夫のマシュウです。
春を待つ気持ちのように、
少し明るい兆しが見えた?東京の新型コロナの新規感染者数ですが、
減少傾向が鈍っているのが気になるところ。
今や、焦点は「緊急事態宣言をいつ解除するか」に移ってきているようにも見えます。
ここ札幌も、緊急事態宣言こそ出ていませんが、
同じ期間を『集中対策期間』として都市間の移動自粛や、
市内であっても「不要不急の外出」を控えるよう求められています😞
我が家でも極力、外出自粛を続けてきましたが、
ここで損得勘定で動かざるを得ない事態が発生!!
ちょっと大げさが過ぎましたが(笑)、
年初に買った「シネマ歌舞伎」の3枚セットのムービーチケットがあと1枚残っていました。
今回が使い切るラストチャンス!流してしまってはもったいない!
ここは万難を排して行かなくちゃ!💦
今年度の締めくくりの「シネマ歌舞伎」は、
2月19日から1週間だけ上映される「阿古屋(あこや)」
平成27年10月に歌舞伎座で公演された名舞台が観られるのです。
ストーリーは、
源平合戦の壇ノ浦の戦いで平家が滅亡したあと、
源氏方の重忠と、岩永左衛門の二人が、
頼朝の命を狙った「平家の武将・景清(かげきよ)」の行方を追うなかでの話。
場所は、行方詮議のため問注所(鎌倉時代の裁判所?)・・・
景清の恋人で「遊女の阿古屋に景清の居場所を問い詰める」のですが、
拷問で無理やり聞き出すのではなく、
阿古屋が嘘をついていないか「琴、三味線、胡弓」を使って三曲を演奏させることで、
「心に偽りがあればその音色に乱れが出るはず」という目論見です。
さて、その結末は・・・?
主役の阿古屋を演ずるのは「坂東玉三郎」さん
先日終わったばかりのNHK大河ドラマの『麒麟がくる』では正親町天皇役!
気品を醸し出しながらも圧倒的な存在感を残してくれました。
さて、歌舞伎の「阿古屋」は、
舞台上で実際に「3種類の楽器を演奏する技術」が求められます。
この三曲を演奏できることが「阿古屋」を演ずる条件でもあり、
女方にとって「最も難しい屈指の大役」だということです。
平成では玉三郎さんだけができるといわれてきた役ですが、
数年前のテレビで玉三郎さんが、中村梅枝さんと中村児太郎さんの二人に
阿古屋を演ずることを継承された・・・ということで話題にもなったように記憶しています。
令和の時代では若い二人が活躍することでしょう。
そのような話題の舞台でしたから、玉三郎さんの至芸に触れる絶好の機会でした。
誰にでもできる役ではないという、まさに阿古屋が乗り移ったかのような
妖艶な色気と演奏の技が見どころ!
上映時間は約1時間30分。
今回はいつものシネマ歌舞伎とはちょっと違って、
玉三郎さんが楽屋裏を含めて「裏方さんの仕事」にスポットを当てて、
大道具・小道具、衣装、照明など多くの人がかかわって
歌舞伎の舞台が作られていることを紹介しています。
今はまさに、新型コロナ禍で歌舞伎界も大変な影響を受けていて、
多くの関係者の生活が懸かっていることに想いを馳せざるを得ません。
裏方の努力があって、表の華やかな世界が一層輝くというもの。
そんなことを思いながら、
玉三郎さんの艶やかな振る舞いと、素晴らしい演奏に時間が経つのも忘れて見入った、
いえ、聴き入った貴重な時間となりました(^^)
さて、映画館を出ると、まだお昼前・・・
いつもは外食する楽しみもあるのですが、今日は、自粛要請に従う私たち・・・
すぐに帰りの電車に乗り込み、スーパーでお寿司を買って「宅食」です。
パックから出して、重箱に並べ、雰囲気だけはいっちょ前!(笑)
妻アン、やってくれるね~!(笑)
今は歌舞伎座に行くことは出来ませんが、
幕間の食事のていで、今日の演目「阿古屋」の余韻に浸りながらいただきました(^^)
コメント
おはようございます!ジェリーです。
北海道の感染者数はだいぶ落ち着いて来てますね。
ジェリーもニュース見る度に嬉しく思ってます。
シネマ歌舞伎は楽しかったですか?
こんな状況下なればこそたまの息抜きも大切ですね!
ジェリーさん、コメントありがとうございます。マシュウです。
北海道の感染者数も下げ止まり感もありますが、
早く沈静化してジェリーさんが春の札幌に来られる日をお待ちしたいですねー(笑)
ジェリーさん、こんにちは。アンです(*^-^*)
毎日、コロナ関連のニュースが気になりますね。
減る一方だといいのですが、私の周囲では
みなさんかなり自粛されています。
シネマ歌舞伎、玉三郎さんが本当にステキでしたよ♪
3種の楽器を極めるって並大抵なことじゃないですし、
ただただその努力に感服するばかり!
いつか歌舞伎座で観たいです(^^♪