『義父の納骨』いつにする?

夫のマシュウです。

義父が他界して早いものでもう1年・・・いわゆる一周忌を迎えたことになります。

身近な人が亡くなると、遺された者にとっては直後からいろんな手続きが目白押しです。

一番最初は行政の手続きから始まります。

次に、遺された財産の処分関係の手続きが続きます。

悲しみに浸っているどころではないかもしれません。

そのため、慌ただしく葬儀が終わった後に、

大切な人を失った悲しみや空虚感が徐々に湧いてくるようです。

法要

特定の宗教で葬儀を行ったときは、その後の法要が目白押し。

法要は亡くなった人の冥福を祈り、その霊を慰めるために営まれる行事です。

かたや法要をとおして遺された者の悲しみを和らげる効果もあるのかもしれません。

例えば、仏式だと「初七日」以降、忌明けの「四十九日」までの追善法要や、

その後「一周忌」と年忌法要が続くようです。

古くから続く家柄だと、昔からのしきたりや親族の意向で厳格に宗教行事をこなさなければならないところではありましょうが、

幸い?北海道はそのようなしきたりや、しがらみがありません。

特に近年、私たちのような世代は「核家族化」と共にドライに割り切り、

親族が一堂に会するような面倒な法要は少なくなったような気がします。

一周忌を迎えて

義父の場合も、特定の宗教での葬儀を希望しなかったものですから、

私たちにとっては、親族に触れ回って儀式を執り行うということもないので

肩の荷も軽かったですし、追善法要しないで一周忌を迎えたわけです。

かといって、親を失った悲しみが消えるわけではなく、

故人の冥福を祈り、霊を慰めるという気持ちはいささかも失せるものではありません。

妻アンは私なんかよりはずっと信心深く、

遺影に向かって毎朝お水をあげて、手を合わせる勤行?は欠かさず行っています。

そして、月命日を毎月の区切りに妻と二人で、故人の思い出を語り、

ちょっぴり豪華な食事をすることにしています(^^)

それでも、時間を経ることで徐々に故人との思い出が薄れていくもので、

これもいわゆる「グリーフワーク」という、失った悲しみから立ち直るプロセスなのかなと思っています。

納骨はいつ?

義父は大人数いた兄弟の長男で、若い頃に住んでいた田舎にお墓を持っています。

義父が若い頃に音頭を取り兄弟がお金を出し合って、

一族の落ち着き先として建立したお墓です。

その田舎には義父の妹にあたる叔母が一人残っており、お墓の管理をしてくれています。

いよいよ、そこに義父が入る番が来ました。

そこで納骨をいつにするか?という問題が出てきます。

仏式であれば、一般的には「四十九日」に納骨式を執り行うとされているようですが、

これも決まりがあるわけではなく、喪が明ける「一周忌」や「三回忌」などのけじめとなるタイミングを選ぶのが多いようです。

結局は遺族が「気持ちに区切り」をつけたときが一番ということになるのでしょう(^^)/

義父はいつ?

義父の場合はどうでしょうか。

妻としては、まだ手元から離せないようです。

義父は、元気な頃は登山やスキーを趣味にしていました。

話を聞くと、現役時代は仕事から帰ると毎日でも近くの山に出かけていたということです。

義父が認知症を患ったことで、札幌に連れてきてグループホームに入ってからも

その当時の「リュックサック」を大事に持っていて、いろんな私物を詰め込んでは、

早く実家に帰りたいと言って暴動を起こすこと数回!💦

そのたびに妻はどれほど泣いたことでしょう。

死後に引き払ったグループホームから持ってきた父親愛用のリュックサック!

その中に詰まった遺品の整理に「まだ手が付けられない」と言います。

遺品の整理ができたときが、もしかすると納骨のタイミングなんだろうかと思っています。

私は裏方さんになって、

妻が安心して納骨できるよう、手続きなど事務的なことをサポートしていくつもり!

だから焦ることなんてないし、慌てることもないよ・・・と妻に言いました(^^)/

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