夫のマシュウです。
昨年の今頃のことですが、
ピョンチャンオリンピックで熱戦が繰り広げられ、日本人選手の活躍が報じられていた頃
実家では両親が、相次いで入院するという「緊急事態」に見舞われていました(>_<)
病院での検査、治療、入院と、目まぐるしい変化の中、
請求された「医療費」も「多額」に上りました💦
幸い、両親の年金やわずかな貯蓄を切り崩して、しのいできましたが、
昨年１年間の医療費は、実に「１００万円」を超えていました(*_*;
両親の医療費等の実績
両親の入院などに伴い、平成３０年の２月から１２月までに「窓口」で支払った
医療費の「自己負担額」を月ごとに並べると、以下のようになりました。
２月 ２８，７００円
３月 １０２，０００円
４月 ２０３，３００円
５月 １２６，１００円
６月 １７８，１００円
７月 ２８９，３００円
８月 ２８１，３００円
９月 １４６，９００円
１０月 ４１，８００円（特養入所）
１１月 ５６，７００円
１２月 ５８，０００円
「高額療養費」という還付制度
「後期高齢者医療制度」には「７５歳以上」の後期高齢者が「１カ月間（１日から末日まで）に支払った医療費」の「自己負担」が、定められた「限度額」を超えた場合、
超えた金額が「高額療養費」として支給される制度があります。
家計の負担を軽減する目的の制度で、個人が支払った医療費と、
同一月で同一世帯の人が支払った医療費が対象となります。
１カ月の自己負担限度額は「所得」に応じて限度額が設定されており、
超えた額が「高額療養費」として支給されます。
これには、現役並み所得者の負担限度額について、入院などが長期間に及び、
過去１２カ月に３回以上、世帯単位の高額療養費の支給対象になると、
４回目以降の場合の自己負担限度額が低くなる救済措置もあります。
ところで・・・
１年間に支払った医療費などの合計が「高額」になった場合の「救済制度」もあるのです。
「高額介護合算療養費」という制度
１年間に支払った医療費等が高額の場合の救済制度は「高額介護合算療養費」といいます。
この制度は、後期高齢者の個人が支払った医療費や介護保険が対象ではなくて、
「世帯単位」で支払った医療費や介護保険が対象となります。
繰り返しになりますが、
「高額療養費」が１カ月間に支払った医療費等の自己負担額を対象としていましたが、
「高額介護合算療養費」は１年間の医療費等の、
具体的には、同じ世帯の被保険者が、１年間に支払った医療費と介護保険のそれぞれの自己負担額の合計金額についてあらかじめ定められた限度額を超えた場合、
その超えた額が「後期高齢者医療制度」と「介護保険」から支給される制度です。
限度額は所得の区分によって決められており、所得の少ない世帯ほど低く設定されています。
パンフレットには、市町村窓口への申請が必要な旨記載してありました。
これって、自分から（私の場合は親族から）アクションを起こさなくてはいけないってこと？
手続きの方法
「市町村」への「申請」が必要ということで、平成３０年が終わったタイミングで聞いてみました。
担当者いわく「後期高齢者医療制度」と「介護保険」の自己負担実績については
市町村で把握しており、「該当者」には「別途通知」することになっていること、
そのお知らせは「毎年３月中旬」になること。
今年の３月に送るのは平成２９年分（平成２９年８月～平成３０年７月）だということでした。
平成２９年分は今年の３月中旬に申告書を送ることになるということです。
「落とし穴」に注意？
この「高額介護合算療養費」制度でいう１年間という「期間」は、
「毎年８月始まり」だということです💦
つまり、平成２９年８月１日から平成３０年７月３１日までが１年間の単位なのです。
私の両親の場合のように、平成３０年２月～１２月の期間中の医療費等は、
７月末日で足かけ２か年に分けられてしまうということです💦
もしも、２月から１２月までに１００万円医療費を支払ったとしても、
７月までに５０万円、８月から５０万円では、区分が「一般」の場合では支給がないということになってしまいます。
両親の場合はどうでしょうか？
入院前の医療費は、ほとんど外来で些少でしたので、まずは、入院生活がはじまった平成３０年２月から７月までの多額の医療費がどう判断されるか？
この通知は、３月ごろになるといいます。
特に、申請者側からの手続きではなく、高額療養費の支払い実績をもとに、市町村からお知らせが届くということで、私の方からアクションを起こすことはないということでした(^^)/
しばらく通知を待つことにします(^^)/