末期状態の叔母が復活!?

夫のマシュウです。

道南の田舎町の病院に入院している「妻の叔母」のその後です。

5月末の一時帰宅も束の間、わずか一週間で再入院を余儀なくされた叔母ですが、

時間があればリハビリに励んでいるようです。

ちょうどひと月ほど前

主治医の先生から病状の説明がありました。

お腹のジストは切除できたというものの、その後再発が確認され、

それがものすごい勢いで大きくなってるといいます。

しかも胃に見つかったしこりは胃がんだと判明。

すでに、ジストも胃がんも薬や手術による積極治療は難しいと言われ、

このままの点滴治療を続けることになりました。

幸い食事制限がなくなったということで、食べたいものを口にすることはできるといいます。

妻「いつまで持ちこたえてくれるだろうか?」

主治医からは、いい話が聞けなかったのでちょっと弱気な妻。

それ以来

妻は叔母の容態の変化を気遣いながらも、

具合が悪くなってるのが怖くて電話できずにいました。

できるのは、絵葉書や孫っ娘の写真を送って励ますことぐらい。

スマホアプリの<みてね>にアップされた孫っ娘の写真を見ては、

「パパ、この写真プリントしてね!」

10枚ほど選んでプリントしていると、家電が鳴り響きました。

誰?

ディスプレイには病院の電話番号が表示されます。

電話番号を確認すると、ある意味、覚悟を決めながら受話器をとる妻です。

受話器の向こうから聞こえてくる声は張りがあります。

妻「あら?○○ちゃん?(叔母の名前)」

点滴棒を支えながら、公衆電話ボックスまで来て電話をかけているのがわかります。

叔母は、

「しゃっこい(冷たい)水が飲みたいんだけど・・・」

妻「こちらから送るかい?」

いや、売店で買いたいんだけど、手元に小銭がなくなってきたといいます。

リンゴが食べたい、トマトも食べたいとも言います。

そして、先に会ったときに渡してあった孫っ娘のアルバムを見てるんでしょうか。

叔母「○○ちゃん、カワイイねー!」

少しは元気つけられたのでしょうか。

いつになく、張りがあって明るい声だったようです。

さらに電話では・・・

家に帰りたい気持ちがあるけれど、周りに迷惑をかけるからと、

気持ちを抑えているようだといいます。

先生に聞いて、外泊できるかどうか相談しては?と妻が言います。

前回、主治医の説明があったとき、土日は点滴を外すので外泊も可能だ

ということを聞いていました。

そのとき、私たちも2,3日であれば付き添って介護できるんだけどと思っていたのです。

もしもまた、家に帰りたい気持ちがあって、先生のOKが出るようなら、私たちの出番かな?

そのときの準備をしておかなくては・・・

電話を切り終わると・・・

妻「声の張り具合から察するに、調子が良さそうだよ」

「まだまだ頑張れるわ!」

がぜん、妻の”やる気スイッチ”が入ります。

妻は、スーパーに行ってリンゴもトマトも買って来るといいます。

帰って来た妻の手には・・・

リンゴやフルーツトマト、ジュース、お菓子、ゼリーなど持っています。

それを、箱にせっせと詰め込んで宅配便の集荷の手配も済ませます。

もちろん、最新の孫っ娘の写真も同梱ね!

今日送れば明日には着くでしょ!

そうだ!

今日の電話の様子を、本州に住む叔父(叔母の弟)に教えてあげよう!

励ましの電話をかけたいと言ってたので、今がそのタイミングだと・・・(^^)

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