夫のマシュウです。
先日、妻アンと、札幌シネマフロンティアで上映された、11月の月イチ歌舞伎
「ふるあめりかに袖はぬらさじ」を観てきました。
当日は、わずか1週間しかない上映期間の「初日」ということと、土曜日ということもあり
スクリーンは約160席ほどの小スクリーンですが、約半数の席が私たちのような中高年客で埋められていました。
歌舞伎ファンが結構多いことにびっくりしました(^^)/
坂東玉三郎さんファンが多いのでしょうか?豪華キャストの競演がお客を呼ぶのでしょうか?
「ふるあめりかに袖はぬらさじ」
原作は「有吉佐和子さん」の短編小説「亀遊(きゆう)の死」で、これを有吉さん自身が
戯曲化し「ふるあめりかに袖はぬらさじ」として文学座の舞台で初演したのが最初らしいです。
これを「坂東玉三郎さんが歌舞伎にアレンジした作品」です。
物語は、幕末の開港間もない横浜の遊郭「岩亀楼」が舞台。
そこに吉原から流れてきた病弱な花魁の「亀遊」が、通訳の「藤吉」と恋仲になるのですが、ある日アメリカ人のイルウスが「亀遊」を気に入り、見受けするという話から、
「藤吉」と別れるくらいならと、死を選んだ「亀遊」が、いつのまにか話が盛られて
外人嫌いの「攘夷女郎 亀勇」の自死としてまつりあげられ、死の真相を知る芸者の「お園」が周りに流されて、嘘にうそを重ねていってしまう・・・
出ずっぱりの舞台回しをする主演の「お園」を坂東玉三郎さんが演じ、花魁「亀遊」を中村七之助さん、「岩亀楼」の主人を中村勘三郎さん、「藤吉」を中村獅童さんが演じるなど豪華出演陣による休憩を入れても約3時間におよぶ超大作でした💦
坂東玉三郎さんのきっぷが良く妖艶な芸者姿、中村七之助さんの哀愁を帯びた姿にうっとり・・・物語の世界に引き込まれてしまいました♪
2007年の作品ですので、妻のお目当ての市川海老蔵さんの若いこと!(笑)
中村獅童さんもバリバリの演技!
画面を通して、元気なころの中村勘三郎さん、坂東三津五郎さんを観ることができました。
上映時間の長さを感じさせないほどの「お園」の圧倒的存在感で、
終演後の心地よい疲れの余韻を残して帰路につきました。
シネマ歌舞伎にハマりそう?
そもそも、映画館に足を運ぶことは、現役時代は忙しさにかまけて、ほとんどありませんでした。
退職してから、妻の提案で、これからは時間があるのだから話題の映画でも観にいこうということで、二人で「夫婦50割」を利用して、気軽に出かけるようになりました。
シネマ歌舞伎も、市川海老蔵ファンの妻の提案で、観始めたものです。
それまでの私は、歌舞伎は舞台全体を使った演技を観るものと思っていましたので、
映画は邪道では?と、うがっていました(^^)/
実際に札幌で歌舞伎の舞台が興行された時に、観に行きましたが、広い会場のせいか、
役者の表情が良く見えなかったのです。それで、ちょっとがっかりして帰ったことがありました(>_<)
そんな経緯があって、妻がしつこく誘うシネマ歌舞伎に重い腰をあげました。
実際に目にしたシネマ歌舞伎は、役者の表情がくっきりと分かり、いわばプロ野球を実際の球場で見るか、テレビで見るかの違いでした。
臨場感は実際の舞台の方が迫力がありますが、役者さんの表情はシネマ歌舞伎の方がよくわかるのです。
シネマ歌舞伎の良さを発見しました!
これから、もっとハマりそうです!
何回も観るなら、ムビチケを活用することですね!
ムビチケカードは、3枚セットで5,400円ですから、1回あたり1,800円です。
まともに2,100円のチケットを買うより、1回300円お得です。
たかが300円ですけど、2千円を切るか切らないかは心理的なハードルが違います。
そんなわけで私たちは、ムビチケを利用して通うようになりました。
「月イチ歌舞伎」シネマラリー
月イチ歌舞伎スタンプラリーがあることは知っていました。
上映スクリーンの入り口にスタンプが置いてあり、以前、妻とどうしようか話したことがありました。
その時の結論として、シネマ歌舞伎をそんなに多く観ることはないから、スタンプラリーに参加しなくてもいいんじゃない?ということになった経緯がありました。
しかし、歌舞伎にハマってしまった私たちは、ムビチケ3枚セットを2回も買うことになったんです♪
ということは、全部で6回鑑賞することに・・・
だったら、参加しておくべきだった!後悔先に立たず・・・
こんなに歌舞伎にハマるとは!!(笑)
今日のお昼はここ!
シネマ歌舞伎を鑑賞した後は、早速お昼ご飯♪
今回利用したのは、札幌シネマフロンティアから近いところにある、
パセオの地下「町のすし家 四季花まる」さんです。
妻が選んだのは、三食丼セット!
どうです?おいしそうでしょ!そうです美味しかったんです!
で、私が選んだのは、寿司&天そばセット!
二人ともにセットメニューに弱いんです(笑)
ところが、実際に出てきたものが外のディスプレイ写真で見たものと違ってたんです。
それで私は思わず、これって、間違いじゃないって、店員さんに言ってしまいました(^^)/
店員さん「日替わりなので、今日はこのメニューです!」って言われちゃいました。
確かに、テーブルの上にあるメニューには、持ってきていただいたものが写ってました。
でも、ディスプレイと、あまりの違いにびっくりぽん!
勘違いしたのは、私ですが・・・(>_<)
隣のご婦人3人グループも勘違いして注文していましたよ。
今日は、ちょっと、ガッカリして帰宅しました(+_+)