちに、「シニアライフカウンセラー養成講座」という、

シニアがこれからの生活で抱える問題解決のためのセミナーに参加。

そこで出会った講師の方が、ファイナンシャルプランナーでした。

老後の年金から相続の問題まで、とかく老後に切実となる「お金にまつわる問題」を、

いろいろ関わる法律などの知識をもとに説明される姿に、自分がいま勉強するのは、

このことだ・・・

資格取得はとにかくとして、自己啓発のため「ファイナンシャルプランナー」の通信教育を受講しようと決めました。

退職して1年経っていなかったので、雇用保険の教育訓練給付制度の対象となるじゃありませんか。

受講料は6万5千円と高かったのですが、修了すれば、受講料の20%に相当する金額が戻ってくるから、財布を握る妻の理解も得やすいし・・・??

妻は「退職して何もしないんじゃないかと心配してたよ!いいんじゃない!やったら!」と快く?了解してくれて、一歩踏み出すことができました(笑)

「ファイナンシャルプランナー講座」を受講した

早速申し込むと、テキストが6冊も届きました。

教育訓練給付を受けるには条件があります。

通信教育の標準学習期間は6カ月なのです。

ひと月にテキスト1冊勉強して、「添削問題」を仕上げて、さらに修了試験である

「提案書課題」を提出して、晴れて修了となります。

大丈夫かな・・・??

不安に思いつつ、昨年の10月から開始しました。

ファイナンシャルプランナーの知識や資格の取得は、就職の際の有利な面もありますが、

私の場合は、年金、保険、医療費、相続、贈与などお金の問題がこれからの暮らしや

人生においてより身近な問題であり、その仕組みや内容がよく理解できていなかった事を痛感しました。

この講座は、

1.ライフプランニングと資金計画

自分や家族の人生設計に必要な資金計画を学びます。教育資金、住宅ローン、社会保険制度や年金の知識などに関することです。

2.リスク管理

生活においてリスクは避けて通れません。病気、介護や死亡のほか、損害などのリスクに対する保険制度や税務などの知識に関することです。

3.タックスプランニング

所得や資産などに対する課税の仕組みや控除の制度などの知識に関することです。

4.不動産

マイホームの購入など、生涯における一番大きな買い物と言われる不動産の取引に関する権利や法律、税務などの知識に関することです。

5.相続・事業継承

親族間の大きな問題であるにもかかわらず、あまり触れない相続や贈与に関する手続きや

税金などの知識に関することです。

6.金融資産運用

低金利時代の今日、投資が資産を増やす方法だといわれていますが、投資リスクがあるのも事実です。様々な金融商品の特徴を知り、投資リスクを考えながら効果的に運用する際の知識に関することです。

これらの分野の学習になるのですが、講座は「2級ファイナンシャルプランナー技能士」の資格取得に向けた力を身につけることを目標にしています。

資格を取得できるかどうかは別にして、内容は、身近な問題を扱っているのですね・・・

ということで・・・

最初は順調にこなしていきましたが、年が明けて、若干怠け癖が出て、添削問題が遅れ気味になったその矢先に、両親が入院するという事態になり、さらにスケジュール管理がずれ始め、このままではまずいぞ!!!

4月になると、尻に火がついてピッチを上げ、課題提出に取り組み、何とか修了することができました。ホッ・・・(^^);

6カ月間という期間に何が起きるかわからないので、余裕を持ったスケジュール管理の大切さを痛感しました。

標準学習期間ギリギリでしたが、5月に入って、「教育訓練修了証明書」をもらうことができました。

めでたし!めでたし!

ハローワークへの申請

いよいよ、ハローワークへの申請です。これは、直接ハローワークに行って手続きをしなくてはなりません

必要な申請書類は、

1.通信教育を受けた会社から送られてきた書類です。

①教育訓練給付金支給申請書

②教育訓練修了証明書

③領収書(クレジットカード利用の場合は「クレジット契約証明書」)

2.自分で用意する書類です。

①自分および現住所を確認する書類

運転免許証、国民健康保険被保険者証、住民票、印鑑証明書、雇用保険受給資格者証、

マイナンバーカードのうちいずれか一つ

②個人番号(マイナンバー)確認書類

マイナンバーカード、通知カード、マイナンバーの記載のある住民票の写しのいづれか一つ

③雇用保険被保険者証

退職した人は、雇用保険受給資格者証でも可

④本人名義の払渡希望金融機関の通帳またはキャッシュカード

以上の書類をそろえる必要があります。

一番下が、「修了証明書」  一番上の「教育訓練給付金支給申請書」に必要事項を記入します

申請したときに担当の方から、手続き上、支給決定の通知には数日かかるといわれましたが、実際には申請日の日付けで交付していただきました。

よかった!支給率20%の金額が振り込まれてた!

あとは、資格取得のために、受験するかどうかですが、まだまだ実力不足です。

これから過去問題や予想問題をこなさなくてはなりません。

いつの日か、ファイナンシャルプランナーの資格取得を夢見て・・・☆

退職者の「一般教育訓練に関する教育訓練給付制度」について

1.対象者

雇用保険に加入している期間が3年以上であった退職者や離職者で、離職の日から受講開始日までの期間が1年以内であれば給付金支給の対象となります。

2.支給対象講座

受講を希望する講座が、一般教育訓練給付制度の厚生労働大臣の指定を受けていることが条件となります。通信教育であれば教育機関でも確認できますが、ハローワークに問い合わせるとよいでしょう。

3.支給の条件

受講講座を修了したことを証明する「修了証明書」が必要となります。

4.支給額

その講座受講のために、受講者本人が教育機関に支払った教育訓練経費の20%に相当する額となります。ただし、支給額は10万円が上限で、4千円を超えない場合は支給されません。

5.支給申請箇所

原則、離職時に失業保険の手続きをした住所地のハローワークとなります。

6.支給申請手続きの期限

受講終了日の翌日から起算して、1カ月以内となります。

以上のような条件がありますが、退職後も自己啓発にこのような制度を利用してはいかがでしょうか。

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