夫のマシュウです。
今年は「歌舞伎」にハマった1年でした(^^)/
そもそも、それほど興味のなかった私が昨年11月、
札幌での松竹大歌舞伎公演で「中村獅童」の病気復帰公演「義経千本桜」を
間近で観たことがきっかけでした。
今春、3月には初めて東京の「歌舞伎座」にも行きました。
といっても公演を観たのではなく、地下売店で買い物をして、その後、妻アンに誘われ?
歌舞伎座タワー5Fにある日本茶カフェでティータイムを楽しんだだけですが・・・(^^)/
いつかはここで実際の公演を観てみたいという想いが強くなりました。
妻アンは歌舞伎好きで、特に市川海老蔵ファン!
一人で東京まで舞台を観に行ったことが伏線としてありました。
その「感動」を熱く語るのを聞いて、いつしか私も興味を持つようになっていました(^^)/
そしてテレビでも、歌舞伎の特集が放送されると観たり、NHKEテレの歌舞伎入門で
解説をした中村獅童にも好感を持ったこともあります。
いつしか、月イチ歌舞伎という「シネマ歌舞伎」にも通うようになっていました。
「シネマ歌舞伎」も、当初は、観たい演目だけ選んで行けばいいね♪くらいに軽く考えていたのですが、3回観てしまうと、今年の残り3回分も全部観ちゃおうか?ということになって、さらにハマることになってしまったのです(^^)/
野田版・鼠小僧
そして今年最後のシネマ歌舞伎は、12月29日~1月4日まで上映の「野田版 鼠小僧」
これは「野田秀樹」さんの作・演出で、平成15年8月に歌舞伎座で公演された舞台です。
主役は「中村勘三郎」さん!
開幕早々、見世物小屋の演目「鼠小僧」の主役の鼠小僧で格好良く登場します。
そこから出ずっぱりです。
見世物小屋の向かいに構える棺桶屋の三太(中村勘三郎さん)が、急死した兄の遺言状に書かれた遺産を目当てに一計を案じ、兄の家に忍び込むために棺桶に入って・・・
ところが棺桶は間違って嫁入り先の家に・・・
蔵の番人に見つかった三太はとっさに芝居で見おぼえた鼠小僧になりすまし、
千両箱を持って逃げるのですが・・・
遂に捕らわれ、お白州の場へ連れ出され・・・
そこに、鼠小僧に人気を奪われ面白くない江戸町奉行「大岡越前守忠相」(坂東三津五郎さん)がからんで・・・
という筋書ですが、中村獅童さん演じる「三太の兄の幽霊」も出て、
いささかドタバタ風の「笑いあり、涙あり」の舞台でした(^^)
伝統的な歌舞伎とは一味違った、野田秀樹さんの演出が、
観る者を1秒たりとも気を抜かさず、ダジャレで笑わせるセリフの連射が息もつかせないほど笑いを巻き起こすなど、異彩を放っています!
とにかく面白い!!(笑)
懐かしい面々
平成15年の舞台ですので、今から15年前・・・皆さん、お若い!!(笑)
中村勘三郎さんも、お元気でバイタリティのある時で、
顔から汗を拭きだしながらも熱演が光ります☆
目明し清吉役の勘九郎さんも、おしな役の七之助さんも若いんです!
坂東三津五郎さんも十代目を襲名して2年後くらいですから、アブラがのってます☆
中村獅童さんも、やんちゃそうな感じです!
鬼籍に入られた方の「在りし日の懐かしい姿」と、今は第一線を担っている方の若かりしころのバイタリティ溢れる演技を目にすると、年月の移り変わりを感じざるを得ません。
シアターは満員?
上映前のロビーは多くの人でにぎわっていました。
冬休みが始まったばかりの土曜日だし、若い人でいっぱいだな~と思いきや、
私たちシニアや、その先輩方も多く、朝早くから来て
多くの方がシネマ歌舞伎のシアターを目指して歩いているのです。
シネマ歌舞伎を鑑賞する人はどちらかというとマニア?が多いものですから、
いつもは、あまり客足が思わしくないのですが、この日は「初日」ということもあるのでしょうか。
今までにないお客さんの入りで、さすが野田秀樹さん演出の人気演目です!
実際の歌舞伎座の客席のように、お客さんの笑い声がシアター内に響きます。
ますます、シネマで、かぶきます~!
最近は、歌舞伎人気でなかなかチケットが手に入らないようです。
札幌公演もすぐに売り切れてしまいますし、抽選になったら、なかなか近くで
拝見することができません。
以前、夫婦で行った、市川海老蔵さんの「源氏物語」札幌公演も、S席でしたが
舞台からかなり遠く、役者さんの表情がいまひとつ、わかりにくかった思い出があります😢
その点「シネマ歌舞伎」は、スクリーンから役者さんの表情がよくわかります(^^)
いつか「歌舞伎座で生で観たい」と妻と語り合っています。
それに「平成中村座の公演」もね・・・☆
まあ、これは、新年の初夢?としてみることにしましょうか(笑)
「月に一度、歌舞伎が映画館にやってくる」にハマった1年・・・
来年も夫婦で、かぶくこと?を楽しみにしたいものです(笑)
みなさん、どうぞ良いお年を!!