久し振りに聞く母親の声

夫のマシュウです。

先日、母親が暮らす田舎の特別養護老人ホーム(特養)の方から電話連絡をいただきました。

その内容というのが、

母親が毎週決まった日にやってくるの移動販売車からパンを買うことを楽しみにしているといいます。

そのパンを買うお金を預かって頂いているのですが「残金が少なくなってきた」とのこと。

妻「おばあちゃん、楽しみに毎週パンを買ってるんだね」

妻の目論見だと、預けていたお金がそろそろ尽きる頃だと思っていたといいます。

連絡を受けて早速送る手配をした妻。

妻「おばあちゃんは甘いもの好きだからね、久しぶりにお菓子も送ってあげよう!」

スーパーに買い出しに向かった妻。

いろいろと見つくろって買ってきて箱に詰めてゆうパックで送ります。

数日後

特養の担当者さんから電話が入り、荷物が届いたので母親に渡したところ

お礼の電話をしたいということでした。

携帯電話には慣れない母親です。

職員さんにこうやって話してと教えを受けているよう

私「もしもし、○○(私の名前)だよ!」

母親「もしもし、○○?ああ、お兄ちゃんかい?」(笑)

私「そう、おにいちゃん!」(笑)

「元気だった?ご飯食べてるかい?」

母親「食べてるべさ」

私「荷物ついたかい?」

母親「知らないよ!」

え!!

そばで、担当者さんが着いてる、着いてるでしょと言う声が聞こえます(笑)

とぼけてるんだか、ボケてるんだか?

私「最近、暑くなったけど、大丈夫?」

母親「暑そうだねー。ここは快適だわ・・・」

私「母さん(妻アン)に代わるねー」

話題に途切れた私は、早々に妻に電話を代わります(^^ゞ

妻に電話を代わると

母親は私には多くを語らないのに妻には「心情を吐露」するようです。

妻に「父さんを入れるお墓を作りたいんだよねー」

妻「父さんは札幌の霊園に納めたよ。だからお墓はいらないの。心配しなくてもいいからね」

母親「えー、知らなかったよー」

ひぇーーーーー!💦

お墓は作らないって言ってたのに、頭の中はお墓のことを考えていたんだろうか?

母親「わたし、もう家に帰りたいんだよねー」

「家でやりたいことあるので、ここを出たいんだけど、そうもできないし」

外にも出ることができないストレスを抱えている気持ちが伝わります。

個室なので部屋の中は一人っきりでテレビだけが楽しみ!

ロビーにも気心知れた人がいないので会話の相手がいないし・・・

昔の大部屋が良かった?

妻「やっぱり、話し相手がいないとダメなんだわ」

覚悟して入ることができた老人施設ではあるけれど、

「閉じ込められてる気持ち」が強くなっている様子・・・

妻「パパ、それでも、おばあちゃんはえらいわ!反乱起こさないもの」

老人施設に馴染めないと暴れて退去させられる老人がいることは知ってました。

反乱起こされると、それはそれで子供としても大変なことなんですが、

我慢してるのがよくわかります。

家で暮らせなくなったら老人施設に行こうか?とはいうものの、

これまでの義父や父親、母親の姿を見るにつけ、どこで最後を迎えるのがいいのか?

考えさせられます💦

そして

会話のあちこちで、話しのかみ合わないこともままあります。

93歳にもなるので、年相応にボケてきた?

仕方ないか・・・

まだお兄ちゃん、○○(妻の名前)さんと認識できてることで良しとしなければ・・・

暑さも落ち着くお盆明けに会いに行って来ようか?

短い時間の面会だけどいっぱいおしゃべりして、いっぱい笑かせて来よう!

まだまだ元気でいてもらって、いつかひ孫の姿を見て欲しいもの!

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