夫のマシュウです。
コロナ禍の影響で、
遠い田舎の老人ホーム(特養)で暮らす私の母親になかなか面会が叶いません(^_^;)
しかし、
定期的に送られて来る「施設からのおたより」で、その様子を伺い知ることができます。
地元の小さなスーパーの請求書を見ると、今月はどんなものを買ったのかな?
美容代の請求書で、髪を切ったことを知り・・・元気でいてくれることに安堵しています。
そんな母親も・・・
私たちが結婚した頃は、背が高く、しかも肉付きも良かったので(俗にいうおデブちゃん)
小柄な妻が、ずいぶんミニサイズに見えました(笑)
しかし年を経るごとに、あの体格の良さはどこへ?
今では妻の背丈が母親を上回りました(笑)
腰や膝が悪かったので縮んでしまった母親です。
「おばあちゃんさ~、私より背が小さくなっちゃって可愛いの。
思わず、頭をなでなでしたくなるわ~」と、コロナ禍以前、面会に行っていた時に、
別れ際「また来るからね」とおふくろの頭をよく触っていましたっけ(笑)
そういえば・・・
と、妻が思い出したように話し始めます。
「昔、和ダンスの中を見せてくれたとき、なんて言ったと思う?」
「(イヤな顔しながら)あんたは小さいから、私の着物あげられないものね」・・・だって。
「失礼しちゃうよ~。まったく~。だけどホントの事だから、しゃあないね~」(笑)
「今どき、着物なんかほとんど着ないんだし(注:あくまで個人の意見です)
しかも、おじいちゃんのタバコの臭いが染みついていそうだから、
あげるよ・・といわれても困っちゃうよ」(笑)
どうやら母親は、妻におさがり、いや形見?として譲りたかったようです(^^)/
もう一人の嫁は・・・
私の弟の嫁さんも、妻アンよりは大きいのですが、それでも小柄!
いつだったか忘れましたが、母親の「ボヤキ」を聞いたことがあります。
「家の嫁さん二人とも小さいから、大柄な私が倒れたら、おそらく
世話はできないだろうね~。あ~あ、まったく役立たずだわ~」
ヒエーーーー!!!
「母さん、な、なんてこと言うの?」(^_^;)
お宝がもったいない?
今や、空き家となっている実家ですが、下駄箱には母親の「お宝」が眠っているらしい(笑)
その昔、大枚、はたいて買ったという上質の革靴(パンプス)が何足か眠っているとか・・・
それも一度か二度、足を通したきり、新品同様だと言い張ります。
母親の靴のサイズは24センチ。
かたや、妻は22センチほど。
アハハ!こりゃ、お下がりという訳にはいきませんよね。
ところが!
我が母親「もう、うちの嫁さんたら、足が小さくて困るね~。せっかくのいい靴が
もったいないわ!」と大憤慨!!
もう!母さんたら・・・(^_^;)
だけど、何十年も下駄箱の中で鎮座している靴だもん。
(立派な)カビでも生えていることでしょうよ(笑)
母親は、時々、ふっと思い出しては
「家に行ったら、冬のブーツだって、コートだって、いいモノ?あるんだよ」
「あんたにあげたいけどさ、歩けないから行けないし、おまけにあんたはチビッ子だからね」
「あーあ、もったいないわー!」と電話口で妻アンにこぼしますが・・・
「おばあちゃん、ごめんね~。もう少し、背も足も大きかったらよかったんだけど
こればっかりは、どうしようもないものね~」
と、うまーく?その場をおさめてしまう妻アンでありました(笑)
え?私?そりゃもう、ハラハラ、ドキドキですよ。
母親と嫁の間に立っているんですからね・・・・汗かいてます!(笑)